川端内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年9月3日

(平成22年9月3日(金) 10:04~10:13  於:文部科学省 記者会見室)

1.質疑応答

(問)昨日、NHKが改革を評価するということで、大相撲の秋場所を生中継することを決めましたが、大臣はこのNHKの方針と、それから今の相撲協会の改革の道筋について、どういうふうにお考えになっているかお聞かせください。
(答)放駒新理事長の下で、会長、副理事長、あるいは外部監査の補充を含めて、出足良く改革の方向を決めて実行に移されて、先月末には暴力団の排除宣言、そして、その部分のいろいろな取り決めも打ち出されたということで、その改革に向けての行動に関しては、私としても評価をしているところでございます。そういういろいろな状況の中で、NHKとして昨日会長から、中継を復活させるということは、そういうことをNHK御自身が御判断されることでありますけれども、そういうことを判断されたのかなというふうに思っております。その部分では、改革を一定程度評価していただいたことは、有り難いことだと思っています。ただ、言うまでもなく、正に先の名古屋場所を踏まえての改革のスタートを切ったばかりでありますので、そういうご評価をいただき、中継していただけるということは、協会にとっては良いことだと思いますけれども、それに甘えることなく、改めて責任を自覚して、なお一層の改革を進めていただきたいと思っております。
(問)秋場所が始まるまでに、他にこういったことも示してほしいというような、大臣のお考えになる条件は、具体的にはございますか。
(答)ガバナンスの独立のための委員会も含めて、外部の方がああいった検討をしていただいていることがいくつかありますので、それをできるだけスピーディーに結論を出していただくのと同時に、実行していただきたいということで、個々具体の中身に関して言うことではありません。
(問)代表選に関してなんですけれども、あまり菅さんと小沢さんの論争の中で、教育政策に関しては見えづらいというか、ほとんど見えてこないなというのが実感なんですけれども、一方で文科省としては、教員の数ですとか、質の方に強力に進めていかなければならないということで課題があると思うんですけれども、代表選に当たって、その二人の候補にどのような論争をしてほしいかという、特に教育の部分について、どのようなことを期待していらっしゃいますでしょうか。
(答)せっかくの代表選にお二人出られましたし、我総理になった時にはかくあらんということを議論されていることは、良いことだというふうに思いますが、どういうテーマでされるかは、それぞれの、私ちょっとシチュエーションがよくわからないんですが、質問に答える形も含めてあると思いますので、皆さんもそういうことであれば、お尋ねいただければ有り難いというふうに思いますし、私としては、今国民の喫緊の課題としては景気や雇用というのが議論にはなっておりますけれども、大きな意味での国の力としては、教育や科学技術というのが根底にあるし、世界中そこに大きな投資をするということ自体が、世界の常識だというふうに思っています。ある意味では、両方とも共通の認識をお持ちなので、あんまり論争になっていないのかもしれませんし、私が今までお二人と同じ党にいた部分で言えば、そんなに認識に違いがあるとは思っていません。
(問)予算の関係なんですけれども、今日の閣議等で政策コンテストの話は、出たのでしょうか。
(答)今日は何もありませんでした。
(問)代表選の関係に戻るんですが、正式に告示されて、両者が正式に政策も発表されたわけですけれども、それを踏まえて、現時点で大臣として、一政治家としてということですが、どちらを支持するのか、現時点で決まっているかどうかを教えてください。
(答)決まっておりません。決まっていないというのは、あまり日本語として正しくない。決めておりません。
(問)お決めになるポイントは何でしょうか。
(答)先ほど申し上げたように、民主党が国民のご支援をいただいて政権交代をして、それの代表選挙の時期が回って、やってくるわけですから、代表になった人は総理になれるという意味で、民主党の首相として、自分はこうあるということをお述べになりつつあるわけですから、私としてはその中身を判断したいということだけです。
(問)旧民社グループの判断というのが、票読みに大きく影響を与えると思うのですが、いかがでしょうか。
(答)ああ、そうなんですか。そう、たいしたもんでもないです。
(問)大臣は、そうしたグループの意見のまとまりと、大臣自身の投票とは同じになるのでしょうか。それとも違う判断もあり得ますか。
(答)まあこういう立場ですので、こういう立場になって以降、基本的にはそういうところへはあまり行っていない。立場上もそうですし、役職上も、確か相談役か何かかなというご配慮もいただいているのですが、仲間の思いは大事だとは思っております。直接かかわったわけではありませんが、皆さんの御議論では、最大皆でしっかり議論をして、まとまって行動をしようという申し合わせをされていると伺っております。何か決め事をする、こういうことに関して決め事をするという組織ではないと私は思っていますので、今までからですね。前回は、前々回は、確か鳩山さんと岡田さんのときは、自由、フリーだったというふうに思いますし、前回は菅さんで一本化を最大限しようという、まあ決めるということではなくて、確認だったと思います。

(以上)