川端内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年1月22日

(平成22年1月22日(金) 17:25~17:35  於:参・本会議場中庭側廊下)

1.発言要旨

今日の閣議は、平成22年度の予算が決定をされました。
 既に事務局から概要はお示ししたと思いますが、いわゆる平成22年度予算で次世代スパコンの、いろいろな仕分けで国民的に非常に関心を呼んだ部分で、引き続き世界一を目指しつつ取組をしながら、ナンバーワンを目指しながら、オンリーワンも目指すというクラウド型のことを含めた、いわゆるハイパフォーマンスのスーパーコンピュータのプロジェクトに取り組むことを決定したことは御案内のとおりでありますが、それに伴って、国民の皆さんによく知っていただくという説明する機会と、有識者でいろんなことを議論していただくという、より議論を深めていきたいということで、フォーラムを開催したいと思っております。その前提としてですね、今まで世界一を目指すという意味で、スパコンを研究開発していくプロジェクトとして昨年7月に取りまとめた次世代スーパーコンピュータプロジェクト中間評価報告書というのがあるのですが、この中で、世界一を目指しているというのが、し烈な世界の競争でありますので、どういうスケジュールでどういう進ちょく状況になっているか等々の議論の部分、あるいは技術的なレベルの部分は一部非公開という形で、報告書を公開しない部分を設定してあったのですが、一定の方向も決まりまして、世界一を目指しつつも、ナンバーワンを目指しつつも、それにどうしてもこだわって加速するということをやめましたので、先ほど申し上げた幅広い議論を国民的にしていただけるためにということで、中間報告の取りまとめで発表していた非公開の部分を、改めて開示したいというふうに思っておりますので、この会見が終わった後で中身は開示したいと思います。

2.質疑応答

(問)昨日、大臣は国会があって出られなかったんですけれども、中教審の総会がありまして、その中で一部委員から、教育再生懇談会が取り組んでいた子どもの携帯電話対策について、しっかりフォローアップをして欲しいという意見が出ていまして、新しい政権になってこの子どもの携帯電話対策についてどのように取り組んでいくのか、大臣の考えをお聞かせ下さい。
(答)学校における携帯電話の問題は、携帯電話は非常に便利なものということで、ある種の安全性の確保とかに役に立つという議論と同時に、一方で、やはりいろんな犯罪につながるとかということを含めて問題が提起されるだけではなくて、いろんなことを引き起こしていることは事実だというふうに私も認識をしております。そういう中で、今まで小・中学校は持ち込まない、高校は使用しないという一定の方針は踏まえながら、やはり文科省としては、こういう利便性がありながら、非常に危険性もあるというものをどうしていくかは、御本人はもとより親御さん、それから教育現場、地域、総合的に取り組まなければいけないというふうに思っていますので、いろんな形の取組を我々としても支援をして参りたいというふうに思っていますし、とりわけ教育現場において、便利さと同時にこういうものを持つときのある種の心構えというようなことも、いわゆる情報モラル教育という表現をしているのですが、情報モラル教育の推進ということも、これもまたDVDとかでの啓もうも含めてですので、先ほどの教育現場、地域、教育委員会、PTAも含めていろんな形での取組を進めることに力を入れていきたいと思います。いずれにしても、今まで貴重な議論を積み重ねてきていただいた部分は踏まえながら、より良いものにしていく議論をしていきたいと思っています。
(問)スパコンの話を先ほどされたと思うんですけれども、フォーラムというのは、主体は文部科学省なんですか。行政刷新会議の仕分けのときに、何かスパコンの討論会をやるみたいな案が検討されていたようなんですが、内閣府でやるんですか。
(答)これは、文科省が予算を実行する立場でありますので、予算を決めた立場でありますので、こういう議論の経過が、中間報告の非公開分を開示するということで、今までこういうことを議論して進んできたと、それを今回の仕分けといういろんな御異論も頂く中で、我々としては2つの方向ですね、ナンバーワンを目指しつつオンリーワンを構築するという新しい概念は、こういう考えに基づいてこういうことをやりたいんだということをしっかり説明もしたいし、それに対していろんな人の、シンポジウムも含めた、いろんな議論も頂きたいということです。文科省がやるということです。
(問)きっかけは、この前の仕分けで話題になったというのがあるということでよろしいですか。
(答)まあ、きっかけの一つであろうというふうには思っています。
(問)スパコンなんですが、報告書を見るとですね、昨年春の段階で、既にかなり世界一の実現という目標は厳しいという認識があって、そこから追加投資の必要性について論じられているわけなんですが、事業仕分けがなければそのまま進んでいたのかなとも考えられるんですけれども、今振り返ってですね、当時の世界一という目標に固執して追加投資をしていったという判断についてどう思われますか。
(答)といいますか、善しあしということではなく、いろんな判断があると思うんですね、足場の置き方としては。ただ、仕分けの議論をきっかけに私たちも改めてトータルとして、いわゆるスーパーコンピューティングをどうしていくのかというのを、また幅広い関係者からも精力的に意見を聞かせていただきました。そういう中で、世界一というのに非常に重きを置いて、加速して追加投資をしながらということよりも、先ほど申し上げたような仕組みの方が、より良いという判断をいたしました。
(問)スパコンのフォーラムは、何月にやるとかは決まっているんですか。
(答)できるだけ早くにということで検討を今週から始めたところでありますので、まだ日時は決まっていません。
(問)民主党の小沢幹事長が、明日、検察の事情聴取を受ける見通しとなっていたんですけれども、これまでの予算委員会の中でも「政治とカネ」というのが取り上げられているのですが、事情聴取を幹事長が受けることになったことに対して、どういうふうにとらえていますか。
(答)総理もですね、今、司法の手で解明が進められているということで言えば、その部分で事情聴取を受けられることは、前向きに評価をしておられたと思いますし、私もそう思います。そういう部分で、こういう事情聴取を踏まえた中で、また幹事長もですね、国民への一定の説明責任を果たされるのではないかと思っております。
(問)関連してですね、石川議員の事件について、昨日、総理の方は、「起訴されないことを望む」というような発言があって、これについて大臣としてどう思われるのかということと、一夜だけで、今日その発言を撤回したわけですけれども、そのことについてどう思うか、この2点お聞かせ願えますか。
(答)今日は朝から予算委員会で、今までずっとありましたので、詳しい報道を実は見ておりませんのと、どういう背景でどういう問いで、まあぶら下がりだったようですが、趣旨を十二分に把握しておりませんので、総理の真意はよく分かりませんでした、正直申し上げて。今朝も聞かれたときに、新聞を読んでいなかったので意味が分からなかったのですが、いろんな経緯の中で総理がおっしゃって、それに対して総理自身が対応され、説明されているわけですから、それがすべてだと思っています。
(問)特命担当の川端大臣にお伺いしたいのですけれども、次世代スパコンの件で、新しい計画が、どこでどの様に議論されたのかというのが見えにくいという指摘がありますけれども、総合科学技術会議の場で、改めて新計画について何か議論とか検討されるおつもりはありますでしょうか。
(答)そういうことも含めてですね、今度のフォーラムみたいなものも含めて、国民の皆さんにもしっかり分かるようにやっていきたいということであります。今直ちに、総合科学技術会議で具体的にこうしようということの計画は、今のところありません。

(以上)

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