中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年9月10日

(平成22年9月10日(金) 9:47~10:16  於:内閣府本府庁舎1階記者会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日は閣議前に7時40分ぐらいから丸の内北口で自殺防止予防週間のキャンペーン、荒井大臣や長妻厚労大臣と一緒にティッシュ配りをいたしました。菅総理も激励に駆けつけていただきました。また、私の提案で自殺対策タスクフォースのメンバーの副大臣や政務官が、埼玉や大阪の地方公共団体の御協力いただいて、今日からの週間に対して街頭呼びかけをいたしますので、それに参加をいたしております。
 去年の9月から自殺者が減り始めて、たびたび申し上げていますが、何とか3万人を切りたい、こういう思いでまいりましたが、7月が逆に増加をする。8月は辛うじて前年同比ということです。9、10、11、12月、あと4カ月、とにかく3万数千人という、世界に出せないというか、残念な数字、これを12年ぶりに落とし込んでいく、命を救う、こういうことで頑張っていきたいと思っております。
 その後、安全保障会議が行われまして、東ティモールの選挙に対する自衛隊2名の要員派遣、これが決定をされました。その後、沖縄の会議が開かれました。5年ぶりだとのことでございますが、仲井眞知事も御出席をいただいて、沖縄の数多い要求についてお話がありました。
 それから閣議が開かれまして、新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策、こういう一般案件や国会提出案件、政令、人事、配布等、それぞれに決定をいたしました。
 その後、閣議でたくさんの大臣からそれぞれ御発言がございました。新成長戦略実現に向けた経済対策についての荒井大臣、そして財務大臣の御発言、それから日本を元気にする規制改革100の取りまとめについての蓮舫大臣の発言、この100の中には警察関係は4つ含まれていると考えております。
 昨日、ようやく公安委員会で、土佐の龍馬博物館の坂本龍馬が使っていたと同じ型のピストルが、何か慶応3年以降のアメリカのピストルは今の弾で使えるんだそうですね。それで、博物館に飾ってあったピストルが、従来は県立博物館で地方公務員が管理するからいいということだったらしいんですが、業務委託になって民間が委託をされて運営していると。それはだめだということになって取り外されている。これは何とかしてやろうという規制緩和について、生活安全局からいろいろなことを言ってまいりましたが、私は考えて規制緩和としてやるべきだということで、昨日公安委員会で当面大至急に博物館の展示がかなう方法を考えてあげる。それと同時に、これからも日本中の博物館でこういうことがある可能性がありますから、これら全体に対してどういう規制緩和ができるか、これを取りまとめる。こういうことを御決定をいただきました。そういうことを含めた規制緩和がまとまってきております。まだ100までいっておりませんので、国交省等がこれからもまだ出していくんだ、こういうお話でしたので、取りまとめを今後も続ける、こういうことになりました。
 東ティモールの国際平和協力業務の実施について、防衛大臣、内閣官房長官、外務大臣、それぞれ御発言がございました。
 防衛大臣からは、なお防衛白書、日本の平成22年版防衛白書、これについて発言がございました。
 また、ペーパーはなかったんですが、自見金融大臣から日本振興銀行の初の預金保険法適用、これによる預金の保護、これに入った、こういう御報告がございました。11万数千人の預金者がいるようでありますが、1,000万以上は3%前後、そして1,200万円以上になると1%ぐらいだ、こういう御報告でございました。なお、ここは決済業務をやっていないということも含めて、大半の預金者の金額が救われるということを含めて、日本の金融信頼に何ら影響ないようにこれからも対応していきたい、こういう強い決意と御報告があったところでございます。
 その後、閣僚懇に入りまして、過般の成長戦略実現会議のこと、また日銀のデフレ解消意欲の少なさ、あるいは少なく見えるということについての御意見が小沢環境大臣から出されて、少しみんなで議論があったところでございます。政府としても、デフレギャップを埋めて、日本経済が順調に成長するように最大限努力をするわけですから、日銀もありとあらゆる面で一体となってやってくれると、こういったことを期待しようというところであります。
 以上で閣議や閣僚懇は終わりました。

2.質疑応答

(問) 日銀のデフレ脱却に向けた意欲や日本振興銀行の経営破綻について、総理からは特段発言はありませんでしたか。
(答)総理からは自見さんに対して細心の注意と、何の心配もないという国民への発信を含めて十分な対応をお願いしたいという念押しがございました。景気対策については、小沢さんの発言そのものは成長戦略会議一本で行くのか、それともほかにまた会議をつくるのかというようなところで、少し国民にも迷いがあるのではないかということを含めて、過般の会議の中身で議論があり、提言があったところでございます。総理からは、いろいろな政策を含めて、自分ももっともっと危機意識を強く出して対策に当たっていきたい、日銀等とも十分連携がとれて、これからも一体でやっていきたい、こういうお話がありました。
(問)坂本龍馬のピストルですけれども、今後は法改正が必要になってくるのでしょうか。
(答)詰めものをきちっとして、そして発砲できない、こういう体制にしてやれるように政令を見直すというのが一番早いだろうということになっています。見直す政令は、そういうことをした上に、黄色か白く塗るというふうになっているんだそうです。そっちのほうを考え直せばやれるだろうと。ほかにも方法は幾つかあるんですが、それはやっぱり時間がかかるということでございます。今年度中に、県や市の管理のもとでピストルが展示されるということなら許可されることになっておりますが、この委託された法人や団体が県や市と同じような見られ方ができるかどうかというようなところの議論があれば、法案改正ということもやっていかなければなりません。
 ここ1週間、珍しく昨日は大日本猟友会から、あるいは5日ほど前はライフル協会等々から、今の銃刀法の改正の矛盾等について陳情がございました。それぞれの団体の長が、どういうわけ自民党の落選議員ばかりでございますが、やあやあと言って会ってはおりますが、しかし中身は2年半前の改正が、長崎の例のライフルの発砲事件にかんがみて非常に厳しいというところで、現実的な対応を考えてくれないかという話、そしてここへこの龍馬の問題というのがございましたので、トータルで一度、あの法案には見直し規定がないようですから、実際お使いになっている人たちや、この届けを受けて許可している警察やら、十分意見を聞いてやってみたいと思っています。
 ライフル協会の御陳情は、高等学校がエアガンのクラブを持っているところが全校で200ぐらいある。その銃は学校の先生が許可を取って管理して高校生に撃たしている。ところが、その学校はほとんど公立高校だそうでして、学校の先生は何年かで転勤するものですから、その学校の先生がいなくなったら撃てなくなるというような問題でございました。
 それから、昨日猟友会は、各地区での獣害被害に、サルやシカ、イノシシやらの被害に出動要請が来て協力をしていると。しかし、この許可の再許可を取りに行こうと思ったら、ライフルの実習を受けなければならないと。ところが、それを打つ射撃場がない。もう近畿なんかでいくと、四国も含めて、京都にしかないとか。だから、どこでその実習をやれるんだと、実際やれないじゃないかというような矛盾点を御指摘いただいております。
 法改正のときにそういった話が出なかったのかどうか、私もこの法改正に直接携わっておりませんでしたので、十分経緯等を含めて検討したい。また、保安課に対しても十分いろいろな方の御意見を聞いて問題なく法が施行できるようにしてほしい、こういうことを申し上げておりますので、今のピストルの展示も含めて考えていきたいと思います。
(問)そうしますと、昨日の公安委員会での議論では、当面政令は改正の方向ということで。
(答)そうそう、龍馬の博物館のピストルは展示ができるように大至急にと。
(問)色を変えなくても。
(答)変えなくて。変えたら意味ないでしょう。政令でなく府令だそうです、ごめんなさい。
(問)来週で民主党政権1年になるんですけれども、拉致問題について、改めてこの1年の成果と、これからの課題について伺いたいんですが。
(答)本当に1年があっと過ぎようとしています。そのちょうど1年がたつときに代表選挙が行われるというのも、いろいろな思いがあります。拉致問題については、自分なりの考えで進めてきたつもりでありますが、被害者を取り戻すということの成果という意味では、残念ながらそこまで行っていない、申し訳なく思っています。
 ただ、田口八重子さんの生存、横田めぐみさんの生存を含めて、かなり確実な情報収集、あるいはまた何人かの他の生存者の確認情報等、今追跡調査をしている。こういう状況で、これらをきちっと次の政権下でも生かしていってほしいと思っています。
 また、北朝鮮は労働党大会が久しぶりに開かれるようでございます。中国、韓国、日本と6者協議に向けてどういう動きをするのか、どういう方向になるのかということも引き続き注目をしていき、こういう今まで集めている資料を最大限生かした交渉が6者協議の場でもできることを願っています。
(問)代表戦のことで、昨日札幌での立会演説会が終了して、今日の有志議員の討論会がありますが、大臣の考えは。
(答)昨日岐阜の知事さんが過般の災害での倒壊した住宅の救済の(のための生活再建支援制度の)変更で、岐阜もそれに合わせてお手伝いして、かなり被害に遭った方々に元気を取り戻していただいていると、そして岐阜についてはこれからは従来と違った防災対策でやるんだと、それから一般公共の激甚指定をぜひ変えてくれと、基準をですね、こういう御要請にお見えになりました。岐阜県の2人の国会議員もおいでになりました。
 私はその席で、激甚指定の見直しについては今スタートしていると、それから今回の円高、経済対策の中に、警察ではヘリテレ4式の要求を考えていて、この予算獲得に今日まで必死だったと。それから、激甚指定の改正も、これは並大抵ではないと。与党のここにいる議員等は、こういうことをもっと一生懸命やるべきだと。どっちがどうだという争いも結構だけれども、与党だから、もっともっと熱心にやって応援してもらわなければだめだということを申し上げました。前々から言っておりますように、予算、経済対策、防災、これらのことについて、代表選挙の激しい論戦も結構だが、しかし、一方ではこういうことの議論、応援をもっともっとやってほしいというのが率直な感想の1つです。
 2つ目は、14日間は長過ぎる。これからもこんなに長い期日の代表選挙をやるのか。ここのところは、私は考えたほうがいいだろうと思います。やはり国民の御関心はぱっと1週間ぐらい集中する。あとは、まだやっているのかというような空気が少しおありだと思っています。せっかくいい論争になっているだけに、そういうことは残念。
 それから、3つ目は、この9月という概算要求をまとめて本予算をつくる時期の代表選挙はいいのかどうか。これについても一度党の機関で議論をしてほしい。この3つが今率直な感想です。
 今日で一応景気対策等が終わります。今お話のありました拉致の問題等、14日以降どういう形になってもきちっと次に成果を上げられるような方向づけをあと4日間やっていきたい、そういうことを思っています。その中で次の総理をどうするかということを一度考えてみたいと思っています。
 この間に二十数人の国会議員の方が大臣室やら何やらでお目にかかって、いろいろな御意見は聞いて、党内の空気は承知しているつもりです。
(問) まだ決めていないですか。
(答)僕はね。その割にはだれからも働きかけはないな。
(問)週明け、発表されるような予定は。
(答)僕は大臣という立場ですから、発表しないほうがいいだろうと思っています。発表される大臣はそれぞれ立派だなと思っています。
(問)関連してなんですが、三重県の民主党の国会議員が、菅さん支持でという情報もあるんですが、これについて大臣は含まれるのでしょうか。
(答)30日ぐらいに三重県の国会議員がお見えになって、ひょっとしたら話し合いがうまくいくのではないか等々を含めて御懇談にお越しいただきました。そのときに僕は「無理だ、選挙になるよ」と申し上げました。県連として、できたら一本化をすることは、今回はいいんじゃないかということでお任せをして、僕や岡田さんはできる限り発言せずに、県連全体でお諮りをいただいたようでございます。僕はそれに対して異議も何も申しません。
 地元からいろいろな意見が来ました。これに対しては、一つ一つお答えをして、御自分の意思で御投票いただく、こういうことでお願いをしています。
(問)もう一つ別件なんですが、先ほど冒頭にありました金融破綻についての総理の御発言でしたが、閣議だったのか、閣僚懇だったのか、どちらで。
(答)閣議です。閣議で自見さんの報告に対して、御苦労さま、ありがとうございますと、なお一層間違えないように、油断ないように、負担を与えないようにお取組みいただきたい、こういう話でございました。
(問)景気対策についても閣議。
(答)景気対策については閣僚懇。
 いま月例経済報告の会合があって、官房長官からは、そこで各閣僚、積極的な景気見通しについて御発言をいただけたらいいと、今日はちょっと時間がないのでという話で終わっています。
(問)そうしますと、大臣、代表選が終わった後、大臣はどちらを支持されていたということは、最後まで述べるつもりはない。
(答)はい、選挙後も言うつもりはありません。
(問)ずっと心に秘めたまま。
(答)はい。
(問)御本人にはお伝えしないんですか。
(答)していません。
(問)おれはあなたを入れたからということも伝えない。
(答)そんなこと言いません。前回も、鳩山さんと小沢さんのときもそうでした。前回、両陣営の最終票読みを見せてもらいましたが、両方とも中井洽はペケになっていました。どこかが間違っているんでしょうね。一度僕は菅さんと前原さんの選挙、小沢さんが最後出るのをおやめになって、菅さんと前原さんになったときに僕は棄権しました。そのとき僕が棄権したというのは有名な話ですから。それ以外は申し上げておりません。
(問)今回は棄権されるということはないんですか。
(答)書くつもりではおります。

(以上)

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