中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年8月31日
(平成22年8月31日(火) 10:50~10:58 於:中央合同庁舎2号館18階第4会議室)
1.発言要旨
おはようございます。
今日は、閣議の前に安全保障会議が行われました。
閣議では、一般案件、条約、政令、人事等が決定をされました。その中で被災者生活再建支援法施行令の一部を改正する政令、これが決定をされました。二十数件の全壊の家に対する援助でありますが、拡大できたこと、防災担当として大変喜んでおります。一日も早く被災者の方がお元気で、住宅再建、地域再建にお取り組みいただきますようお祈りを申し上げ、またできる限りのお手伝いをこれからもしていきたいと考えています。
閣議の中で、私から発言を求めまして、明日の防災の日の訓練について申し上げました。今回の訓練は、東海、東南海、南海地震が連動したということを想定した三連動地震、この被害に対応する初めての総合防災訓練であります。したがいまして、全閣僚参加のもとに緊急災害対策本部の訓練、そして、総理、総務大臣、防衛大臣、それから私が静岡の総合防災訓練に協力して現地に赴く、こういったことを含めて申し上げたところでございます。
閣僚懇に入りまして、総務大臣、あるいは財務大臣から23年度の機構定員等の要求、あるいは予算の概算要求取りまとめにあたってということで発言がございまして、それぞれ今日が締め切りということでございます。
両方、警察におきましては、予算の概算要求、それから定員等の要求についてほぼ作業を終えて話し合いも順調にいっていると聞いているところであります。
それから、岡田外務大臣から、外交実施体制強化に向けた在外公館の整備についてということで御発言があったところでございます。
それから、さらに岡田さん、あるいは直嶋さん、あるいは小沢さん、あるいは山田さんから日中のハイレベルの閣僚会議、これについての報告がございました。その後、総理から、経済対策の基本方針についてということで昨日基本方針を決めた、これをもとに9月10日閣議決定を目指して、荒井大臣のもとで具体的な対案づくりに入るので協力をと、こういうことでございました。
この後、荒井さんから発言があり、さらに閣僚の間からデフレギャップ等をどのように考えているか等、質問あるいは意見が出されたところであります。
今日は閣議はそのような形で終了いたしました。
以上です。
2.質疑応答
- (問) 代表選をめぐって、昨日、菅総理と鳩山前総理が会談されたんですけれども、その話が今日閣議とか閣僚懇で、なかったのかというのと、今日、小沢氏と菅総理が会談されるという方向になっていますが、小沢さんはその中で、やはり出馬しないで、挙党体制を組むために出馬しない方向で考えられるか、考えるべきかというか、ちょっと大臣の見通しをお伺いします。
- (答)閣僚懇あるいは閣議前、閣議中、一切代表選に絡んでの話はありません。
小沢さん云々の話は、私はお目にかかっておりませんし、話も皆さんの報道で聞いているだけでありますのでわかりません。
ただ、いろいろな方に意見を聞く機会もありますが、皆さん、激突をして結果的に党分裂になるのではないかという心配をしている方が多いというのは感じています。それ以外に何もありません。話し合うということであるならば、国民の皆さん方にも御理解いただけるように、党内もみんな納得いけるような前向きな話し合いが行われるということを望んでいます。行われるのであるならね。まだ決まっていないんでしょう。 - (問)ちょっと重なっちゃう部分はあるんですけれども、挙党一致体制や、トロイカ体制でというふうな形で合意したというふうな報道がありますけれども、そういうふうな形になること自体は大臣としては望ましいと思われますでしょうか。
- (答)何を言っても誤解を招きかねませんので。ちょうど昨日が前回の総選挙の投票日、開票日でございました。そういう中で、去年お示しいただいた国民の皆さん方の日本をつくり直せという民主党に対する厚い御期待と思いをうまくくみ取れる体制を常に心がけていくべきであると。また、官から政へと、こういう流れをいつも実行できる体制を維持すべきであると、こうも考えています。
(以上)