中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年8月20日

(平成22年8月20日(金) 10:33~10:51  於:内閣府本府庁舎1階118会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 昨日朝6時半ごろにベトナムから帰国いたしました。東京よりか涼しい気候でありましたが、かなり暑い中でベトナム公安省65周年記念という式典を含めて、アイン公安大臣との会談等を含めて所期の目的を達成してきたと考えています。
 帰りましてから、公安委員会、そしてその後、警察庁や拉致、防災、原子力安全委員会等の概算要求につきまして、城島政調会長代理に私から直接方向や数字を、またその理由を申し上げたところでございます。
 この後は、政調の部会や責任者の会議等に副大臣あるいは国家公安委員会は副大臣はおりませんので、警察庁の官房長や会計課長が説明に上がると、こういうことを申し上げたところでございます。
 その後、子ども霞が関見学デーというのに拉致、それから防災、警察とたくさんのお子さんにお越しをいただきまして、楽しい質問をもらいました。その中で、めぐみさんが高校時代に拉致されたと言ったようでありますが、大変失礼いたしました。中学生で13歳のときというふうに新聞社を含めて御注意をいただきました。大変ぼうっとしたことで申しわけのないことでございました。
 それを終えて、軽井沢へ行きまして、鳩山さんの別荘での懇親会に出席をいたしました。金賢姫さんが来られたときに別荘をお借りしたわけですから、お礼を申し上げたくて行ってまいりました。奥様にも久しぶりにお目にかかりまして、本当に有意義な会談ができたということを含めてお礼を申し上げたところでございます。
 遅れて行きましたから、議員の方もかなり数は減っておりましたが、やはりそれぞれ話題はみんなこの別荘を金賢姫さんが使用されたということについて話題が圧倒的でございました。それぞれに久しぶりの議員の皆さんとそういったことで懇談をして東京へ戻ったところでございます。
 今日の閣議は通常の諸決定が行われましたが、その中で、過般の集中豪雨におけます農業部門での激甚災害の適用、こういったことが決定をされたところでございます。
 なお、農地についてはそういう形で激甚指定ができましたが、公共土木施設等については、今の金額では、到底激甚災害の指定基準には届かない、こういう状況であります。しかし、今回の各地の局地的な大変すさまじい被害に対して、今の激甚指定の要件でいいのかどうか、これからもそういう激甚指定のこの基準を守り続けるのかどうか、これについて、国会を含めてご議論をいただきたいとお願いをいたしておりまして、私も内閣の中でそういった議論を先導して、何とか疲弊している地方自治体の災害復旧にお役に立つようにしていきたいと、このように考えております。
 閣議の中では、そのほかに外務大臣から中国の土石流被害に対する無償援助、この点についての話がありました。
 また、閣僚懇では、防衛大臣から、防衛省開発航空機の民間転用に関する検討会、今日基本的な考え方の取りまとめが行われる、協力要請がございました。武器輸出三原則を前提として、防衛省の持っている開発した航空機の民間転用、特に輸送機だそうであります。一切火器等を積んでいない、そのまま民間に転用できる優秀な輸送機について考えていきたいと、こういう御発言でございました。
 そのほか幾つかの点で議論がございました。特に円高から来る経済的な心配について、総理から幾つかの省について対応策等をお願いしたいというお話がございましたが、トータルどうしていくかということは、なお経済の動向を注視しながら、注意深く見ながら考えていく、こういうお話でございました。
  以上です。

2.質疑応答

(問) 今お話にもありました昨日の軽井沢なんですけれども、そこで代表選について、小沢前幹事長を立てたいという声が相次いだようですけれども、大臣は菅内閣を支える閣僚として、このことについてどう思われますでしょうか。
(答)私は直接お話をだれからも聞いていません。パーティーの席ですから、元気のいいお話もあったのかどうかも知りません。マスコミの皆さんからは盛んにそういうお話が、どうでしょうか、どうでしょうかと言われますが、私自身は、前にも申し上げたように、政権の一翼を支える一人として、まず何といっても予算の概算要求、この取りまとめ、こんな厳しい枠をはめられた中でどうやってメリハリのついた予算を各担当のところでやっていただくか、このことが第一であります。そういうことに全力で集中をしていまして、9月14日ですか、先のことについてまでまだ相談したり議論をしたりということは私自身はしていません。
(問)代表選のことなんですけれども、菅総理は事実上立候補する考えを示されていますが、代表選は無投票ではなくて候補者が立って競争する形で行われたほうがいいという考えはお持ちでしょうか。
(答)僕自身は昔、民社党という小さな政党にありまして、ときどき委員長選挙というのが激しく論じられたり、やられたことがございました。そのたびに支持率が下がったんですね。当時の民社党というのは小さな党で支持率も低かったんですが、内部で争いしているのかと、こういう御批判でありました。
 だから、私どもは今、政権を担って、もっと厳しい現実対応を必死でやっていかなきゃならないと考えています。だから、全員がそういう意識で取り組んでいただく、このことがまず第一で、さっき申し上げましたように、概算要求等も政調で議論なさるというのなら、とにかく選挙区へ帰ったりせずに、中央にあって、必死で担当の問題について取り組んでいただきたいと私は若い議員の皆さんのお願いしたいと思っています。
(問)そうすると、代表選をやるということになると……
(答)これは9月からでもいいんじゃないですか、まだまだ。概算要求が大体まとまってからでいいんじゃないかと僕は思っています。
(問)今は余り大きな声を出して党内で争うのはよくないと。
(答)だれも争っているようには思わないんですが、皆さんはニュースが不足しているのか、おもしろいのか、かなり大きくお扱いになっていらっしゃるなというのが実感です。だって候補者はいないでしょう、今のところまだ。
(問)名前はいろいろ取りざたされています。
(答)そうですか。まさか私の名前は挙がっていないでしょうね。
(問)防災のことに関してお伺いしたいんですけれども、今回その激甚指定になったのは、広島の庄原等の局地的なものでしょうか、それとも梅雨期全体……
(答)日本全体。農地は積み上がったんですね。もともとやっぱり、昭和30年代ですから、農業を中心とした発想が強かった。そういう意味では、この農地の激甚指定というのは数値的にはクリアしやすい基準だと。これはこれでいいんですよ、悪いとかいうんじゃなしに。しかし、公共土木施設等に関しては、非常に厳しい数値ですから。地方財政が豊かな時には、それはそれでいいんでしょう。いま厳しい環境です。同時に、日本全体で地域全部がやられるような災害というのは、雨や台風による被害というのは、かなり防げてきている。だけど今回のような、100mmを超えるような雨が1時間に降るというような、集中ゲリラ的ななかで、各地で被害が出ている、それも局地的に、だけどその局地では膨大な被害だと、こういうことに対して、今の激甚指定は想定をしていないと僕は考えています。新しい事態に対して、対応できるようなこの激甚指定のあり方というのを考えてほしい。内閣ももちろん努力しますが、これ議員立法で、議員のいろんな要請に応じてやられた、積み上げられてきたこの要件でもありますから、国会の方でも議論してほしいと、こういうお願いはいたしております。
(問) 金賢姫さんの件で、旅行の要請というのは韓国側はしていませんよという照会があったと思うんですけれども、韓国に対して、これに対してどうお答えになりますか。
(答)何ですか。
(問)大臣が発言された中で、1カ所でも旅行をしたいという要請が韓国側からあったと。
(答)お互いの交渉の中ですから、あなたも韓国の交渉した人から直接聞いたわけでもないでしょうから、それぞれの政府の立場もありますから、文書でお互い決着をつけましたから、その文書でいいんじゃないでしょうか。
(問)激甚指定に関してなんですけれども、少し細かいんですが、全体的な被害額があれば教えていただければ。
(答)全国の農地、農業用施設、林道関係の査定の見込みはですね、163億円であります。激甚指定をすることによって、例えば農地に対する補助が、今まで83%であるのが、この激甚を受けることによって92%の補助をもらえる。激甚のA基準というのが、全国で160億円以上の被害が出たとき、あるいは激甚のB基準というのは48億円以上あって、且つどうだこうだと分かれているわけです。今度は163億ということで160億円を超えましたので、農地あるいは農業施設に関しては激甚指定と、こういうことになったわけです。
(問)どの地域が適用されるかというのはこれから……
(答)いやいや、これは全部です。あの集中豪雨で被害を受けられた地域の農地やら全体がそういう形になるということです。
(問)激甚災害のことなんですけれども、去年の例でいうと、何月何日から何月何日までの豪雨被害に関してというような指定があったかと思うんですが。
(答)これは6月11日から7月19日まで。
(問)何日に施行されるか教えていただいてよろしいでしょうか。
(答)今日、決定をしまして、施行は25日の予定です。
 さっき言いました民主党の若い国会議員なんかには、こういう災害で被害に遭われた県の議員さんを含めて、新しい激甚指定のあり方はどうだとか、やはりそういう議論を与党としてやってほしい。僕だけ一人、言っているだけじゃね、到底動きませんから。そういったことを申し上げたかったわけです。

(以上)

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