中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年7月30日

(平成22年7月30日(金) 9:18~9:29  於:内閣府本府庁舎1階118会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。今日は、一般案件、人事、公布、制令等々が処理されました後、労働力調査結果、個人消費者物価指数及び家計調査結果について、有効求人倍率について、総務大臣、厚労大臣から御発言がございまして、外務大臣から、スーダン共和国における住民投票に対する緊急無償資金協力についての御発言がございました。
 終わりまして、閣僚懇に入りまして、これまた原口君が政府のコンピューターシステムのことで、無駄が多いという点についての御発言があって、あと山田農水大臣が、中国大使が戸別農業保障のことで何か発言したんですか、それについてどうだというようなこと言っておりました。それで、閣議が終わりました。極めて短い時間の閣議、閣僚懇でございました。以上です。

2.質疑応答

(問) 先日の両院議員総会のことについて、閣議あるいは閣僚懇で何か出ましたか。
(答)一切ありませんでした。閣議前の懇談の中で、数年前の民主党の両院議員総会みたいだったなと、久しぶりににぎやかだったなという雑談はありました。
(問)その中で、菅総理は代表戦にも出馬される意向を示されて、閣僚の中からは、菅総理、それを支持する声も挙がっていますけれども、大臣御自身として、今後の政権のあり方と、望ましい代表戦のあり方というものがあれば教えてください。
(答)僕は、去年9月以来、ありがたいことに閣僚に任命され、続けておりますので、党内のいろいろな動きと無関係で一生懸命職を果たしてまいりました。したがって、淡々とこれからもそういう思いでいきたいと考えています。まずはこの臨時国会を無事乗り切ること、予算の概算要求、これについてまとめ上げること、こういったことを一つ一つ終えた後、9月の半ばだと聞いていますが、休みであれば、党大会の方向等について、自分なりに考えてみたいと思いますが、国会等が開かれていれば、またそっちのほうに忙殺をしていきたいと、こう思っています。しかし、いろいろ方が暇々意見を言いに来てくれていますので、お話を聞いてはおります。以上です。
(問)被災者生活再建支援制度についてなんですが、昨日も災害対策特別委員会で、今国会中に見直したいというふうにおっしゃっていたんですが、それは8月6日までに何らかの結論を出すということでよろしいですか。
(答)はい、そうです。
(問)それは、市町村で全壊十世帯以上とか、都道府県で百世帯以上という、あの世帯要件を撤廃するということでいいんでしょうか。
(答)あなたは、いつもこういうことに熱心に御勉強ですから。
 そこのところで、財務省がいろいろと言っておりまして、私どももそれに対して負けずにいろんな考えを伝えている、ぎりぎりの折衝になっています。
(問)世帯要件について、緩和を考えているということでしょうか。
(答)山口県の山陽小野田と、それから、広島県の庄原の2つが自分達で指定をしたわけですから、弔慰金法は全国で2カ所になれば、全件適用できるという発想はあるんですね。私どもはそういう発想と一緒でいいじゃないかと申し上げ、財務省の方は、あれは生命の問題だと、住宅とは違うでしょうという議論やら、いろいろなことをしている最中です。
(問)昨日参院選の総括の場として両院議員総会が開かれたわけですけれども、前原大臣なんですが、同じ時間帯に歌舞伎役者の結婚式がありまして、そちらのほうに行かれていたみたいですね。閣僚としてどうお考えかを。
(答)そうですか。僕はおらんなと思ったぐらいで、今日の閣議前の写真撮影のときに、川端君が前原君が入ってきたのをつかまえて、川端君もいなかったのかな、昨日は新郎より目立っていたよと言うから、何か結婚式の仲人でもしたんかなと思って聞いていましたが、それだけです。それを言いにわざわざ遅刻をしながら駆けつけてくれたの、御苦労さんだね。議員総会ですから、出席をとるわけではありませんから。
(問) 東京八王子で15年前にスーパーで女性3人が殺害された事件ですが、今日で15年を迎えて、本来であれば時効に、ところが時効が撤廃され、この新たな局面に大臣は現場の捜査員にどういう捜査を求めますか。
(答)過日、八王子で拳銃等の撲滅運動全国大会が開かれました。これはその事件の背景、全国大会をあえて八王子で開催をしたわけであります。そこへ出られませんでしたので、メッセージの中でこの事件で時効撤廃が適用されるけれども、従来以上に新たな決意で捜査当局は事件解決に取り組む、こういったことをお約束をいたしたところでございます。今、来年度の予算編成に向かっても、こういう残虐な未解決、時効を迎えても、とにかくどんなことがあっても犯人を挙げるんだという思いでやっている事件に対して、人的配慮等がとれるように要求をしていく体制をとっているところでございます。15年たって、犯人が捕まっていないこと、誠に残念でありますが、国民皆さんにおかれても、ぜひ情報提供等をお願いしたいと考えています。やっぱり皆さんがお書きいただくことが、関心が薄れない、どこかで情報が出てくる、こういう可能性が大きいわけですので、よろしくお願いします。

(以上)