中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年4月6日

(平成22年4月6日(火) 8:39~8:56  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 閣議はいつもの案件を処理をしました。外交青書が出されたという報告がございます。それから、同じく外務大臣からハイチ支援国会合の結果が報告されました。福島大臣から今日から4月15日までの10日間、春の交通安全運動を実施するという報告がございました。皆さん方も交通安全でお願いします。私からも更に追加で発言をいたしておりました。なお、交通安全運動大会は12日に行われます。今のところ、総理や私も出席をするという予定であります。
 それで、閣議が終わりまして閣僚懇に入りまして、財務大臣から本年度の予算執行について発言がありました。それから内閣官房長官から高速増殖原型炉もんじゅ、これの再開について御発言がございました。福島大臣から、さらに安全確保と情報公開、こういったことで万全を期してほしいという念押しがありました。この念押しに対して、二、三閣僚からそれぞれ福島さんのマスコミ発言等を含めて御発言がございました。
 以上で終わったところでございます。
 なお、この機会に4日から日本を訪れておりますファン・ジャンヨプ氏の会合について御協力をいただいていることを、感謝方々御報告を申し上げます。
 韓国側からの強い要請があって、非公開、会合等の場所も前もって発表できない、こういう形で行われているのを大変皆さんには申しわけなく思っています。しかし、これからも韓国側との情報交換含めて、いろいろお願いしていく中で、信頼というものも必要でございますので、初めて韓国側とのこういう形での一致した行動でありますから、向こうの主張を最大限のんでいこうと考えて、十分な警備をいたしているところでございます。ファン・ジャンヨプ氏が来日して拉致に関して新しい情報があるとは初めから思っているわけではありません。しかし、現在の北朝鮮をどう判断するか、北朝鮮の政権というのはどういう状況にあるか、また日本・韓国でどういう方向でこの政権の民主化というものに対応していくんだと、こういった大所高所からの話をああいう特異な経験をお持ちの方から聞くということは非常に有意義なことだと思っています。また、今までいろいろなことがあったが、たびたび日本から韓国へ行って事情を聞く、情報をお願いする、こういうことばかりでしたが、日本へお越しをいただけるようになったということも非常に日本と韓国の大きな信頼関係に基づくものだと考えております。あと数日おられますが、十分な警備とまた有意義な会合を奏していただきたいと、こんなふうに考えております。87歳という御高齢ですが、大変元気で非常に頭脳明晰、またさまざまな質問に対しても謙虚に、そして知らないことは「知らない」とはっきり言われて、余分なことは答えないという中で対応されていることを大変感銘を受けています。私自身も1時間ほど個人で1対1で対談をいたしましたので、非常に立派な日本語をしゃべられます。幾つかの有意義な話し合いがあったとしか申し上げられませんけれども、これは十分、これからも私の任務を達成のため生かしていきたいと思っています。
 なお、韓国側も日本側の警備等に非常に感謝をしておって、今まではファン氏が日本を離れてから会談の中身等を発表してくれ、こういうことでしたが、会合が終わった後、会議の中身を皆さんにお話しすることはいいと、こういうことでありましたので、昨日あたりからお聞きをいただいた記者の皆さんにはお答えを申し上げているところでございます。
 以上です。

2.質疑応答

(問) ファン氏の件ですが、昨日、拉致家族にお聞きしたところ、被害者の救出につながる新しい話はなかったと、今、大臣おっしいましたが、大臣の拉致問題についての今回のねらいというか。
(答)もう13年前に亡命されて情報的に新しいことが隠されていて明らかにされるという期待を持っていたわけではありません。しかし、韓国の脱北者の間での一番の大物、韓国への脱北者の中での一番の大物、彼を日本へ招致できたということ、非常に大きな意義があると思っています。同時に、私どもも日々にかまけて大きな目で対北に対してどう対応するかというところで忘れていたことや、また北の政治体系の、統治体系の根幹をどう見るかというようなことについて、実際にその中にいた人から改めて聞くということは非常に大きな意義があったと思っております。あと50人ぐらいの講演会をと思っております。希望者が多くてさばくのが大変、秘密にするというのも大変で、50名をはるかに突破する。ということで、今悩んでいます。そういう意味で、非常に関心も、拉致ということだけじゃなしに高いと思っています。
(問)餃子事件ですけれども、日本から向こうに人を出すというお話をされていましたけれども、中国のほうも日本に行きたいと言っているようなんですが、どっちがどう先、順番とかになるんでしょうか。
(答)中国からこっちへ来たいという話は僕はまだ報告、今日は役所へ行っていませんので、昨日も1日飛び歩いていましたので聞いておりません。
 今日はこの後質問があって、その後、午後から役所で確かめてみます。
(問)日本から行く方は、まだ具体的に。
(答)日本から行くという要請に対して何人来られるんだと、いつ来たいんだと、どういうメンバーだという返信があったので、それに対してこちらも返信をしたというところまでは聞いています。人数と、それから大体目的やらを申し上げて交渉しているということでございます。やはり行く者によって相手も位があって、その人の日程とかいろいろあるんだと思います。
(問)1点、中国で国交正常化後初めて死刑が今日にも執行されるんじゃないかというお話がありますが、大臣の受けとめ、所感をお聞かせいただけますでしょうか。
(答)日本の刑罰からいけば、大変激しい判決であり、他国の刑法とはいえ、日本人が死刑執行されるということは大変残念なことだと思っています。外務大臣等が少し遺憾の声を上げたり、あるいは菅さんは少し中国で最高責任者に物を申されたりしておるようですが、家族の方が何とかしろと言っているという話は聞いていない。だから、そこら辺も含めてどうなんでしょうか。延びたという話はちらっと聞いています。ただ、確かめておりません。以上。
(問)与謝野さんと平沼さんの新党が大分形を見えてきているということで、大臣としての改めて受けとめをお聞かせ願えますでしょうか。
(答)ファン・ジャンヨプさんが来るということで、拉致議連の会長であります平沼さんのところにも報告方々、木曜日、夕刻お邪魔をしました。このときに、「いよいよ新党、小さい形になるかもしれぬが作るんだ」というお話があって、直ちに幹事長のところへ、あるいは官房長官のところへ御報告をしました。お二人とも私より年上で新しい党をつくられることに敬意を表します。しかし、よく見えてこないという意味で、もう少し経緯を見ていきたいと。そうでなければ、批評できないと思っています。
 ただ、与謝野さんと平沼さんがそう今まで仲がよかったとか、政策的に御一緒だったとかは余り聞いていなかったから、少し意外だなという感じはいたします。いずれにいたしましても、自民党はこれからもまたばらばらと新しい党を作られる方が出てくるんじゃないかね。やはり去年の衆議院で大きく負けた、政権党だからこそまとまっている党ですから、政権から外れてもう6カ月、やはり効いてきたのでしょう。だから、新しい道を模索されるんでしょうね。これからも続くんでしょう。民主党は一致結束、株価も大分上がってきましたから、ここは我慢、そして政策実行、これあるのみだと思います。
(問)さっきちらっとおっしゃいました死刑が少し延期されたようにも。
(答)ちょっと聞いたけど、違いますか。
(問) それは昨日のが今日になる……
(答)今日やるの。僕も詳しく聞いていない。これは警察ということとは余り関係がないですから、法務省やら外務省でしょう。
(問)その点で1点、今回、死刑が通告されてきた中の2人が例の八王子の3人殺害の関係で警視庁が話を聞いた人物。こちら捜査の……
(答)これは十分聞いたと、そして、それの証言に基づいていろいろな捜査もしたけれども、どうも信憑性に乏しい。しかし、そこでしゃべられた人の名前等も含めて、中国政府にさらに協力は要請していると。それ以上発展があるとは聞いていません。だから、そういう話があるから死刑を待ってくれというほどのこの心証を捜査当局が得ているようには聞いていません。あの事件も凶悪な事件で、どうしても解決をしなきゃなりませんから、どんな証拠でも粗略にすることなく追っかけているんだなと認識しています。そういう中で、捜査の担当者の判断を信頼していかなければならないと思っています。

(以上)

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