中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年1月26日

(平成22年1月26日(火) 18:20~18:30  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 予算委員会終わりました後引き続いて閣議が行われました。
 閣議そのものは御報告するほどの特段の案件はございませんでした。
 閣議後、閣議の中で総理の本予算の施政方針演説、外務、財務の演説等の原稿が示されまして、それぞれ議論をいたしました。外務大臣、財務大臣、また経済財政担当の菅さんの演説には質問はなかったんですが、総理の所信に対してはかなりいろいろな角度からの論議がございました。これを受けて、各役所も文言の訂正等明日の10時までに行うということで終わったところでございます。
 引き続き閣僚懇に入りまして、防衛大臣、それから内閣官房長官、外務大臣からハイチにおけるPKOに関する国際平和協力業務の実施準備についてということで御発言がありました。ハイチにPKOの派遣として、数百名からなる我が国の施設部隊の派遣を決定して準備に入ったということでございました。
 総務大臣から夕張市の財政再建についてということで御発言があり、閣僚懇を終わったところでございます。その後、前原大臣からJAL、日航の再建に向けて1週間、各本部の協力のおかげで、無事空を安全に飛び続けている、これからも協力をお願いしたい、こういう御発言があって終わりました。
 以上です。

2.質疑応答

(問) 普天間基地の移設問題に関連してお伺いしたいんですが、先日の名護市長選挙で辺野古移設反対派の候補者が当選されて、このことについて平野長官が記者会見で「結果を斟酌する必要はない」と発言されて、よその国民新党や社民党なんかから、沖縄県の関係者からも反発がいろいろ来ているんですが、この発言について閣僚の一人として受けとめをお願いしたいということと、また普天間基地の移設問題について具体的に何かお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
(答)「斟酌しなくていい」ということを平野さんがいつ言ったの?
(問)記者会見のとき。
(答)定例?
(問)定例です。
(答)ああ、そう。僕は聞いていないから、答えようがないな。
 また沖縄の基地の問題については、長い議員経歴ですからいろいろなことを知っていますし、いろいろなことを思っていますが、せっかく閣内で5月の末までに決定をするということで関係閣僚でやっていらっしゃるわけですから、私なんかが口に出さないほうがいいだろうと思っています。
(問)小沢氏の土地取引に関する事件の話で申しわけありません。
 幹事長の続投を支持するかというのが1点。もう一つは土地購入の4億円の説明が変化しましたけれども、その説明に納得できますか、いかがですか。
(答)このあれは党大会のときにも「続投はどうでしょうか」という御質問が記者さんから出ましたが、幹事長の任期はまだまだありまして、この間の党大会は人事の大会じゃありませんから、僕は何も問題はないんだろうと、こう考えています。
 調べられているということですが、僕もよくわかりませんけれども、告発人は名前も代表者名もわからない何か団体だということで、この告発に基づいて被疑者調書をやったと。そして小沢さんがそれに応じて署名をされた、こういうことであります。これに対しても法曹界関係者からは二通りあって、そういう名もない人たちの告発、無記名のような告発で本当にみんなやるのかと、今までもみんなやってきたのかということと、もう一方では告発を受理した以上は調べる。調べた以上、当人、告発されたこの小沢さんの調書をとるのは、これはもう当然であって、とらなかったら逆におかしいんだというのと2つありまして、私はどういうことが検察からここら辺をきちんと御説明いただかないとわからない、こう考えています。土地取引の中身が小沢さんの説明がいろいろ変わっているというのは、小沢さんも人の子ですから記憶違いもあれば、いろいろな思いもあって説明をされているんだと思います。しかし、検察に対してきちんと説明をして、検察はそれに基づいて調べるわけですから、それを待ってから私どもは判断すべきだと思っています。
 予算委員会等で自民党の方がいろいろとテレビの前で延々と質問をされています。それはそれで結構ですが、意図的なのかどうか、随分乱暴な決めつけと、そして糾弾みたいな感じで、余り聞いていていい質問だなとは思いませんね。
 以上です。
(問)今日の予算委員会で震災でけがをされた方への配慮について触れられていましたけれども、あれはつまり後遺症が残っているような方への何らかの支援を前向きに考えていくということでしょうか。
(答)心のケアを特にお願いしたいと、国として援助を考えてくれと、こういうことを言われていますので、どういうやり方があるのか、関係省庁と相談をしたいと思っています。それが1つです。
 それからこの間歌われました、式典等で歌われました歌がですね、すばらしくいい歌でみんな感銘を受けたんですが、この歌を中心に阪神・淡路の震災のいろいろな面を取り入れたDVDを神戸市や兵庫県がおつくりになって日本中配られていると。これ外国からも欲しいということで英訳をしようとしているというお話がありましたので、それは中央でそれじゃお手伝いしますと。国のほうで訳して、そして各外地の─外地のって話は古いが、大使館や在外公館に配って、世界中に神戸の経験を生かしていただく、こういうお取り組みを伝えていきたいと考えて事務方に神戸市や兵庫県と連携をとるようにと依頼をしたところです。

(以上)