仙谷大臣記者会見要旨 平成22年4月9日

(平成22年4月9日(金) 8:42~8:47  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 どうも御苦労さまです。おはようございます。
 御報告すべきことはございません。御質問をどうぞ。

2.質疑応答

(問)先日、中期財政フレームと財政運営戦略の論点整理が正式に公表になったと思いますが、その受け止めと、今後、これをどういうふうに具体化していくかというお考えについてお伺いしたいのですが。
(答)財政フレームとか、財政運営戦略というふうに問題を立てた場合には、専門的な観点から議論してまとめるとなるとああいうものになると。そういう専門的な、あるいは論理的な観点からはいろいろ配慮の行き届いた、よくできた議論だったと思うし、まとめだったと思います。
(問)今後については、これは例えば……。
(答)何か目標年月日について空欄になっている部分を揶揄して報道されたテレビ局等々があったようですけども、正に現実の景気、世界経済の動きを見極めながら、そういう観点からの専門家の意見も聞きたいと思いますし、マーケットをよく注視しなきゃいけないと思いますけども、その上で、政治がどのように判断をするかというのがあの部分というふうにお考えいただければいいと思います。
(問)横浜の中田元市長や杉並区長が、自治体の首長の新党をつくるという構想がありますけれども、それについて受け止めと、こういった動きをどう見ていらっしゃるかというのを伺えますか。
(答)まあ、あの年代の方々が現在の永田町の政治、あるいはそれを取り巻くこの半年の政局、状況を見て、ある種いらいらされていると。それで、やっぱり地方政府をマネジメントしてきた立場から新しい政治勢力をつくりたいというのは、私も浪人していた経験がありますから、そのお気持ちはわからないわけではないし、その意気は壮とします。ただ、全国的な広がりの中で、国政の中で政治勢力を政党という格好でつくっていこうとするエネルギーや努力というのは大変なものだと思いますね。特にある種の自立的な塊を維持しながらやっていこうとするのはより大変だろうと思いますけども、志を立てた以上、やっていただければと思います。
(問)政策金融の再編について、予算の成立後にも検討を始めるということなんですけれども、スケジュールはどのようになっているのでしょうか。
(答)まだそこまで具体的に決まっておりません。今日から公務員制度改革関連法案に関する委員会審議が始まりますので、ここ一、二週間はそちらのほうに注力しなければいけませんが、古川副大臣、その他の副大臣には準備を始めておいてくれとは申し伝えてあります。

(以上)