前原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年7月20日

(平成22年7月20日(火) 11:43~11:54  於:国土交通省会見室)

1.発言要旨

 私の方から一点お話いたします。6月から7月にかけての梅雨前線豪雨災害に対する国土交通省の対応についてお話をいたします。先週金曜日に、豪雨災害につきましては、この場でも御報告いたしましたけれども、先週末も広島県庄原市で豪雨によりまして土砂災害や河川氾濫等の被害が発生しております。これまでの豪雨災害によりまして、亡くなられた方が12名、そして行方不明者が7名となっております。亡くなられた方々に対して、心からお悔やみを申し上げたいと思っております。また、被害に遭われた方々にも心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。さらには、行方不明になられた方々の一刻も早い捜索、救助、これをしっかりやっていかなくてはいけないと考えております。国土交通省におきましては、連休期間中においても被災者に対する支援を行ってまいりました。具体的には、広島県知事の要請を受けまして、17日から広島県庄原市にTEC-FORCE、緊急災害対策派遣隊を派遣をいたしまして、災害復旧や土砂災害の危険性判断等について技術的な支援を行っております。また、18日には、津川大臣政務官を福岡県北九州市、また直方市等の被災地に派遣をいたしまして、被災状況調査を行いました。国土交通省といたしましては、一日も早く被災地の皆様の生活を安定させるため、関係機関連携の下、応急対策や地方公共団体への支援に全力を尽くしていきたいと考えております。私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)閣僚懇で概算要求基準のお話があったと思いますが、大臣の方から発言等ございましたらお願いいたします。
(答)骨子案については、了承をいたしました。一時間以上にわたるかなり熱心な議論でございまして、骨子案は会議後回収ということでございまして、中身については多くを申し上げることはございませんが、例えば71兆円の大枠、こういったことが書かれておりました。それから、予算を組み替えるにあたっては新成長戦略やマニフェストを重視をすると、こういったことが書かれておりました。私の方からは、国家戦略局の在り方、そして207兆円の予算の組替え、こういったものをしっかりと検証し、反映させたものにならなくてはいけないと。特に、国家戦略局については、提言機関にするということであるけれども、果たして元々そういった考え方に基づいていたのかということと、そうであれば政治主導の予算編成というものはどこで一体行うのかと、こういった議論を行いました。その結論としては、政調会長が国家戦略局に代わって行うというものでございました。207兆円の組替えでマニフェストの財源を生み出すということについてもしっかりと検証をして、この骨子に反映をしてもらいたいということでございまして、今日了解した骨子の案については更に加えた面も出てくることもあり得るということで、その前提で了解をしたところでございます。なお、皆さん方が関心を持っておられます10%のシーリングなどという文言は骨子案の中にはございませんでした。
(問)戦略局の在り方については、大臣としては一応その説明で納得をされたということなのですか。
(答)納得したというか、私は政権交代というものを実のあるものにしていかなくてはいけないし、惰性に流れてはいけないと思っております。そういう意味では、国家戦略局というものを中心に正に国家の戦略をまとめ、そして政治の最も大きな仕事である予算編成、この予算編成というのは当然ながら国家戦略をベースに予算配分がなされるわけでありますので、これが行われると思っておりましたけれども、菅総理の説明ではイギリスのようなポリシーユニットのようなものを目指していくということでありましたけれども、では実務の予算編成は財務省が行うとして、政治主導の予算の骨格にかかわるところは一体どこがやるのかということについては、政調会長のところで行うということでございましたので、果たしてそれが機能するかどうかということと、元々政調会長というのは作らないで国家戦略局でやると言っていたのを、やはり政府与党が納得した形でスタートしないと、これは国民に約束をして選挙を戦ったことでありますので、それを変えるというのであれば変わった説明もしなければいけないし、何よりも総選挙を戦った議員、あるいは応援してくださった方々、あるいは民主党に一票入れてくださった方々に対しての説明をしっかりやらなくてはいけないので、そういうやり方についてもう一度整理をしてしっかりと国民の前にお示しをするということが必要なんだろうと。あくまでも政治主導は変わっていないということをやはり示さないと私はいけないと思っております。
(問)今日、金賢姫元工作員が来日しましたが、それについて大臣の御意見をお願いします。
(答)拉致問題の全容解明のために来ていただいて話を聞くということでございますけれども、何らかの新しい発言があり拉致問題の前進につながる、また拉致被害者の帰国につながるというものであればいいなと願っております。
(問)予算の関係ですが、先週末、松井前副長官が官邸を訪れて、総理に対して政調会長と官房長官が財務省とやるのであれば自民党時代と変わらないのではないかとおっしゃっていましたけれども、この意見に対する大臣の受け止めと、原口総務大臣が外遊先で、民主党代表選挙は複数の候補者が出るべきだとの発言をされましたが、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)この予算編成については、正に財務省主導の自民党政権下の予算編成を変えて政治主導で行っていくということをどう担保していくのかということを、私もしっかりと国民に対して説明を出来なければいけないし、そもそも国家戦略局がその役割を担うと言っていたのに、ポリシーユニットになってしまうということであれば、一体どこが政治主導でやっていくのかという疑問が閣内にいる私でさえ浮かんでくるわけでありますし、ましてや民主党が国家戦略局を中心に予算編成をするんだ、自民党政権と違うんだという期待の下で投票をしてくださった人がおられるとすれば、その方々に対するちゃんとした説明をしなければいけないと私は思っております。私はとにかく代表選挙の話もそうですが、民主党そのものが政権交代の意義と選挙の前にお約束をしたことがしっかりやれなければ、それは政権交代というものを期待してくださった国民に対する冒涜になると思うのです。もちろん変えてもいいんです。変えるということになれば、変える説明もしないといけないし、変える説明もせずに何か時間が経ったら変わっていました、あるいは自民党と何ら変わっていませんでしたということになれば、それは政権交代を選択してくださった国民に対して誠に申し訳ないことでございますので、これはしっかり閣僚懇でも一時間以上にわたって、全ての閣僚が発言してかなり激しい議論が行われましたし、私はそういう問題意識を閣僚も持っているということで安心をいたしました。したがって、政権交代でやると言ったことをあやふやにせずに、国家戦略局の在り方、207兆円の組替えによる財源捻出によるマニフェストの遂行、こういったものの検証をしっかりやって、続けていくこと、あるいは変えていくこと、変えていくのであればなぜ変えるかということ、こういったものをしっかりと国民に対して説明をしていくべきだと、このように考えております。代表選挙についてはそれぞれの御意見があるでしょうし、原口さんはそういう思いでおっしゃったんだと思います。

(以上)

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