菅大臣記者会見要旨 平成21年11月6日

(平成21年11月6日(金) 8:57~8:59  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 私のほうからは緊急雇用対策本部として、緊急支援アクションチームの動き、さらには緊急雇用創造チームの動きについて簡単に報告します。今夕、細川厚労副大臣をチームリーダーとする緊急雇用創造チームが正式に設置されます。貧困・困窮者支援チームと新卒者支援チームで構成される緊急支援アクションチームのほうは、既に具体的な動きに入っておりまして、そういったことで、雇用対策についてはしっかり推し進めていきたいと思っております。以上です。

2.質疑応答

(問)一次補正の執行停止の影響について、内閣府では0.2%の成長率の引き下げがあるという試算をされているようですが、その確認と、あとマイナスの影響はほとんどないと以前おっしゃっていましたが、それとの整合性はどうなるのか、その点について伺いたいんですが。
(答)2兆9千億円の凍結等の中で、今年度に影響する0.9兆ぐらいでしょうか、それを計算すると、0.2%のGDPに対するマイナス効果があるというのは、数字の上ではそのとおりです。同時に、今申し上げた10月23日の雇用対策で、10万人の新規雇用というものを提案しています。今これを計算させていますが、普通10万人が新規の雇用を生んだ場合は、私の頭で言えば、1人あたり3百万ないし4百万のGDP上昇効果がありますから、何らかのサービスを生みますので、時間差はあるかもしれませんが、少なくとも3千億、4千億というGDP引き上げ効果があると、その計算が何%になるか、今計算させようとしていますが、そういうことを含めて言えば、私は0.2%のマイナスを十分にこの雇用対策と、場合によっては二次補正ということも視野に置いていますので、そういう中で、年度内の中では十分それを相殺して、余りあるものにできると、このように思っています。

(以上)