古川副大臣記者会見要旨 平成21年12月10日

(平成21年12月10日(木) 10:02~10:08  於:内閣府本府庁舎1階ロビー)

1.質疑応答

(問)今日の副大臣会議の内容についてお願いします。
(答)今日は経済対策の取りまとめについて私からもお礼申し上げたのと、あとは年内の本予算の編成に向けてのスケジュール感や意見交換を行わせていただいたというところです。
(問)今経済対策も終わって本予算の話もあったと思うのですけれども、これから各省庁と協力しながらやることもあったと思うのですけれども、こちらから要請したこととか、もしくは意見交換はどのような内容がございましたか。
(答)私からお願いしたのは、各省の政策会議を開いて与党議員の皆さんの意見もしっかり聞いてくださいということをお願いさせていただきました。また、今後のスケジュール感などについても御質問があったりしましたので、私や野田副大臣や峰崎副大臣のほうから、あらあらですが今後の目処について、とにかく年内編成というためには非常に時間が限られていますから、御協力をお願いしたいということを申し上げたということです。
(問)今のスケジュール感という話で、差し支えない範囲でですが、予算編成の基本方針の取りまとめの時期も週内、週明けになるのかとか、そのあたりの説明についてはどのような形で。
(答)税制調査会のほうの議論も少し来週に取りまとめは延びるようでありますので、予算の基本方針も、そういうものに少し足並みをそろえながらやっていくことになろうかと思いますので、週は越えることになるのではないかなというふうに思いますが。
(問)来週のいつごろと考えられますでしょうか。
(答)来週のしかるべきときにということですね。
(問)今日から本予算のほうでも社民党と国民新党とワーキングチームで議論が始まるかと思うのですが、とりあえずどういうところから議論を始めていかれるのでしょうか。
(答)まずは日程の確認ということをするところからやっていきたいと思っています。
(問)昨日の亀井大臣の会見でもあるように、またかなりの上積みを要望してくると思われますが、その点については。
(答)いろいろな御意見は当然あるわけですから、まとめる過程の中では議論はどんどんしたらよいと思います。しかし、最後、これは亀井大臣も「総理が決めたものには従う」というふうにおっしゃっているわけであります。まさに予算というのは鳩山政権として最後は総理がお決めになるというもので、いろいろな議論は途中の過程であってよいと思いますが、最後はきちんとまとめていくということをしていきたいと思っています。
(問)もう一つ、党の陳情というものもあると思うのですが、これについてはいかがでしょうか。
(答)これもやはり皆さんの様々な声をしっかり伺った上で、その上でそれはそれとして、同時に全体として非常に厳しい財政状況の中で予算をつくるというのも非常に大事なことでありますから、もう今や「あれもこれも」という時代ではなくて「あれかこれか」という選択をしていかなければいけない。どれも出来ればそれは全部何でもやりたいというのが私も含めみんなの思いなのですけれどもそういう状況ではありません。今の日本の状況、そして今後の状況等を考えた中で何に優先順位を置いていくのか、優先順位があるわけでありますから、優先順位をつけて最終的に決めていきたいと思っています。
(問)それに関連して国債を44兆円発行と言われていますけれども、これを超えるのではないかという声が強まっていますが、それについてはいかがでしょうか。
(答)この44兆円という数字は別に決めたわけではなくて、前から申し上げているように、いろいろな方々のお話の中で市場の関係者の皆さん方が、その辺を一つのメルクマールにしているということです。その事実は重く受けとめた上で財政規律を維持しつつ、同時に今のデフレ的な経済状況の中で経済を底割れしないように、かつ一日も早く回復させていくためにはどうしたらよいのか、その中での財政の役割はどういう役割になるのか、非常にナロー・パスでありますけれども、そういう道を探っていきたいと思っています。
(問)来年度予算の日程ですけれども、30日に閣議決定というような話も出ていますけれども、今現段階でのスケジュール感というのはどういう見通しでしょうか。
(答)年内編成ということです。
(問)今日から始まる与党のワーキングチームの中で、予算編成の基本方針、これについても説明というか、話し合いはされるのでしょうか。
(答)今日は私が考えておりますのは、今後の日程感についてまずはお話ししたいと思っています。
(問)政府経済見通しの発表時期というのはどうなるのですか。
(答)しかるべきにやりたいと思っています。
(問)従来は財務省原案の前ぐらいに政府経済見通しを出していましたけれども、今度の政権では財務省原案というものを出さないということになれば。
(答)ですからしかるべきに出したいと思っています。
(問)政府案の直前という形になるのでしょうか。
(答)しかるべきに出したいと思っています。
(問)予算編成の基本方針は最終的には閣議決定になるのですよね。
(答)それは決定することになります。
(問)その前に基本政策閣僚委とか、予算に関する関係閣僚委員会とかにもかけるのでしょうか。
(答)もちろんそれはかけることになります。

(以上)