福島内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年4月13日

(平成22年4月13日(火) 9:29~9:43  於:院内閣議室前ぶら下がり)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日の閣議は、株価が3月、4月と上がっていたり、あと成長戦略を含めてどうやっていくかという、割と大きな話が中心になりました。
 今日、閣議懇談会で、ライターの火遊びによる火災事故について発言をして理解を求めました。消費者庁においては、先月末にライターの火遊びによる火災事故に関する調査を取りまとめて、子どもの死傷者が多い事態を踏まえて注意喚起を行いました。しかし、その後も、残念ながらライターに起因すると疑われる火災によって子どもが死傷する事故が相次いでいて、こうした状況は本当に看過できないと考えています。
 ライターの火遊びによる火災事故の減少を図るためには、関係省庁が連携協力して、広範な注意喚起の徹底や製品改善に係る検討等を推進していくことが重要です。このため、本日の閣議後の閣僚懇談会で、関係閣僚の特段の御協力を求めました。経済産業大臣のほうから、5月中にでも取りまとめを行いたいという発言をしていただきました。近日中に消費者安全情報総括官会議を開催し、関係省庁間の連携協力を図ることとしております。
 ですから、2つありまして、ライターそのものの構造を本当にどうするのかという問題と、今、世の中にたくさんライターはあるわけですから、それをどうしていくのか。1つは、親や身近な大人による安全管理の徹底と十分な見守り、放置されている不要なライターの廃棄の促進、ライターの構造等の改善、幅広い関係者への協力呼びかけ、例えば、幼稚園、保育所、公共施設、親御さん、身近な大人などに対する啓発も実はとても大事だと思っています。ですから、近日中に消費者安全情報総括官会議を消費者庁で開いて、皆さんに来ていただいて、情報の共有と何ができるかということをしっかり共有して、やれるところからやっていただきたい。そのため、こういうことをやってほしい、あるいは、こういうことをやりますというようなことの意見交換等、次のアクションをとっていきたいと考えています。これは、また消費者庁が司令塔として頑張ってまいります。
 それから、4月15日木曜日5時半より、官邸において男女共同参画会議を開催いたします。今、ちょうど精力的に第3次男女共同参画基本計画の策定に向けてやっているところです。本年6月に男女共同参画会議の答申を出すべく、会議のもとの専門調査会で検討を進めています。今回の男女共同参画会議で中間整理について報告をいただき、議論を行います。会議終了後、会見を行い、私から概要を御報告いたします。
 これについては、4月16日から意見募集を開始するほか、4月20日から全国6カ所で公聴会を開催いたします。公聴会は、4月20日兵庫、23日宮城、28日広島、5月7日愛知、8日東京、11日福岡です。私も幾つか出席をぜひして、皆さんたちと意見交換したいと思っています。パブリックコメントは4月16日から5月12日の予定です。
 子育て支援について申し上げます。これは子育て担当大臣、あるいは社民党としても、将来も子ども手当だけではなくて、保育所や学童クラブなどの現物支給、現実的な応援が大変重要だと考えています。ですから、今後どういう制度設計をしていくかに当たっても、その両方が必要だと。両方のバランスと総合的パッケージが必要だということを子ども担当大臣としてもしっかり言っていきたいと思っています。
 もう一つ、やはりお正月明けにフランスに行って、家族手当金庫というようなものに非常に触発を受けて、家族手当金庫のようなものを、あれは65%企業負担で、日本でそういう制度が可能かどうかわかりませんが、家族手当金庫、それは子ども手当も、それから現物支給も子どもの支援が入っているわけですが、ずっと将来は子ども庁をつくるとすれば、その前段になるかわかりませんが、家族手当金庫を視野にも入れながら、子どもを応援するための財政の確保と、それから制度設計、それをしっかりやっていきたいと思っております。
 それから、昨日というか、金曜日夜から、これは社民党としてなんですが、照屋寛徳衆議院議員、それから沖縄県議会の高(1)嶺議長がテニアンに行ってきました。テニアンでは、手を挙げてぜひ来てくださいという声を聞いたということで、社民党はグアム、テニアン、とりわけテニアンは3本滑走路があり、これをきちっとしてむしろ活用してくれという声が大きいということで、この内閣のもとでテニアンというのはあまり重要視されていないんですが、手を挙げているところがあるじゃないかということで、これは社民党としても強く主張していきたいと考えています。
 井上ひさしさんが亡くなったことについて、一言私も申し上げたいと思うので聞いてください。
 私は、井上ひさし戯曲の大ファンで、もちろん「ひょっこりひょうたん島」から始まるわけですが、ここ数年、戯曲をずっと見に行ってきました。8月15日、2年前ですかね、舞台を見に行き、それから「太鼓たたいて笛ふいて」とか、いろいろな最近の戯曲も初日に行ったりして、いろいろお話をさせていただいて、やはり戦争に対する憤りや庶民の感情や、しかもそれを難しくじゃなくて、そういう表現の仕方があるのかという形で表現をされていて、私は自分が議員としてなかなか言葉がうまくできなかったり、何かいろいろやっぱり勉強しなければというのもあって、いろいろもっと自由にしゃべったらいいよとか、演劇を見ても、いろいろこういう訴えの仕方があるのかとか思って、非常に触発を受けました。
 「父と暮せば」などもすばらしい戯曲ですし、去年、舞台を見に行って、「ムサシ」とかも見に行ったんですが、初日に行くと、みんなで焼き肉を食べて打ち上げをやるんですが、いろいろ話していただいたりして、本当に天才ですから、すばらしい人を失って本当に残念です。本当に寂しくなると思っています。こまつ座に行っていろいろ話をさせていただいたりしていたので、本当に残念です。

2.質疑応答

(問)今、普天間の話が話題になりましたけれども、昨日、高(1)嶺議長と平野官房長官が会って、平野官房長官は県外を軸に調整している旨の発言をされましたが、この点については、これは徳之島を想定されていると思われるんですけれども、社民党としてはいかがでしょうか。
(答)社民党は沖縄県内はだめだと、国外が一番、グアム、テニアンと言ってきたわけですが、正式なきちっとした結論というわけではありませんので、この内閣のもとで国外が一番、あるいは沖縄県内ではだめよということが実現できるよう、社民党としても全力を挙げてまいります。
(問)ちょっと話題が変わるんですけれども、内閣支持率がついに一部の社で30%を切って2割台になる社も出てきましたけれども、そういった話題は今、閣議の場で出ましたでしょうか。あるいは、受けとめですね。
(答)生活再建の部分で本当に頑張っているところがあって、完璧ではありませんが、派遣法の改正案、閣議決定して国会に出す雇用保険の拡充を本当に増やしていく、あるいは医療や介護、年金といった立て直し、そういうことをやろうとしている内閣だと思っています。社民党としては、そういう生活再建の部分で国民の皆さんに実感がわくように、子ども手当あるいは高校の実質無償化、個別所得保障、それだけにとどまらず、やっぱり保育所をもっと支援しようとか、そういう生活再建、生き方や生活を応援する部分で頑張ろうと思っているわけですね。男女共同参画社会もそうなんですが、そういう部分がもっともっと効果を出し、もっともっと人々に生活再建できているなと思ってもらえるように頑張りたいと思っています。
(問)今、当社のほうでも一応今週末内閣支持率の数字をとっていて、社民党についてちょっとお聞きしたいんですが、去年10月ぐらいの段階では3%ぐらいだった支持率が、今年に入って大体1.5%前後で推移している。一たん、すとんと落ちてからなかなか上がっていないという現状をどういうふうに分析されているのかということと、今後どういう対応をとっていこうと思われているのか教えてください。
(答)社民党の支持率を上げるために、例えば、私自身は女性党首なので、女性の政策やもっと生活に身近な部門で頑張っているという、あるいは政策を出すというところで大いにアピールしていきたいと思っています。社民党は平和や普天間でもちろん頑張っているわけですが、普天間だけではなくて、私自身の仕事としても、担当の大臣としても、実は保育所や自殺の問題や、あるいは男女共同参画や生活に身近な消費者問題だとか、身近なところで大臣としても担当しているわけで、もう一つ、党としても雇用や医療の問題で頑張っているという部分があると思うんですね。でも、何か普天間だけ突出しているような感じに見えかねないので、もちろん平和や普天間で頑張るのは当たり前なんですが、そういう生活に身近なところで頑張っているというところを、あるいは政策を打ち出すことでアピールしたいと思っています。
(問)民主党の支持率が下がっていることに引っ張られているという感覚はありますか。
(答)それは民主党は民主党、社民党は社民党ですから、社民党の支持率を上げるためにはよその党のことを言う必要はないと思っています。社民党独自として、社民党の支持率を上げるために頑張るべきなわけですから、頑張っていきたいと思っています。社民党としてどう頑張っているかというのをやはりアピールしていきたいと思っています。
(問)関連しまして、内閣全体として支持率を上げていくためには、やはり生活再建の部分の政策をやることが一番だとお考えなのか、それともほかに何か策があるというふうにお考えでしょうか。
(答)地方に行くと、やっぱり地方の疲弊というのはとてもあって、この間、宮崎に行き、いろいろな地方に行ってつくづく思うんですが、やはり地域医療の問題や、地方で雇用がないという問題があるわけですね。小泉構造改革、自民党政治の中で壊されてきた地域の問題はやっぱりあります。それは、みんなも自民党政治に戻っていいとは思っていないんですね。国民の皆さんが一番根本的に思っているのは、子どもの未来であったり、高齢者の問題であったり、介護の問題であったりするわけです。
 私もちょっと故郷に戻って、宮崎でも大分でもどこでもそうなんですが、都会で働いていたけれども、親の介護のために戻ってきたという感じの方もいらっしゃるんですね、同級生の中にも。介護のことをしっかりやってくださいとかものすごく言われるので、人々が望んでいることはそんなに極端なことではなくて、本当に教育や医療や介護、地域のことをちゃんとやってほしいということだと思うので、私はそういう当たり前のことを、政治を変えるんだ、生活再建するんだと言ってきて、そのための政策、予算の組みかえをやっているわけですから、そういう生活を応援することをきちっとやっていくこと、それがやっぱり必要だと思っています。何か目先を変えてというよりも、そういう雇用や社会保障の立て直しを地道にちゃんとやるんだということでしか、信頼は勝ち得ないと思っていますし、社民党はその立場で頑張っていきます。

(1)の「高」は「はしごだか」

(以上)

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