林 幹雄 内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年7月14日

(平成21年7月14日(火) 10:38~10:45  於:警察庁18階第4会議室)

1.発言要旨

 閣僚懇で総理から、来週早々に衆議院を解散し、投票日は8月30日でいくという発言がございました。

2.質疑応答

(問)他の閣僚から、特に異論等はなかったですか。
(答)いろんな意見が出ましたが、異論はありませんでした。
(問)確認なんですが、(大臣御自身は、)解散する際に解散詔書にサインというのはされるんでしょうか。
(答)今日は、そのような話は出てませんでした。
(問)そうなった場合は、大臣御自身は、(サイン)されますでしょうか。
(答)はい。
(問)今日の閣僚懇は、すごく時間が掛かったと思うんですが、一番時間を費やした部分というのはどういったところなんでしょうか。
(答)この総選挙に向けて、例えば、争点を明らかにすべきだとか、あるいは、政権交代がいろいろ取り沙汰されてるけれども、政権交代したらバラ色のようなイメージがあるけれども、そうじゃないということを明確に出すべきじゃないかとか、都議選の総括をきちっとして、反省すべき点は反省して、きちっとした体制で臨んだ方がいいんじゃないかとか、様々な意見が出ました。
(問)林大臣は何か発言されたんですか。
(答)しませんでした。
(問)今あった話の中で、都議選の総括をしてという話をされたのは、どの閣僚ですか。
(答)それは触れない方がいいじゃないでしょうか。
(問)都議選の総括で、反省してというのは。
(答)反省すべき点があれば、そこは素直に捉えてということです。
(問)そういう意見は、閣僚内で大勢を占めていたというわけでもないんでしょうか。
(答)違います。
(問)大臣御自身は、今回の都議選の結果についてどのように考えていらっしゃいますか。
(答)私は、都議選にしても、先の静岡県知事選にしても、都議選が10%、静岡が16%、投票率がアップし、この分がそっくり反自民という形になってしまったというふうに捉えておりまして、やはり投票率が上がった分だけ、全部反自民になったのが敗因だったと感じています。
(問)解散の日程と投票日が8月30日ということの決定があったと話がありましたが、それを受けて、大臣としてはこれから閣僚としてどのように臨んでいかれますか。
(答)総理からも、選挙ももちろんあるけれども、閣僚として責務を全うしてほしいということもございましたから、私もやはり、選挙はもちろん戦いますけれども、この閣僚としての任務は全うしていきたいと思っています。
(問)都議選の総括ということについて、総理から何か御意見はございましたか。
(答)ありません。ただ、総括といっても、どこがどうなのかという具体的なものはないもんですから、総括すべきところは総括して、そしてやはり反省しなきゃならない点があれば、そこは反省しなきゃならん、次の選挙のためにプラスに持っていかなきゃならんじゃないかということを、党に話をしたかどうかという話でございます。
(問)そのように、ある閣僚が述べられたということですか。
(答)そうです。
(問)関連なんですけれども、昨日、総理からぶら下がりで、同じように選挙の日程の発言がございまして、今日の閣僚懇でもあったということなんですけれども、実際に解散を打つ前に投開票日を決定するというのは、ちょっと異例というふうな感じを受けまして、そこから追い込まれているというような印象があるかと思うんですけれども、そういった点はいかがでしょうか。
(答)4年前の郵政解散の時も、突然(の解散)でありましたけれども、解散をするとなった時にはもう日程が決定してましたから、あまり奇異な感じはありません。
(問)先程、投票率の話がありましたけれども、今回の都議選に関して、敗因の分析として、大臣自身はどのようにお考えになってますでしょうか。
(答)やはり、国政での政権交代というものに、しっかり煽られて、そのまま都議選になってしまったということじゃないのかなと思います。

(以上)