NPO法人ファザーリング・ジャパン代表安藤氏との対談

安藤氏と小渕大臣

意見交換の様子

 平成20年10月15日、NPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤哲也代表においでいただき、子育てに関心のある内閣府職員も30名程度参加して、皆で意見交換を行いました。
 安藤氏からは冒頭、「父親になるということを楽しむという生き方が大切である。良い父親になることを目指すのではなく、自分の人生を肯定できる笑顔の父親になろう。」という話がありました。
 また、ワーク・ライフ・バランスについては「労務管理の問題ではなく、自分の生き方の問題であり、早く帰って何がしたいのかが大切である。」という話などがありました。

 質疑応答では、職員から、どこまで育児参加をすれば良いのかという質問や、質の面でよい父親像になりたくて悩んでいるという意見が出されました。
 安藤氏は、「まだ肩の力が抜けてない。やるべきことは目の前にある」、「ママや子供たちのシグナルをきちんと受け止めてあげることが大切である」と答えられました。
 また、行政の人間に対するメッセージとして、「仕事人間にならず、なるべく早く帰ってほしい。これからは、育児ができ、楽しめる男性がモテる時代に変わっていく」とのお話がありました。
 小渕大臣は、「女性は生き方が多様化して、選択肢が増えてきているが、それに社会が追いついていない。それを打破するには絶対お父さんの力が必要。世の中の男性に一緒に子育てをしてもらい、社会が変わることで、少子化を打破できると思っている。」、「少子化も男女共同参画も絶対に男性が要だと思っている。多様な生き方ができるよう、政府も取組を促進していきたい。」と述べました。


 【リンク】
ファザーリング・フォーラム(PDF形式:41.8KB)PDFを別ウィンドウで開きます