小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年5月19日

(平成21年5月19日(火) 10:47~10:53  於:内閣府本府1階118会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議におきまして、私からお伝えすることは特にありません。
 また、お手元に報告事項を1件配布しておりますので、ご覧いただければと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)新型インフルエンザ対策に関連してなんですけれども、対象地域で保育所の臨時休業で、働くお母さんから困っているというような声が上がってきているかと思いますけれども、これについての受け止めと、政府の中で検討、対応等があれば教えていただけますか。
(答)やはり働くお母さんにしてみますと、保育所でお子さんを預かっていただくのが毎日のことですので、今回の新型インフルエンザの流行によりまして、お子さんを預けられなくなって、いろいろと不都合が起こってきているということは、十分に承知をしております。
 しかし、お子さんの安全のことを考えたときに、そうした措置がとられるということは、新型インフルエンザの流行を防ぐ上では仕方のないことですし、こうしたときこそ、いろんな方々の理解をもって、対策に当たっていかなければならないと思っております。
 ただ、お母さんが、そのために仕事を休んだりしなくてはならないということがありますので、事業者の方々にも、育児などのために休まなくてはならなくなった従業員について配慮していただくように、事業者団体に対して要請を行っているところであります。
 国と自治体と事業者と国民と一体になってこの対策に当たることが大事ではないかと思いますので、事業者の皆さんの御理解をお願いしたいと思います。
(問)内閣支持率についてなんですけれども、週末の民主党の代表選を受けて、各社の世論調査で内閣支持率が若干減少傾向にありまして、また首相にふさわしい人として鳩山代表のほうが、弊社の調査ですと、麻生首相をダブルスコアで上回っているような状況になっているんですけれども、まずこの結果についての受け止めと衆院選への影響についてお願いします。
(答)麻生内閣になってから、支持率のことではいろいろと御質問をいただいているんですけれども、今回の支持率の低下は、特に民主党の代表選がありましたので、それで随分と国民の皆さんの御期待や視線というものが集まってきているということもあるのではないかと思います。こちらといたしましては、今ちょうど補正予算の審議の途中ですので、まず目先にある仕事をしっかり片づけていくことが大事だと思っております。
 特に、今回の件で衆院選への影響はないのではないかと思います。
(問)今の話に関連してなんですけれども、大臣は常々少子化対策にできれば消費税1%分をということで強化できればとおっしゃって、一方で、新代表の鳩山さんは、消費税は向こう4年議論するべきでもないというおっしゃり方をしているわけですけれども、そこら辺についての考え方、どういうふうに思っていらっしゃいますか。
(答)新代表がおっしゃるように、しっかり無駄を省いていくという考え方ももちろん大事だと思いますし、もちろん政府としても、そうした無駄をしっかり排除して、税金を大切に使っていきましょうということは変わらないと思っております。
 ただ、今の社会保障の状況ですとか少子化のことを見ますと、本当に「待ったなし」の状況にあるので、そんなに悠長に4年、5年、消費税の議論をしなくて本当に良いのかというような気がしております。国民の皆様にしてみますと、消費税が上がるということに対して、正直そんなにウェルカムという受けとめではないということは十分に承知しておりますけれども、それでもやはり安心、安全な社会をしっかり築いていくために、消費税を上げていくという議論は、していかなくてはならないことだと思っております。新代表がどのように安定財源を確保していくかということについては、十分に承知をしておりませんけれども、そうした耳の痛い話もしっかりしていくということが、責任を果たしていくということではないかと思います。
・報告事項(PDF形式:10.5KB)

(以上)