小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年4月21日

(平成21年4月21日(火) 9:47~9:51  於:内閣府本府1階118会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議について、私から特にお伝えすることはありません。
 また、お手元に報告事項を1件配付しておりますので、ご覧いただければと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)以前、自民党内で国会議員の世襲の問題について制限をすることも検討すべきという声もあって、一方で、それに対して、それはちょっと難しいんじゃないかという声もあるんですけれども、大臣御自身はこの議論をどうご覧になっているかと、世襲についてのお考えを聞かせていただけますでしょうか。
(答)私もその当事者の1人でありますので、なかなかコメントするのも難しいんですけれども、今、党内でそのようなお話があるということなので、どのような議論を進めていくのか、その方向を見ているという段階であります。
 世襲議員につきましては、いろんな賛否があるということは十分に承知していますし、私自身が初出馬する際にも、やはりそのような御意見をいただきました。
 そのときにお答えしたのは、世襲議員だからだめだということではないと思いますけれども、そういうふうに言われないように一生懸命やっていきたいということでした。現在もその気持ちは変わらず、議員としてしっかりお仕事ができるように自分を律してやってきたつもりであります。
 ですから、世襲だから良い悪いということではなく、仕事の内容を見ていただきたいという思いがありますけれども、世襲議員が出馬することによって、ほかの可能性のある方の出馬の芽をを摘んでいるということとか、あるいは世襲だからほかの人よりも随分とプラスに、下駄を履かせてもらえている部分も正直に言ってあると思いますので、これからいろんな議論がなされていくことをしっかり見守っていきたいと思いますし、私自身も当事者の1人でありますので、その賛否を真摯に受けとめていきたいと思っております。
(問)定住外国人支援についてお伺いします。
 先週お伺いすればよかったんですが、支援策のリストが発表されているんですけれども、それぞれの事業規模がわからないということで、いろんな事業、ほかの役所の事業、特に定住外国人に限っていないということもあるかと思うんですけれども、そうした場合、事業の効果がどれぐらいあったのかということがわかりにくいと思うんですが、大臣、これから、2段にわたって出された施策を今後どう評価していく御予定でしょうか。
(答)多分、事業規模がはっきりしないというのは、特に雇用の面ではないかと思います。
 今回、出させていただいた更なる対策の柱は、一つは教育支援の日本語指導であって、もう一つが雇用の支援であります。
 雇用の支援については、日本人、外国人にかかわらず、かなり大きな緊急雇用対策が出されておりまして、それを外国人に限って線を引くということは、なかなか難しいことでありますので、その事業規模が具体的にわからないということはおっしゃるとおりであると思います。
 ただ、それぞれの自治体によってさまざまな対策を打っていますし、自治体によってニーズも随分と違ってきます。これまでも、1月30日に出した「当面の対策」後、それぞれどういう対策が更に必要で、どういう要望が国に対してあるかということを細かく聞いてきましたが、やはり自治体によっても随分と状況が違いますから、今回出した対策によって、どういう要望が上がってくるかということをしっかり踏まえて、また次に何ができるかということを考えていきたいと思っています。

・報告事項(PDF形式:11KB)PDFを別ウィンドウで開きます

(以上)