小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年3月31日

(平成21年3月31日(火) 9:42~9:47  於:本府1階118会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議につきまして、私からは特にありません。
 今日の閣議後の閣僚懇におきまして、総理から子育て支援等の充実について御指示をいただきましたので、御報告いたします。
 総理からは次のとおり御指示がありました。
 子育て支援や、子ども・若者支援は、政府・与党として、充実してきた。しかし、高齢者に比較して、手薄であるとの指摘があるとともに、充実への 要望も強い。小渕大臣、舛添大臣をはじめ、関係大臣におかれては、国民の要望を踏まえて、真に必要な層への、効果的な政策を、考えていただきたい。
 これを受けまして、直ちに検討を本格化し、緊急に対応が必要なものについては、今後予定されている追加経済対策に盛り込んでいきたいと考えています。
 なお、お手元に報告事項を1件配布しておりますので、御覧ください。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)総理からの指示に対して、特に閣僚から、何か発言とかはありましたでしょうか。
(答)細かなことにつきまして閣僚から発言があり、また総理からいろいろと問題意識を示されました。それについて舛添大臣から少し御返答のようなことがありましたけれども、直接、この内容ということでもありません。
(問)今日で平成20年度も終わりますが、年度を振り返られて、また新しい年度にかける何か意気込みなどがあればお聞かせいただきたいのですけれども。
(答)無事に21年度の予算も成立しましたから、まさにこれから、現場において、総理始め内閣で目指してきたことが、少しずつ実現していくと思いますので、より気を引き締めてやっていかなければならないと思っています。
(問)先ほどの総理からの指示ですけれども、効果的な施策を考えていただきたいということのようなのですが、大臣の中で具体的な効果的な施策というのは、何か念頭にあるものがあるのかということと、それを、今後の経済対策などという話も最近出始めておりますけれども、そういった経済対策に盛り込みたい意向であるのかどうかというようなところについてお話いただきたいのですが。
(答)総理の御指示の中で、真に必要な層への効果的な政策を考えてほしいということを私としても重く受けとめております。これまでも予算委員会や有識者会議などで、いろいろなお話が出ていたのですけれども、やはり今、子どもの貧困の問題ですとか、母子・父子家庭、低所得者家庭の現状、そうしたものを踏まえたときに、どういう対策をしていったらよいのか、検討していく必要があるのではないかと思っています。そのほかでも、この経済状況の中で、保育所が足りないことですとか、社会的な養護が必要な子どもたちに対する支援ですとか、そうしたことも盛り込むべきことではないかと思います。
 お金が必要なことに対しては、経済対策ということで盛り込んでいかなければなりませんし、また、制度とか法改正が必要なことでしたら、少し中・長期的になりますけれども、併せて検討していきたいと考えています。
(問)ちょっとお話は変わるのですけれども、大臣の地元の群馬県のほうで、21年度予算が可決されたのですが、その中で医療費、中3までの子どもの医療費を無料化するということが決まったということなのですけれども、これについてどのように評価されていますか。
(答)ちょっと前からその話は聞いておりました。今回可決されたということは、県民の皆様のそうした御要望にお応えするということであると思います。子どもに関する施策についてどういうことを望むかということに対して、子どもの健康をしっかり支援してほしいという声が、やはり多く寄せられていますので、今、自治体において少し差がありますけれども、いろいろな形で医療費負担を軽減するための施策を盛り込んでいただいているところであります。
 国としても、やはりその医療費の負担をどう考えるかということをしっかり検討していかなければならないと思いますし、それに併せて、小児科医が足らなくなってきていますので、そうした病院の配置等、併せてしっかりやっていかなければならないと思っています。

・報告事項(PDF形式:11KB)PDFを別ウィンドウで開きます

(以上)