小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年10月28日

(平成20年10月28日(火) 9:15~9:20  於:内閣府本府1階118会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議は、一般案件4件、国会提出案件12件、政令9件、配布1件、計26件の案件がございました。このうち、私の所管案件は1件ございました。
 本日の閣議におきまして、「平成19年度食育推進施策」を閣議決定いたしました。これは、いわゆる食育白書で、食育基本法に基づき国会に提出するものです。
 閣議では、私から、お手元の資料にありますとおり、今後とも食育の推進を図るべく閣僚各位に対しても一層の御尽力をいただきますようにお願い申し上げました。
 また、お手元の資料のとおり、「国の審議会等における女性委員の参画状況について」9月末現在の状況を取りまとめましたので、閣議で報告いたしました。詳細は男女共同参画局にお問い合わせください。
 次に、私から報告事項が2件ございます。
 1つ目は、「男女共同参画会議(第30回)」についてです。
 本日、18時45分より官邸におきまして男女共同参画会議が開催されます。会議においては、政策・方針決定過程への女性参画の拡大にかかわる最 新の状況について報告を行い、政府全体としての取組などについて議論をする予定です。会議後に会見を行い、私から結果について御報告させていただきます。
 2つ目は、「仕事と生活の調和の推進に取り組む企業訪問」についてです。
 仕事と生活の調和の推進につきましては、私自ら先頭に立ち経済団体などを訪問し、トップの方々に取組への協力をお願いしているところです。この ような観点から、本日お手元の資料のとおり、キヤノン株式会社と株式会社妙徳を訪問し、各企業における取組について、経営幹部及び社員の方々との意見交換 を行う予定です。詳細につきましては、仕事と生活の調和推進室までお問い合わせください。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)国会というか政治の話なんですが、厳しい経済状況を受けて、政府・与党内に衆議院の解散選挙を先送りにして、とりあえず現在は経済対策に力を入れようという流れが強まってきていると思うんですが、大臣としてまずは経済対策に力を入れるという、こういう考えについては個人的にはどう思われますか。
(答)選挙がいつあるのか、決めるのは総理なので、私から申し上げることではありませんが、やはり今、株価が26年ぶりの最安値という状況の中で、しっかりとした経済対策をとっていくことが最優先課題であると考えております。
(問)関連なんですが、今回の経済対策の中には子育ての関連で待機児童を減らすための対策等も盛り込もうとされていると思うんですが、そういった対策もやはり経済に影響するものなのでしょうか。
(答)少子化の問題というのは、すぐに結果が出てくることではないかもしれませんけれども、この先の日本の状況を見たときに、確実に労働人口が減っていく中で、少子化対策は今待ったなしの状況にあると考えています。
 第二次ベビーブームの世代があと5年で30代を終えるという中で、早い段階で対策を打つことが大事であり、今回の少子化担当大臣として打ち出している施策についても、急いでやらなければならない問題だと考えております。
(問)この審議会の女性委員の割合の御報告に対して、何か閣僚から反応はありましたでしょうか。
(答)特にございませんでした。

(以上)