小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年10月3日

(平成20年10月3日(金) 9:30~9:35  於:内閣府本府1階 118号室)

1.発言要旨

 本日の閣議は、一般案件3件、国会提出案件57件、政令1件、報告1件、計62件の案件がございました。このうち、私の所管案件はございませんでした。
 私から、報告事項が1件あります。
 お手元に資料をお配りしているかと思いますが、私、少子化対策担当大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣の合意のもと、認定こども園の改革を進める ための検討会を10月15日に開催することとなりました。認定こども園に関しては、私自身ができるだけ早く現場を訪問し、施設の有効性や課題を把握すると ともに、お母さんたちの声を聞き、子育て奮闘中のお母さんたちにとって、真に使いやすい制度になりますように、今後の検討に反映させていきたいと考えてい ます。
 今後、少子化対策を進めるため、積極的に子育ての現場を訪問していきたいと考えています。同世代のお母さんたちと気持ちを共有し、1人の母親としての視点を大切しながら、感じたこと、考えたことを率直に国民の皆様の発信し、また関係者にぶつけていきたいと考えています。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)認定こども園の在り方検討会で、大臣としてはどの程度まで、どの範囲までの検討を進めたいというふうにお考えなのかということと、もう1点は、将来的には幼稚園と保育園はその別をなくして一体化すべきと考えていらっしゃるかどうか、お願いします。
(答)申し上げるまでもないことですけれども、今待機児童が2万人おりまして、そのお母さん方の不安をなくすために、待機児童をゼロにするべくしっかりと努力をしていかなければならないと考えています。制度としてはいい、利用者としても使いやすい、にもかかわらずなかなか進んでいかないという現状の中で、これから検討が進められるわけですけれども、利用者にとってどういう形の認定こども園がいいのかということを考えながらやっていかなくてはならないと考えています。どこまでの範囲ということについても、今後の議論の中で、また利用者からの御意見を伺いながら検討してまいりたいと考えています。
(問)将来的な幼保の一体化についてはどのように。
(答)現在は、確かに幼稚園と保育所という形でそれぞれ制度が違っていて、歩み寄りを進めているところです。どうしても壁ができてしまうというか、なかなか歩み寄りが進まないというのが一番の課題ではないかと思います。今後どういう形でというのは、まさにこれから検討を進めていく中で利用者の御意見を伺った上で形が決まるもので、もともと制度ありきで決まるのではなくて、利用者のことを一番に考えながら、制度が固まっていくのが理想的な形ではないかと考えます。
(問)今の検討会の件なんですけれども、ロジスティックの部分になりますが、最終回みたいなものをどこかで想定をしていて、また成果物ですとか、答申といったものを考えていらっしゃるか教えていただけますか。
(答)できるだけ早くと考えています。年末までに中間取りまとめを行いまして、年度末までに制度改正についての取りまとめを行う予定でおります。

(以上)