佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年6月15日

(平成21年6月15日(月) 10:43~11:04  於:総務省会見室)

1.発言要旨

 皆さん、おはようございます。金曜日の日に総務大臣ということで、大変突然のことでございましたが、総理から拝命を受けまして、まだまだ未熟者でございますけれども、精一杯、いろいろなことを理解をしながら、総務行政等々頑張ってまいりたいというふうに思っております。
 私が受け持つところが大変多くございまして、戸惑いもございますけれども、やっと警察庁等々慣れたところでございますが、また総務ということで大変な重責とは感じておりますけれども、皆様方の御指導をいただきながら、しっかりと担ってまいりたいと思います。
 また、鳩山大臣の域までは、とても私の能力ではいきませんけれども、そこはスタッフ、役所の方々のいろいろなお力を借りて、結集をして、難局を切り抜けたいというふうに思っておりますので、ぜひ報道関係の皆様方にも御協力をいただきますことを心からお願い申し上げまして、まずは就任のごあいさつとさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

2.質疑応答

(問)鳩山前総務大臣が西川社長の続投不許可を明言されて、事実上更迭されました。それで、その後を受けられた佐藤大臣では、西川社長の続投を許可する以外の選択肢はないと思いますが、いかがでしょう。
(答)この件については、まだ、正直レクチャーも受けておりませんし、総務省に一年前いたとはいえ、一年間留守にしていたわけでありますから、こういういろいろな事情を、生の話をよく受けた上で、関係の方々と、総理の指示もございますので、よく判断をしてまいりたいというふうに思います。今おっしゃられたように、それしかないのではないかということをおっしゃられましたけれども、それは今後じっくりと考えて判断をしてまいりたいといふうに思っております。
(問)今回、郵政の件については、人事のほかにも業務改善命令と、それに対する郵政側がどう対処するか、処分の在り方なども課題に上っていますけれども、総務省としてどういうふうに臨むというか、考え方がありましたら。後、鳩山大臣のときと自分のときとは、こういう違いを見せたいという点がありましたら。
(答)正直まだそこまでの頭の中の整理ができておりません。改善命令が4月3日に出されて、6月末の報告というのは、もちろん報道等々でもされておりますので、承知はしておりますが、ちょっと中身をまだ整理しておりませんので、こうだということは申し上げられませんが、しっかりと、ここがポイントだと思いますので、改善命令というところが大きなポイントだと思いますので、このこと等々については、大変慎重にも慎重に、よくお話を聞かせていただきながら、判断をしていきたいというふうに思っております。
 辞任がどうの、責任がどうのというのをここで申し上げるだけの、まだ情報を持っておりませんので、そこは差し控えたいというふうに思っております。申し訳ないですけれど。
(問)その業務改善命令への回答について、いつごろまでに回答してもらうというお考えは今のところお持ちでしょうか。
(答)6月末ということになっていますし、業務改善命令が出て、何もしていないということはないと思います。報告を受けておりませんけれども。ですから、そういうこと等々を踏まえて、当然つくり上げていくものだろうというふうに思いますので、そこはこれからレクを受けて、どういう流れになっているのかということも含めて聞かせていただいた上で、なるべく早く出していただいて、検討させていただきたい。先程申し上げましたけれども、今度の問題は、この業務改善命令というのが私はポイントだというふうに思っておりますので、このポイントをしっかりと見極めることが最大の問題かなというふうに思っております。
(問)今月29日の日本郵政の株主総会で、おそらく西川社長の続投が提案されるということです。それと後は、先程大臣、総理の指示という言葉もありましたけれども、ここら辺、株主総会の決定と大臣の御判断が異なることがあるのかということが一つと、それと政府の考えに大臣は従うつもりなのかということをちょっとお伺いします。
(答)従うとか何とかというよりも、これから、先程申し上げましたように、改善命令というのを私はまだ熟知をしておりませんし、当然、常識的なことを総務省側から会社側に話をしていると思います。ですから、そういうことを受けて、いろいろなことを判断しなければいけないというふうに思いますし、株主総会のうんぬんの話はその後の話でございまして、それは総理が言われたからどうのこうのということよりも、まずはそういうことを整理した上で、もちろん財務大臣、官房長官によく御相談をして、その辺のことは決断をしていかなければいけないというふうに思っております。したがって、今ここでおっしゃられるように、こうだということはちょっと申し上げられませんし、常識で考えても答えられるという話ではないと思います。
(問)壬生町の講演で、社長を変えるということは民営化の趣旨に反しているのではないかという御発言がございました。その後、安倍元総理なども、政府が100%株を持っていても人事に介入するというのは今までなかったことだという発言もあるのですけれども、政府が民間会社の人事にこういうふうに介入することについては、講演でおっしゃった趣旨と同じ考えですか。
(答)あの時点で、すべてを理解していたかというと、理解していなかったところもあるので、あの発言については若干踏み込み過ぎたかなという反省も踏まえて、今回総務省に来させていただいて、そのこと等々十分に、もちろん法律があるわけですから、その法律等々を熟知をした上で、どういう方向づけをするかということは、もう一回原点に返って考え直していきたいというふうに思っております。したがいまして、壬生町で言ったこと等々は、当然、そのときにはもう総務大臣になっていたとはいえ、いろいろな情報がなくて真っ直ぐ壬生町に行っての発言だったものですから、若干踏み込み過ぎたかなという思いはあります。ただ、総務大臣という立場に立ち返ってみますと、軽々にいろいろなことを申し上げるのはちょっといけないことかなというふうな思いをしながら、今後じっくりと話を伺って判断をしていきたいと。答えになっているかどうか分かりませんけれども、申し訳ありません。
(問)今回の鳩山前大臣の辞任の経緯なのですけれども、前大臣は今回の経緯が不正義だと、西川社長の続投を認めることが不正義になるということで、信念を貫かれて辞任という形になりました。佐藤新大臣も今までのかんぽ宿などの経緯とか問題等は御承知のことと思いますけれども、そういう経緯を御覧になって、西川社長を続投させることは不正義ではないというふうにお考えになりますでしょうか。
(答)先程から何回も申し上げておりますように、まだその内容等々を知り得ていません。したがいまして、軽々な発言は申し上げられないということをまずおいて。ただ、いろいろなことがあったわけですね。それに対して4月3日に改善命令を総務省側から出しているわけでありますから、まずその精査が必要だろうというふうに思います。その上で、何がいいのか何が悪いのかというのを判断すべきことであって、まずそういう論議をさせていただく、またそういう話を聞かせていただく。もちろん、そういう話をさせていただいて、会社側との話し合いもしっかりした上で、それは認めてもらうものは認めてもらう、駄目なものはだめ、いいものはいいというしっかりとした判断を、国民の皆様に分かっていただけるように、私はもちろんディスクローズをしたいと思います。やはり納得いかないといろいろ落ちませんので、そこはやはり、私の感覚は国民の目線だと自分では思っておりますので、そういう意味ではしっかりと皆さんが、「ああ、なるほど、こうなんだ。」という思いがいただけるような判断をしていきたいというふうに思います。そこで、社長さんの処遇がどうのこうのというのは、その後の話に、私はしてまいりたいというふうに思っております。私は、まだまだ会社側との論議が尽くされていないというふうに思っておりますので、そこはこれからいろいろ議論した上で判断をしていきたいというふうに思っています。
(問)2点あります。1点は、郵便法違反事件。これで厚生労働省の幹部が逮捕されてしまったと。これは、厚生労働省の話ですが、当然郵政の方にもかかっているお話ですので、コメントをいただきたいと思います。もう1点が、副大臣をされていたということで、総務省の行政全般、郵政民営化を含めて、どういう形でこれからやっていきたいか、抱負をお願いします。
(答)今、御質問のございました心身障害者用低料第三種郵便制度というのがございます。このサービスについては、利用者の方が支えている制度でございまして、心身障害者の福祉の向上を目的として今後とも存続をしていかなけばいけないという大切な、私は事業だと思います。
 今回の事件では、郵便の事業本社等が家宅捜査を受け、また社員も刑が確定するほか、厚生労働省の現役局長も逮捕されるなど、国民、利用の皆様方には大変御心配をおかけしただけではなくて、長年にわたって養ってきた郵便事業の信頼を失墜することとなったことは大変遺憾に感じております。
 総務省としては先日、昨年、発出した命令に不足がないかを検証するために、郵便事業会社に郵便事業株式会社法第13条第1項に基づいて、6月末を期限とした報告の聴取を行ってきたと。先程から言っていることだと思いますが、報告される内容を精査して、何が問題なのか、これから何を改善していかなければいけないのか。これは伺った話、新聞報道等で私も知り得えましたけれども、120円掛かるものが8円で送付されていたということなのですよね。これは、やはりいろいろな隙間をぬって犯罪に利用したというのは、非常に重い出来事だろうというふうに私は感じておりまして、今後こういうことがないように、会社側もしっかりとした体制をとっていただくことが大切だと思いますし、これ自体、見抜けなかったということも、これはかなりの問題があるのではないかなというふうに思っておりますので、しっかりと報告を受けた後、どのような改善ができるのかということをお互いに検討してまいりたいというふうに思っております。
 総務省、久しぶりに戻ってまいりまして、何となくアットホーム的なところがございます。みんな顔を知っている人たちですので、今までモチベーションが上がっていたか上がっていないかというのはよく分かりませんが、私があまり能力の高い人間ではありませんので、そこを補佐していただくために、今まで以上の能力を、皆さんが持っている能力を発揮していただきたいということを幹部の皆さんにお願いをしました。
 若干、総務行政に携わった人間としては、去年一年間培ってきたものもございますし、人脈も私は誰よりも持っているのではないかなというふうに自負をしておりますので、こういう能力の高い人たちの仕事を100%引き出せるように、私自身努力してまいりたいというふうに思っています。
(問)大臣、今5大臣を兼務という状態になっていると思うのですが、これまでの3大臣の兼務も結構大変だったろうと推察されるのですけれども、5になったことで、仕事の量も膨大になると思うのですけれども、十分な職責は全うできるとお考えでしょうか。
(答)これはしなくてはいけないというふうに思っております。国家公安委員会の委員長という立場でありますけれども、もちろん法律等々は、もう通させていただいておりますし、沖縄・北方は、後は参議院が残っておりますが、大学院大学の問題も修正協議という中で、私はうまく処理をできる方向にあるのかなというふうに思っています。
 防災に対しては、これはどうにもなりません。いつ何が起こるか分からないわけでありますから、これは常在戦場。これは、総務省とも非常に絡む話でもありますし、消防というものも総務省にありますし、そういう意味では警察、消防が、防災というのが一緒になって、逆にやりやすくなる部分も出てくるのかなというふうに思いますので、一朝有事、何があっても対処できるように頑張っていきたいというふうに思います。
 全部が全部、スーパーマンではありませんから、100%こなせるのかといったら、それは何とも言えませんけれども、そこはスタッフの力を借りて、私がどういう判断をするのかという場面までは、かなりスタッフの力を借りて頑張っていきたいというふうに思っております。やれるのではないかというよりも、やらなければいけないという気持ちで、身を投げうって頑張っていきたいというふうに思っております。
(問)本来兼務するべきでないという考えはお持ちではないでしょうか、仕事の量からいって。
(答)そういう質問をされると、何か答えたくなるような気持ちも分からないでもないですが、それは総理からの御下命もございましたので、それはしっかりと頑張っていくということしか私の口からは申し上げられません。
(問)壬生町で御発言されたときに比べて、郵政の人事の問題について、軽々に話せないというふうに、いささかトーンダウンかというふうに受け止められるのですが、その変化というのは、地元の有権者の反応など、何か事情によるものですか。
(答)いや、それはありません。地元の人たちは、私が総務大臣になったということを本当に喜んでいただいておりまして、これからいろいろな活動をするのにも非常にモチベーションを上げていただいておりますので、地元の方々に何かを言われたからそういう方向になったのかということよりも、若干いろいろなことをまだ伺ってもいないのに、いろいろな発言をするのは、いささか僭越かなと思ったものですから。これは、やはりいろいろな方々のお話を伺って今後の対応をとっていきたいという気持ちでおりますので、別に地元の方々に何かを言われたからといって、何かがあったということではございません。
(問)よろしいですか。ありがとうございました。
(答)はい。

(以上)

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