佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年6月12日

(平成21年6月12日(金) 9:28~9:36  於:中央合同庁舎第4号館8階819号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 改めての閣議での御報告はございません。

2.質疑応答

(問)足利事件で、無期懲役が確定した菅家利和さんが釈放されたことについて、最高検の次長検事だとか、昨日は栃木県警察の方で謝罪を示すようなコメントを出されていますが、改めて現段階で大臣のコメントをお願いします。
(答)足利事件につきましては、昨日、栃木県警察において「真犯人とは思われない方が、長期間にわたり刑に服されることとなったことについては、誠に遺憾であり、申し訳ないことと考えている」旨の本部長のコメントを出したと承知しております。私も同様に、先日も申し上げましたけれども、大変遺憾であると思いますし、このことについては大変重く、厳粛に重く受け止めさせていただいておりまして、大変申し訳ないことと考えております。このような事案は、しっかりと検証し、二度と起こらないようにしなければいけないと考えておりまして、警察を指導してまいりたいと思っております。
(問)昨日、沖縄科学技術大学院大学の学園法が衆議院の可決で通過しました。これに対する御所見と、今後、自民・公明・民主で3党の共同提案をされた修正部分を含む対応になったのですが、この内容に関しての御認識もよろしくお願いします。
(答)昨日、衆議院を一部修正の上、全会一致で衆議院において可決をされました。そして参議院に送られたことは、担当の大臣としては大変ありがたいことと感じております。
 その内容等々については長くなりますから、そう多くは申し上げられません、申し上げる時間がありませんけれども、いずれにしても御承知のように、いろんな意味で財政的な支援をしっかりと政府が担保せよということというふうに、簡単に言えばそういうことでございまして、私どもとしても修正を出されたということの趣旨に関しては、決して異論を挟む話ではなかったので、それに賛同させていただいたということで御理解をいただきたいと思いますし、地元が一体となって御支援をくださっておりまして、また学術界からも強い期待を寄せられているということも鑑みてみれば、早期成立に向けて一層努力をしてまいりたいと思っております。
(問)日本郵政の社長の人事で、まだ未だに決着がついてませんで、与党の幹部等から、いろんな意見も出始めておりますけれども、改めて大臣のお考えをお聞かせ下さい。
(答)他省の話でありますから、私がここで何かを言うというのはちょっと不見識かなと思いますが、一般論で言わせていただければ、早く解決をしていただきたいなと思いますし、やはりそれが及ぶ影響というのは政治的には大きなものがあろうかと思いますので、早い解決を各方面にお願いをしたいと私としては思います。
(問)この問題で、誰がリーダシップを取るべきだと思いますか。
(答)私の立場ではコメントを差し控えたいと思います。
(問)新型インフルエンザの関係ですが、昨夜、警戒度を6に引き上げましたけれども、これについての対応をお聞かせ下さい。
(答)先程、閣議の中でも官房長官からお話があり、冷静な対応をしていただくというコメントを官房長官から出させていただくということでした。インフルエンザの感染状況を踏まえて、基本的対処方針に基づいて、感染拡大を防止するための措置が講じられているところでありまして、こうした措置を継続していくものと思いますし、警察においては、引き続き、必要な警戒活動や混乱に乗じた犯罪の取締りを行うなど、その対応に万全を期してまいりたいと思います。先程のいろんなお話の中で、あまり混乱をするようなこと等を私共が発言することがいいのかどうかというと良くないわけでありまして、冷静な対応をしていただきたいと思います。フェーズ6に上がったというのは、南半球が冬を迎えるということで、大変な状況になっているという御報告がございました。したがって、これから日本が対応しなければいけないというのは、秋以降の対策を取ること等を含めて、インフルエンザの対策というのは、しっかりとやらなければいけないというお話がございました。私共としても、それに呼応して対処してまいりたいと思っております。
(問)関連で、総理から閣議、閣僚懇の中で、新型インフルエンザ関係の御発言はございましたか。
(答)総理からはございませんでした。

(以上)