佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年5月22日

(平成21年5月22日(金) 8:26~8:35  於:院内内閣記者会)

1.発言要旨

 本日の閣議におきまして、国会提出案件として、衆議院議員鈴木宗男君提出「公然わいせつの疑いで逮捕された芸能人に対する警視庁の対応に関する再質問に対する答弁書」について決定をいたしました。本件は、公然わいせつ罪の定義及び警視庁における公然わいせつ被疑事件に係る事項の主として事実関係等について答弁するものであります。
 以上です。

2.質疑応答

(問)昨夜、中央大学の教授が殺害された事件で、教え子が殺人容疑で逮捕されましたが、これについて御所感はありますでしょうか。
(答)お尋ねの件につきましては、本年1月14日に東京都文京区の中央大学構内において、同大学教授が殺害されたという大変痛ましい事件だったと記憶しております。被疑者を検挙するに至った警視庁の努力を多としたいと思いますし、引き続き、綿密かつ適正な捜査を推進し、動機を始め事件の全容が解明されることに期待をしております。捜査中の事件でございますので、詳細についてのコメントは差し控えたいと思います。
(問)自民党が、次期衆院選から世襲制限を実施しようという方向で今、調整しているようなんですけれども、それによると内定している小泉元首相の次男が対象となるようなんですが、同じ党所属の国会議員として、佐藤大臣はどのように思われますか。
(答)まだ詳しく伺っておりませんし、経緯も知らされておりませんので、詳細については分かりませんけれども、いろいろ法律面等のこともございますし、これからの党の判断というのが出てくると思いますので、それに従わざるを得ないと私は思っております。
(問)本日、閣議に先立って新型インフルエンザの対策本部が開催されましたが、その中での内容と今後の対応についてお聞かせ下さい。
(答)兵庫県等7都府県においてインフルエンザの患者が確認されたということは御承知のとおりだと思います。警察としては、必要に応じて医療機関における警戒活動を強化するということをしております。今回の基本対処方針については、簡単に言えば、今までの対策、制限等を実態に応じて行うことにしていこうという判断が出まして、要は大げさな取組み等にならないということも含めて、冷静に対応できるような体制をとっていこうということであります。
(問)関連なんですけれども、昨夜と言いますか未明に、大阪や京都を旅行した埼玉の方の感染が確認されたというような状況なんですけれども、ある意味、関東、首都圏エリアでも確認されたということについては、大臣どのようにお考えでいらっしゃいますか。
(答)いよいよ来たかという感じはしますけれども、このウィルスのことを良く理解すれば、そう大事に至らないということで、関わったとされる方々に冷静な対応をしていただく、そして、なるべく人に移さないという心掛けをしていただくということが大切だと思います。これは当然、関西で起きたから関東で防ごうといってもなかなか出来る話ではありませんので、当然入ってくるだろうとお一人お一人想定していただくのが必要だと思いますし、そういう周知徹底を今後政府としては図っていくというのが今回の基本方針のように思います。したがって、自分が感染した時にどう対応すればいいかというマニュアルみたいなものを、政府が如何に国民の皆様方に広報するかというのが今後大事なことではないかなと思います。
(問)関連して、総理からは各閣僚に対策本部等の中で指示はありましたか。
(答)冒頭に発言された以上のことは特段ございませんでした。

(以上)