佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年12月24日

(平成20年12月24日(水) 9:31~9:37  於:警察庁18階第4会議室)

1.発言要旨

 本日の閣議におきまして、平成21年度政府予算案を決定いたしました。 まず、警察庁関係でございますが、平成21年度予算案は、総額2,672億5,300万円となっております。 その内容につきましては、地方警察官959人の増員、警察庁職員等55人の純増を含めまして、「治安再生のための総合対策の推進」、「深刻化する組織犯罪 への抜本的な対策の推進」など、治安対策に必要な経費を網羅しておりまして、厳しい財政事情の中にありまして、治安対策の重要性について配慮がなされたも のと認識をしております。 予算が成立した暁には、これを十分に活用し、治安対策の一層の強化を図るべく、全力を尽くしてまいりたいと思います。 次に防災関係ですが、岩手・宮城内陸地震においても発生した孤立集落の防災対策の検討経費、いわゆる「ゲリラ」豪雨等に対する観測体制を強化するための経 費、公立学校等の耐震化を推進するための経費等を、内閣府をはじめそれぞれの省庁において計上しております。 原子力安全委員会の予算については、既設原子力施設の耐震安全性の確保等、原子力の安全確保に万全を期すため、必要な予算を確保しております。 平成21年度においても、本予算を活用して、自然災害と原子力安全対策に遺漏のないよう万全を期してまいります。 また、沖縄・北方関係の予算についても、既に御案内のとおり、沖縄の着実な振興・発展、あるいは北方領土返還要求運動の積極的展開に向け、所要の額を確保 したところであります。関係省庁とも十分連携しつつ、最大限の効果が得られるよう、取り組む所存でございます。 また、本日の閣議におきまして、国会提出案件として、衆議院議員鈴木宗男君提出のいわゆる通り魔殺人事件等に関する質問に対する答弁書について決定をいた しました。

2.質疑応答

(問)閣議が若干長めでしたが。
(答)閣議だけではございませんので、行政改革推進本部とか、安全保障会議とか、緊急雇用経済対策実施本部等々の会議がございまして長引きました。閣議そのものはそんなに長くなかったということです。
(問)雇用対策では、何か大臣からは。
(答)各大臣から対策が示されまして、実のある景気対策等々雇用対策ができるように総理からも指示がございました。
(問)今週月曜日の犯罪対策閣僚会議で策定されました今後5箇年の行動計画について、大臣の御所感を伺います。
(答)(22日の会議において、)「犯罪に強い社会の実現のための行動計画2008」が決定され、総理からは、「世界一安全な国、日本」を復活させるために、国を挙げて取り組むよう御指示がありました。
 警察といたしましては、真の治安再生を実現するため、関係省庁等と連携しつつ、策定された行動計画に基づく取組みを強力に推進してまいりたいと思っております。
 以上です。

(以上)