佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年11月25日

(平成20年11月25日(火) 9:27~9:32  於:警察庁18階第4会議室)

1.発言要旨

 閣議での御報告はございません。
 先週の22日の土曜日に北方領土返還運動の原点であります根室市を訪問いたしまして、北方領土を視察してまいりました。納沙布岬から貝殻島、水 晶島を間近に見させていただきまして、北方領土が目と鼻の先にあることを実感いたし、我が国固有の領土である北方領土問題の解決に向けて決意を新たにした ところでございます。また、現地の元島民の皆様方、地元関係者の方々からお話を伺いまして、故郷を追われた皆様の四島返還を望む大変切実な思いを感じさせ ていただきまして、痛感をいたしたところでございます。
 北方領土の1日も早い返還を目指しまして、外交交渉を後押しするため、国民世論啓発について、より効果的な取り組みを進めてまいりたいと思いますし、また、広い全国民的な返還運動が推進されるように、これからも努めてまいりたいという思いをいたしました。
 以上です。

2.質疑応答

(問)東京と埼玉で発生した元厚生次官に対する事件で容疑者が逮捕されましたが、大臣が報告を受けられた時の状況と、現時点でわからないことが多いわけですが、大臣の御所感をお伺いします。
(答)第一報については、北方領土から帰ってまいりまして、車に乗っている時に報告を受けました。現時点においても慎重に取調中ということでございますので、報道されている状況以上に皆さんに御報告するところはございません。今後、より一層慎重に捜査を進めた上で、早い解決を望んでいるところでございます。
(問)逮捕された46歳の男はその後の供述で、第三の犯行を考えていたが、その後警備が厳しくなっていたからそれを断念したというようなことを言っているようですが、これについて大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)詳しい供述内容については、報告を受けておりませんし、あったとしても差し控えさせていただきたいと思います。(関係者の)警戒警備については、いまだ警察としては続けておりますし、全容解明というところまでは警備を継続するという方向であると報告を受けております。したがって、これまでに警察が取った対応は間違いがなかったものと承知しておりますし、これからも、しっかりと警備を続けていきたいと思っております。

(以上)