鳩山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年5月19日

(平成21年5月19日(火) 10:35~10:58  於:会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。今日の閣議後の閣僚懇談会において、官房長官より天皇陛下御在位二十年慶祝行事についての御発言がありました。各地で様々な慶祝行事が行われること、資料に入っておりますが、いただいてまいりました。各閣僚におかれては、記念式典11月12日に合わせて、国民の祝意の機運を高めるために、それぞれ関係機関へ周知等協力をお願いをしたいと、こういうお話でありました。これは、内閣府本府、宮内庁、文部科学省、総務省、もう既に様々なことがあるのですね。総務省でいえば記念切手発行でございます。
 私、ちょうど10歳だったかと思いますが、御成婚の記念切手、かなり大量に今でも持っているのではないかと思います。そういうことで、総務省としては、本日、各都道府県知事あてに文書を出して、その旨、つまり慶祝、祝意の盛り上げというのかな、その周知するところでございます。大変素晴らしい、お祝いの話でございますから、各都道府県におかれても、祝意の機運を高めるための取組について御協力をお願いしたいと考えております。なお、都道府県知事あてのほか、所管の独立行政法人等への周知も予定いたしております。
 先ほど申し上げましたように、郵便事業会社からは、11月12日に天皇陛下御即位二十周年の記念切手を発行予定ということですね。御即位二十年で、御成婚が五十年。今度は、御即位二十周年の記念切手ですね。御成婚五十年は出ていますから、御即位二十年の記念切手が11月12日発売予定と、こうなっております。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)昨日、日本郵政の指名委員会が西川社長の続投支持を決めました。大臣は日頃から西川さんの経営手法について批判をされていますが、今後はどのように対応されるおつもりでしょうか。
(答)誤解なきようお願いをしたいのですが、私は、西川さん個人や誰々個人に対して、好きとか、嫌いとか、恨みを持つとか、そういう感覚は全くございませんし、何か発言をすれば選挙目当てではないかと、郵政票がどうのこうのという報道がなされますが、そういう感覚で仕事をしたら本当の仕事はできません。私は、基本的にはすべて正義感、自らの正義の意識に基づいてのみ、仕事をしてきているつもりでございますし、これからもそうしたいと思っております。
 ですから、例えばこの間、幕張メッセで、私と西川さんが目も合わせなかったというのは嘘で、随分いろいろな話をしました。「去年はどこでしたか。一昨年はどこでしたか。」だとか、いろいろな話を、隣に座ってからも多少の話はしているわけでございまして、個人的な人間関係がいいとか、悪いというような感覚は何も持っておりません。ただ、要するに「かんぽの宿」だけではないと思いますけれども、一括譲渡しようとしたことでは、これは監督上の業務改善命令を4月3日に出しているわけでございまして、あるいは報告徴求による17箱の段ボールの精査の結果、16の問題点を指摘いたしているわけでございます。つまり国民共有の財産、国民というか簡易保険加入者の共有の財産があのような形で叩き売られようとしたということは、国民の大切な財産であるということの認識が無かったのではないかと。当然ながら、経営のトップに当たる方がすべてを知っていたかどうか、私は西川さんにも気の毒な部分が在ったのではないかと思われる点はいくつか散見できますけれども、これは十分なガバナンスが無かったと、企業統治の問題がまことに不十分というふうに申し上げているわけでございます。国会や総務省に対する説明が二転三転しておりますね。つまり、最初は一般競争入札のようなふりをしたり、あるいは提案競争だと言ってみたり、ミックスだとかということで、国会や国民に対する説明責任は全く果たせていないと思います。
 それから、これはもうさんざん指摘されているとおり、入札手続の公平性や透明性については、十分な意識を持って対処されてこられたとは思っておりません。さらにですね、衆議院の総務委員会に出席をした参考人に対して、全く不適切な脅迫まがいの内容証明を送りつけるということなどは、国民の代表である国権の最高機関である国会を軽視する、絶対あってはならない態度をお取りになりましたね、日本郵政という会社は。そうした問題がございますから、私はそれらを考えて、国民に信頼される日本郵政というもの、あるいは、正義に基づいて日本郵政というものもいろいろと変えていかなければならないと思っておりますから、自ら持っております日本郵政株式会社法第9条の認可権限は非常に重たいものがございますので、これを慎重に考えて行使をしていこうと思っております。
(問)大臣、本日郵便事業会社の本社が強制捜査を受けておりますが、この件についてコメントをお願いします。
(答)これは、今の「かんぽの宿」の問題等は、確かに千円が4千9百万円に化けて転売されるとか、1万円が6千万円で転売されるというような意味で、非常に正義にもとる事柄が多いわけでございまして、だから正義に基づいて行動すると私は申し上げているのですけれども、こちらの問題は正に不正でございますので、監督官庁としては何とも国民にお詫びのしようがないほどひどい話で、低料第三種というのは120円のものが8円でございますので、差額112円というものが、そういう不当な利益を得た人たちが山分けをしたのかどうなのか、その辺は検察にお任せをすることでございますが、大変強い憤りを感じる事件でございますし、監督責任も痛感をいたしております。ただ、事件になった以上は、逮捕状が取得されるに至った事実関係の説明は、郵便事業会社から聴取しようとは思っています。ですが、後は司法の方の手続に入りますとそれ以上私はものを言うことはできないというふうに思います。事実確認については、できるだけきちんとしなければならないと思っておりますし、前回監督上の命令を出しておりますけれども、更に事実確認した上で、更に厳しい命令を出さなければならないかどうか、これは今検討中でございます。
 あまり個別のことは申し上げたくないのでございますが、低料第三種のこの事件に絡んで、日本郵政グループが当然広告代理店を使っているわけですね。その広告代理店がこれらの事柄、不祥事に絡んでいるわけですね。悪意があるとかそういうのではなくて絡みがある。絡みがあるならばやはり、日本郵政グループとしては、その辺はきちんと考え直すべきではないかという意見がかなり私のところに寄せられております。おかしいのではないかと。つまり、低料第三種のことで絡んだ広告代理店があるとすれば、やはり日本郵政グループとしては関係をもっときちんとするべきであって、それで全く何もきちんとしないで、相変わらず「おたくにすべてお任せしますよ。」という体制なのはおかしいのではないのかという意見が私のところに寄せられておりまして、これもいずれ精査をしなければならないと思っております。
(問)確認ですが、重要なことなので。それは今回、低料第三種の事件で博報堂の子会社が関与していたわけですが、その博報堂側の、日本郵政グループの広告代理業務について幅広く関与してますが、その点についておっしゃっているということでよろしいでしょうか。
(答)そういうことでございます。私は、そういうことを把握していたわけではありません。私は全然把握しておりませんでした。ただ、そういう事柄について、文書等でいろいろ意見が寄せられてくるものですから、あなたがおっしゃったようなことがあるとするならばきちんとすべきだと申し上げているのですね。
(問)もう一点お願いします。昨日、日本郵政の西川社長の人事の関連で、麻生首相が、鳩山さんの下できちんと整理した上で話が上がってくると思うので、大臣の判断を待つという考えを示されましたが、今後どういう調整を進めていくべきだとお思いでしょうか。
(答)こうした事柄は、軽挙妄動すべきことではありませんよ。当然、慎重にことを運ばなければなりません。慎重かつ大胆に行動しなければならないと思っております。昨日の指名委員会というのは、社長、副社長がいるわけですから、それで5人ですから、会社法上のそういう委員会設置会社というのがあるわけでしょうけれど、これは、社長と副社長が「私たちは、経営責任を立派に果たしている。」と言うわけですから、あと一人賛成の人がいればあっという間に全部ということになってくるわけで、お手盛りですね、早い話が。だからなぜそういう形態をとっているのかは、私は知りませんけれども。したがって、問題はどういう取締役の案になってくるか、これは全員ということになるか分かりませんが、あとは株主総会に舞台が移るわけです。株主総会でどういう判断を、これは財務省が下すのか、与謝野財務大臣とは昨日も、二度も三度も協議をいたしております。
(問)民主党の新執行部が、先ほど承認されてスタートしていますけれども、常々月刊誌の対談ですとか、一郎先生の五十年祭とかで、兄弟の連携ということに言及されていますが、今後の鳩山新代表との連携の在り方について伺いたいのと、執行部の中に小沢前代表が、選挙担当の筆頭代表代行ということで入ったのですけれども、それに対する受け止めについてお願いします。
(答)だから、国民誰から見ても、小沢さんの操り人形に見えるわけでしょう。兄弟の間で非常に言いにくいのですけれども。だから民主党が最も非民主的な手続で、あっという間に決めたのは、そういういきさつがあったからでしょう。誰が見たって明らかです。私は兄にそういう手続、非民主的なやり方には乗って欲しくなかったなとつくづく思うわけで、正々堂々と、党員や国民の意見を聞いて、決めるようなことをやったら良かったのですけれども。
 民主党という政党は、実は私が名前をつけたわけでございまして。名前をつけたのが私だということは、最初の民主党をつくったときは何となく民主党だったのですが、拡大しましたね、新進党が壊れて。それで色々なグループが一緒になって、政党が合体をして、大きくなりました。そのときに全部、中心の役割は細川元総理でした。あとは鹿野道彦先生辺りが中心的な役割ですが。それで、どういう政党の名前にするかというので、色々な意見があって、私一人、民主党というままでできないかと言ったわけです。皆、新しい色々な政党の名前があったわけですが。私が強行に民主党という名前を主張したものですから、皆困り果てたのでしょう。細川先生に呼ばれて、朝ホテルでお茶を飲んだのですね。細川護煕先生がココアを頼んだので、私もココアと言って。私、ココアなんて生まれて三回目くらい。普段飲んだことはないのですけれども、ココアというのを飲んだ、懐かしい。そのときに、「どうしても民主党でなければ駄目ですか。」と。私は是非それでお願いをしたいと。ほかの色々な名前駄目ですかと言われ、駄目ですと。私は正直言って、好き嫌いで、嫌ですと申し上げた。それでしようがないということになって、細川先生が皆をなだめて、民主党という名前に。ほかを吸収したように思われるから、加わった方たちが不満だったのでしょうけれども。民主党という名前を残したのは私なのです。だから、民主党というのは、民主主義であるというふうな思い入れがあったのですが、その民主党が最も非民主的なやり方をしたということが非常に残念です。自らの当時の思い出を語るならば。
 ですから、兄弟の連携というのは常に考えていたいと思うし、永遠の政界再編論者ですから、まだ何が起こるか分からないとは思いますけれども、そのためには、やはり命掛けで脱小沢をやってもらわないと、兄弟の連携はできないですからね。そういう意味でも、小沢さんから、何というか、ぶら下がっている、操り人形の糸を一つずつ切っていったらいいと、こういうふうに思いますね。ただ、具体的な課題については、DNAが共通している部分が随分ありますからね。例えば昨日も電話がありまして、日露協会の会長を兄がやるので、副会長をやってくれるかということでしたから、では協力しましょうというので、日露協会の副会長になることを私は引き受けましたけれども。そういうようなことでは連携はとれると思います。
(問)大臣、今日、閣議の後にしばらく官邸に残っていらっしゃったようですけれども、総理とかとお話をされていたのでしょうか。
(答)いえ、私は特に残っていたわけではありません。与謝野大臣に、「株主総会に向かってよろしく御指導を。」と、こう申し上げたくらいです。
(問)しばらくお話しされていたと。
(答)いえ、それほどでもありません。特に地方分権の話をしたわけではありませんので。
(問)昨日、全国知事会があったのですが、直轄事業負担金の問題についてですね、国土交通省や農林水産省からの情報開示が足りないということを知事会側は言っているのですけれども、この問題は、国土交通省や農林水産省の各大臣がきちんと役所をコントロールできていないのではないかと、情報を出させていないのではないかという指摘があるのですけれども、その点はいかがでしょうか。
(答)つくる方の話ですね、維持管理の話ではなくて。
(問)いえ、全部の話です。明細です。
(答)それは、これだけ問題になっているわけだから、国土交通省、農林水産省いろいろあると思うが、それはきちんと出させるようにしないといけませんね。どの部分を地方負担にしたのかということの明細でしょう。それはいずれの機会に、そういう話はきちんとしなくてはいけない。地方を応援する立場の私としては、申し入れをしなくてはならないですね。ただ、もっと大きな問題は、維持管理の方はとにかくやめたいわけですよ。直轄事業の維持管理に地方の負担を求めることを廃止するように、私は努力しなければならないと思っています。
(問)廃止するには、関係法律を改正しないといけないのですけれども、次期通常国会までに出さないと間に合わないと思うのですが。
(答)そのタイミングがどうなるのかね。予算の概算とかあるから、どうなるか分かりませんけれども、とにかくできるだけ早く解消というか、そういう制度がなくなるように、全力を尽くします。法律は一杯あるのだろうな。
(問)そうですね。
(答)5.5か4.5か。書いてある法律がいくつもあるわけでしょう。法定率だからね。
(問)よろしいですか。ありがとうございました。
(答)はい。

(以上)

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