鳩山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年4月14日

(平成21年4月14日(火) 9:13~9:20  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。私から何も、特にありません。

2.質疑応答

(問)各社の世論調査によりますと、麻生内閣の支持率が好転しております。大臣は、麻生首相の政策が浸透すれば、おのずと支持率は反転・好転するという話をかねがねおっしゃっておられましたが、定額給付金の支給とかですね、追加経済対策が発表されたりとか、小沢代表の件とかですね、そういういろいろな影響を指摘する声もありますけれども、大臣はこの状況についてどのように御覧になっているのかというのがまず第1点。
 もう1点が、それに関連して、支持率の好転に合わせて、自民党内には5月中の解散を望む声もあります。解散について、大臣はかねてから、総理の専権事項なのでコメントはしないというふうにおっしゃっておられましたけれども、与党内の、そういう早期解散を望む空気について、大臣はどのようにお感じになりますでしょうか。この2点でお願いします。
(答)非常にうまく言い切れないかもしれませんが、支持率が好転したということではありますが、もっともっと高い支持率が与えられてしかるべきと、私は思っております。
 麻生太郎総理という強烈なキャラクターは、やはり真価が発揮されて、理解されるまでには時間が掛かるタイプかもしれない。瞬間的に麻生太郎総理の個性というものが、高く高く評価されれば良かったのでしょうけれども、若干その、なんて言うのでしょうか、やはり隙があった。つけ込まれるようなことがあった。ぶれたのではないかとか、漢字がどうのこうのとか。ところが、いわゆる私の仕事で言うと、地方を元気にすると、地方重視とか、100年に一度の経済危機突破という意味では、全くぶれていないということを国民が理解するようになったと。そうなってくると、あの強烈な個性が評価につながってくるということで、やればやるほどこれからは評価が上がるというふうに思っているので、まだ20%台、30%という数字もあるの。やはり、40%、50%は欲しいという。私は、3回、総裁選挙の選対本部長をやった人間としては、50%を超す支持率を取れておかしくない総理だと。
 総理が非常に一生懸命やっておられる。この間、バンコクは事実上日帰りみたいな形だったけれども、懸命にやっておられるという姿が、やっと国民の間に浸透し始めたということだと思います。
 解散総選挙は、これはもう総理大臣の専権事項であって、私がものを言うべきでないと。とにかく、今回の史上最大の作戦ですね。史上最大の作戦と言われるこの経済対策。これはもうマイナス12%ではないかというGDPの減少をですね、大きく改善するためには、これしかないという史上最大の作戦。ところがまだノルマンディに上陸しておりませんから、これから上陸して、攻め込んで、史上最大の作戦が成功して、国民の評価がうんと上がるという筋道を私は期待していますね。まだ上陸しておりませんから。
(問)関連して、今の史上最大の作戦とおっしゃった補正予算とか、税法も含めてですけれども、やはりそれを全部仕上げてからでないと解散というのはないと、そういうふうに理解してよろしいのでしょうか。
(答)いや、私は、解散は総理大臣の専権事項ですから、おこがましく何も言えない。ただ、史上最大の作戦を成功させれば、評価はより上がるでしょうと。それ以上でもそれ以下でもない。
(問)政治資金の関係なのですけれども、雑誌の対談でもちらっと触れられていましたが、民主党が企業献金全廃の方針を打ち出していますけれども、これについてどういうお考えをお持ちかをお願いします。
(答)政治資金というのは難しい問題があって、とにかく一番大事なことは、まずわいろ性が、何か政治献金ということで灰色になって消えていくような、そういうことがあってはいけないと。西松の問題というのは正にそういうことなのだろうけれども、それが問題になるようなこと。それから、政治資金によって蓄財をしてはいけないということがあると思うのですね。
 政治資金も、今みたいな政党交付金制度がいいのかどうかというのは、私は、私の心の中でまだ十分消化し切れていない。本当は政党交付金制度というのは、いいのか悪いのかは、まだ私は判断つかないのですね。今の政党交付金の制度があるのだったら、企業献金を全面禁止してもおかしくないのかなと思うことはありますね。ただ、やはり政党交付金というのは一人幾らというので、国民からいただいている、それがやはりおかしいというのであれば、政党交付金制度をやめて、企業献金が当然必要になってくるでしょうし。私自身は、考えはまとまっておりません。ですが、今の政党交付金制度を続けるのであれば、企業献金全面禁止というのは一つの考え方だなと私は思いますよ。
(問)よろしいですか。どうもありがとうございました。
(答)ありがとうございました。

(以上)