鳩山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年11月25日

(平成20年11月25日(火) 9:20~9:26  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 私からはありません。

2.質疑応答

(問)金曜日の参院本会議で、NHKの経営委員の同意人事、3人が不同意になりましたけれども、今後の対応についてお考えをお聞かせください。
(答)大変残念なことであって、特にお二人の常勤であられた方々に関しては、その間のNHK経営委員としての活躍ぶりに疑問符をつけるというような形であったものですから、私は詳しくその間の状況を全部知っているわけではありませんが、お一人は金融機関の関係の理由でございますので、分かりいい理由ですけれども、お二人に関しては、経営委員として十分な活躍が認められないということですから、非常に残念で、できるだけ速やかに新しい人選をせざるを得ないと、こう思っております。
(問)今の件なのですが、次の人選は、いつごろを目途にということでしょうか。
(答)それはちょっとまだ、こういう事柄でございますから、まだ目途が立っているわけではありません。
(問)2次補正予算なのですけれども、政府・与党では、次期通常国会にという方向のようですが、民主党は「臨時国会に出せ」と言っていますけれども、現下の情勢をどう見ていらっしゃいますか。
(答)2次補正の提出時期については、いろいろな作業の関係とか、いろいろあるのでございましょう。今日、総理がまだランディングしておられません。まだ飛行中だと思いますが、総理が帰られて、しかるべき方々と相談されて、今日の午後か夕刻か、明言をされるというふうに承っておりますので、それまでは私の方からは申し上げることはありません。
 ただ、困ったことは、金融機能強化法が、人質に取られたような状態で年末年始を迎える。金融機能強化法が、民主党が今のところ成立への協力をしてくれない、人質に取られたような状態にある。そうしますと、信用保証枠 を20兆円というような強烈な拡大をして、100%の信用保証が付けば、金融機関はどんどん貸してくれるだろうという期待をして、そういう経済対策をやったわけです。財務大臣もいつもおっしゃっていますが、結局、100%の信用保証が付くのだけれども、いわゆる自己資本の関係で貸し出せないということによって、せっかくの保証枠が使えなくて、中小企業が、例えば倒産に追い込まれることがあったらいけない。したがって、金融機能強化法を邪魔するということは、中小企業の敵になるということですから、野党にはよく理解してもらいたいですね。やはりいつも総理がおっしゃっているように、年末年始というのは、資金繰りが一番大変な時ですから。
(問)元厚生事務次官の事件の関係ですけれども、犯人が、犯人というか、出頭してきた形ですけれども、これに対する受け止めはどのようにお考えですか。
(答)私、久留米におりまして、ニュースを見まして、理解できない、怖い、許し難い事件と思いました。こういう事件がなぜ起きるか。評論家みたいに背景を探ると言ったって、私が言ったってしょうがないことですけど。ただ、治安を守るためには、ありとあらゆる意味で、厳罰化は必要だという考え方で法務大臣を一年間務めた者として見れば、こういう、本当に悲惨であると同時に、気味が悪い。何かの理由で自分たちだって、いつでもというふうに、国民みんなが思うような体感治安の悪化、非常に残念ですね。
(問)ほか、ございますでしょうか。どうもありがとうございました。
(答)ありがとうございました。

(以上)