甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年7月28日

(平成21年7月28日(火) 10:55~11:02  於:内閣府本府5階522会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私からは特にありませんが、どうぞ。

2.質疑応答

(問)昨日、民主党のマニフェストが発表されましたけれども、これで2点ほどお伺いしたいのですが、まず財政的に大規模な政策が並んでいましたけれども、財源として無駄の排除と予算の組み替えで捻出すると言っている点について、どう思われるかというのが1点と、もう一つ、政権構想として、事務次官会議を廃止したり、「閣僚委員会」や「国家戦略局」を設置したり、行政の無駄を監視する「行政刷新会議」を置くといったような政権構想を発表していましたが、これに対しての大臣の御意見があればお願いします。
(答)まず全体の感想から申し上げますと、一言で言いますと、ポピュリズムの極みですね。サービスの大安売りですけれども、まるでどこかのお店の閉店セールをやっているみたいでありますが、こんなことを続けていけば、いずれ日本も閉店になりますね。
 それから、財源の問題について、これは一番問題があると思います。予算の組み替えというようなことが言われていますが、主要経費別から目別に変えると。呼び名と区分を変えると、突然、何十兆円も捻出されるという魔法の種を、是非教えていただきたいと思います。
 それから、いろいろ「行政刷新会議」等々、設置をされると。行政減量化の会議とか「無駄ゼロ会議」も、既に政府は設置しております。私の在任中だけでも、例えば、独法でいえば3,000億円を無駄を排除しているんですね。それから、公益法人に対する補助金も、確か3,500億円ぐらい節約をしているんです。現政府でも、この大括りな乱暴な見方ではなくて、一つ一つ精査をしながら、細かい無駄を指摘して、そして、その無駄をなくしていっているんですね。何か、呼び名を変えた会議を設置すると、突然、何兆円も出てくるというのは、これはまやかしというんじゃないでしょうか。
 それから、政府に政治家を大量に送り込むと。それはそれで、一つのお考えだと思います。ただ、イギリスをモデルにしていると、いつも民主党はおっしゃるんですね。「イギリス型がいい、イギリス型がいい」と。イギリス型は、確かに政府に政治家をたくさん送り込んでおりますが、イギリスの下院の行政特別委員会は、「我々のやり方は失敗だった」という総括をしているんですね。それは何かというと、閣外大臣が閣内大臣になるために、手柄を立てようとすると。自分の手柄、何か仕事を一つつくりたいということで、行政機構がそれに振り回されて、その手柄をつくるための仕事に忙殺されてしまっていて、本来やるべき業務がちっとも進んでいかないという反省点が出ているんですね。これは、やっぱり目標とされるんであるならば、きちんと彼らは「自分たちのやり方は失敗だった」とおっしゃっていることも、総括をしなきゃいかんと思います。
 それから、民主党さんの大好きなイギリスのエージェンシー制に倣って、独立行政法人というものはつくったというのは御存知だと思うんですね。本来、行政が直接やってた執行業務を、より効率的にやるために切り離して自主性を与えたというのは、これはイギリスを見習ってつくったんですね。その独立行政法人の効率を見直すというのが、常時やっていくべきことであるし、我々もやっていますけれども、これを全部なくしてどういう形態にするのか、それも定かではないですから、何となく国民にとって耳当たりのよいことだけ並べていって、その根拠についてはほとんど論拠がないというふうに断ぜざるを得ないですね。
(問)閣議が40分ほど長かったのですが、何か。
(答)いろいろ建設的な意見が出まして、我が方のマニフェストが、ちょっともったいぶって、少し発出されるのが遅いじゃないかというような指摘と、民主党より遅くなる以上は、きちんと説得力のある、単にサービスのばらまきみたいなものじゃない、しっかりとした将来に責任を持てるものになるんでしょうね、というような議論がいろいろありました。
(問)総理から、マニフェストに対して、何か発言はありましたでしょうか。
(答)ええ。総理は、やっぱり我が党のマニフェスト、それから民主党のマニフェストを比較して、どこがきちんと責任を持てる党かということが大事だと。財源についても、甚だ説得力を欠くし、まるで打ち出の小槌があるかのような表現に民主党さんはなっていますし、それから安全保障につきましても、この間まで言っていた国会での態度とマニフェストが全く変わってしまったり、相当、このぶれは基本政策でぶれているんではないかというような御指摘ですね。
(問)閣議の冒頭、総理と何か書面のようなものを見て談笑されているような姿が見られましたけれども、どういったものを御覧になっていたのでしょうか。
(答)あれですか。秘密。

(以上)

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