甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年7月24日

(平成21年7月24日(金) 10:53~10:59  於:内閣府本府5階522会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私からは特にありません。どうぞ。

2.質疑応答

(問)民主党が、昨日マニフェストのもとになる文書を公表いたしました。大臣も内容を御覧になっていると思いますけれども、まず御感想をお伺いします。
(答)当初おっしゃっていることと相当ぶれ始めましたですね。インド洋沖の自衛隊による給油活動は、外交の継続性から当面続けるとか、子供手当は実際ふたをあけてみたら、相当数の家庭では実は増税で負担増であったというようなことですね。
 今までいろいろと騒ぎを起こされたり、いろいろと国民の歓心を買うようなことを並べておられたのは一体何だったんだろうかと、不信感を感ぜざるを得ないですね。政権が近づいてきたら、野党として無責任なことを言っていたりということを反省をされているんだと思いますけれども、それならば国民に、真実をちゃんと伝えるということが責務じゃないでしょうかね。
(問)一方で、自民党のマニフェストの策定作業、公表がおくれているという指摘もありますけれども、どうお答えしますか。
(答)当初、7月一杯までに策定をするというタイムスケジュールで進んでいたんだと思います。しかし、より良い国民の心に直接届くもの、表現も含めてですね、そういうものにしようということで、8月の上旬に、そうスケジュールの変更は大幅ではありませんけれども、見直し作業に入っていると承知しています。
(問)今日の閣議のことなんですが、予定時間より大分長引きましたけれども、何か理由があったんでしょうか。
(答)それは、いろいろともう既に事実上の選挙戦というようなものはスタートしておりますから、自民党が、あるいは与党が勝ち抜くために、いろいろとこうすればいいとか、ああいう姿勢が必要だという前向きな議論が行われました。
(問)それについて、総理から何か発言はありましたでしょうか。
(答)総理は真摯に耳を傾けておられまして、とにかく自分としては、この国と国民のために一命を捧げる覚悟でやるというお話でした。
(問)選挙戦が始まりまして、地元の反応はいかがでしょうか。
(答)激励もたくさんあれば、御叱責もたくさんあります。
 国民の皆さん方は、自民党しか本当に信頼できる党はないのに、今までの体たらくに対して、失望をしていると。ようやく総理が両院議員懇談会でその決意を示されました。あの姿が欲しかったんだと。あの姿こそ、やっぱり本来の自民党の伝統に培われた信頼性じゃないかということを、しばしば言われます。
(問)そんな中、自民党、神奈川県でも離党をされた方がいらっしゃるんですけれども、これについては。
(答)あの山内さんはもう、計算ずくじゃないですか。渡辺喜美さんの党で、南関東で比例1位に処遇するという言葉で、さっさと、お決めになったというふうに聞いております。どこまで正確かどうかわかりませんけれども。だから、正に思想信条というよりも、利害得失だと思いますけれども。
 そういう人がいるから自民党の足並みが乱れるんですね。やっぱり、今日まで国民の信頼を勝ち得ていた、自民党の本質をきちんと見極めることができる人が同士として戦うべきだと思いますね。

(以上)