野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年7月10日

(平成21年7月10日(金) 9:02~9:06  於:第4合同庁舎6階605号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議については、特に御報告することはありません。

2.質疑応答

(問)久しぶりに宇宙のことで、宇宙基本計画の中で、GXロケットについて、概算要求までに開発着手の判断をするというふうになっていると思うんですけれども、それの検討の状況なり見通しと、あと、これは最終的に本部長の総理大臣が判断すべき事項なのかどうか、この辺をどうお考えなのかお聞かせください。
(答)GXについては2つ課題があって、1つは技術的な問題で、ちゃんと動くかどうかということですけれども、先日、500秒のエンジンのテストが成功したという情報が入っているので、技術面では着実に課題をクリアしている最中です。
 もう一つは、ニーズがあるかどうかです。日本はもとより、アメリカとの連携が課題になっていまして、それについては、今、アメリカの調査をずっと進めているところで、その結論はまだ出ていない。つまり2つ課題があって、それぞれがオーケーであれば前に進んでいけることになりますけれども、今ちょうどオン・ザ・ウエーというか、途中の段階です。7日にエンジンのテストが成功しているということで、技術的にはうまくいっています。
(問)それは、総理大臣に……
(答)まだ途中なので、結論まで至る状況にないので、今、にわかに総理がどうのということまではお答えできないけれども、基本的にはトップである総理の御決定にゆだねることになると思います。
(問)関連なんですが、概算要求ということになると、スケジュール的にどうなのかなというところがあるんですけれども、LNGエンジン自体の試験が8月いっぱいということになっておりまして、そうすると、概算要求に盛り込むとしても、なかなか難しい……
(答)その辺りは微妙な兼ね合いで、様子を見つつ判断をしていかざるを得ません。今ここではっきり答えられる段階ではない。ただ、基本計画もできましたし、それに則って、質・量ともに、宇宙開発に関してはしっかり予算獲得をしなきゃならないというのは国家戦略の一つに位置づけられていますので、それに向けて総合的に判断していかなきゃいけないと思います。

(以上)