野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年5月19日

(平成21年5月19日(火) 10:38~10:42  於:第4合同庁舎6階605号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議においては、私の関係では平成21年版交通安全白書を決定いたしました。本白書は交通安全対策基本法に基づき、毎年国会に提出されるものです。今回の白書では、平成20年の道路交通事故の死者数が5,155人になるなど、第8次交通安全基本計画に定める目標を2年前倒しで達成したこと、また、本年1月2日の麻生内閣総理大臣の談話において、今後10年間を目途に交通事故死者数の半減を目指すという目標が示され、引き続き高齢者対策等に取り組んでいくことなどを紹介しております。
 私からは、お手元の資料のとおり、閣僚各位に悲惨な交通事故の根絶に向けて一層御協力いただくようお願い申し上げました。
 詳細につきましては、共生社会政策担当までお問い合わせください。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)本日、民主党の新体制が発足し、小沢前代表が選挙担当の代表代行として引き続き執行部に入ることになりましたが、大臣はどう受け止めていますか。
(答)自分の政党ではありませんので、どなたが執行部入りするにしてもコメントをする立場にはありません。ただ、「古い」自民党と揶揄される立場としては、民主党執行部の今回の顔ぶれには、新しい顔がいないなと思いました。そのことは、ライバル関係にある政党として少し残念な感じがします。それこそ私よりも若い世代の人たちがどんどん活躍するというのが、何となくですが、民主党のイメージだという感がありますので、そういった意味では、今後とも、国民に対してそれぞれの政党が特色を明らかにし、人事、執行部体制をどう作り上げるかという点でも切磋琢磨していく必要があると思っています。
(問)新型インフルエンザの感染が日本国内でも広がり、海外では日本を危険地域として警戒を強める動きも出ています。直接の所管ではないと思いますが、こうした状況について政府としてどう取り組むのでしょうか。
(答)政府として、中にはやり過ぎではないかという声も上がるくらい、麻生総理のリーダーシップの下、舛添厚生労働大臣を中心に、この対策には極めて厚く取り組んでいるのではないかと思っています。
 昨日も、対策本部の会議がございましたし、今朝も、官房長官から後ほど記者会見で話があると思いますが、閣僚懇の中で、それぞれの閣僚ができることを最大限やっていこうと改めて確認し、政府を挙げて取り組んでいるところであります。
 ということで、新型インフルエンザに関しては、政府としては、弱毒性であるということで手を緩めることなく、侮らず、昨日の会議の中でも尾身茂新型インフルエンザ対策本部専門家諮問委員会委員長から発言がありましたが、「死亡者を出さない」こと、これを旨としてしっかり取り組んでいこうということになっていますから、これからも地方自治体の皆さんの御協力を仰ぎつつしっかり取り組んでいくこと、それが日本のやるべきことであって、各国の反応がどうであれ、これまでの水際対策中心から今後は全国にわたって国内での取組を進めるということになってくるという意識の入れかえもしながら、一日一日やるべきことをしっかりやるんだという決意であります。

(以上)