野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年3月17日

(平成21年3月17日(火) 9:19~9:24  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議におきまして、お手元の資料のとおり、私から1件発言しました。
 日本時間の昨日16日午前8時43分、宇宙基本法施行後初めて日本人宇宙飛行士(若田宇宙飛行士)が搭乗する米国スペースシャトル・ディスカバリー号が無事国際宇宙ステーションに向け打ち上げられました。約1カ月の間、延期が繰り返されましたが、最終的に無事に打ち上げられまして、大変喜ばしく思います。
 若田宇宙飛行士は、日本人で初めて、約3カ月間の長期にわたって、国際宇宙ステーションに滞在し、数々のミッションを行う予定ですが、それらを成功裏に終え、無事に地球に帰還されることを祈っております。
 昨年の宇宙基本法の成立・施行以来、政府全体で宇宙開発利用を国策として進めるべく努力をしてきているところですが、このような取組を通じて、国民の皆さんに関心を持っていただき、サポートを得ながら、宇宙開発利用を積極的に進めていきたいと考えています。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)消費者庁関連の法案が、今日、衆議院本会議の質疑でようやく審議入りということになりますが、これからの審議にどのように臨まれるお考えでしょうか。
(答)以前にも申し上げたように、政府案はベストに近いものと思っておりますので、その消費者庁関連3法案のすばらしさを審議の中で御披露できればと思っています。
(問)先週、総理と面会された電子私書箱については、その議論と並行して社会保障カードの議論もあると思いますが、大臣自身は社会保障カードについてはどのようなあり方が良いとお考えでしょうか。
(答)そもそもこの「国民電子私書箱」の話が出てきたのは、電子政府をうたいながら早10年経つわけですが、国民にとってあまり利便も感じられないし、歩みが遅々としている中、そもそもどこかが間違っているのではないかと改めて検討してきたという経緯があります。つまり、行政府が良かれと思って何かシステムを作ったとしても、受け手である国民がそれを良しとしなければだめなわけです。そういう議論がすっぽりと抜けてしまったまま来たところを反省して、今回は、希望する国民、これを使ってみたいなと思っていただいた国民に電子私書箱を持っていただいて、社会保障を含めた様々な行政システムの情報を私書箱に蓄積するとともに、それを引っ越しや転職といった様々な場面でワンストップで活用していただけるような、国民目線の利便性から発した構想として打ち出しました。社会保障カードについては厚生労働省を中心に先行して検討が進められておりますが、社会保障分野も国民電子私書箱の一部と言いますか、当然中に含まれるべきものなのだろうと、そう受け止めています。

(以上)