野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年3月3日

(平成21年3月3日(火) 10:06~10:11  於:第4合同庁舎6階605号室)

1.発言要旨

 皆さん、おはようございます。
 本日の閣議につきまして、私から特に御報告することはございません。

2.質疑応答

(問)昨日、麻生総理が定額給付金を受け取ると表明されましたが、当初、受け取らないと明言されていたということで、その態度の変化について野党などから批判が高まっていますが、総理の判断について、どのように受け止めていますか。
(答)予算委員会等の質疑の中で、総理御本人がこの定額給付金の実施が決まった段階でお答えすると仰っていたので、受け取るということになったのだなと受け止めています。
 この定額給付金には、生活支援と景気刺激・消費刺激の2つの顔があります。ですから、消費刺激の象徴としてしっかり使っていただきたいなと思っています。
(問)今の話は、本日の閣議や閣僚懇談会では出ませんでしたか。
(答)官房長官から自民党の役員会でそういうお話になりましたという報告がありました。
(問)閣僚として態度をどうするかという話は出ましたか。
(答)明確にはありませんでしたが、異論は出ませんでした。
(問)中国政府が、先週、食品安全法を採択しました。中国でも消費者の食の安全を法によって担保していこうという動きなのですが、大臣の受け止めをお願いします。
(答)まだ法律の中身について仔細にわからないところもありますが、ただ、食品安全ということを標榜されるということは、中国国内の消費者にとっても良いことですし、これだけ多く物を中国から購入している日本にしてみても、前向きに受け止めてよいものではないかと思います。
(問)予算案が衆議院を通過し、参議院でも年度内には意思が示される見通しがついた中で、消費者庁関連3法案をどうするかという話ができる状況になってきたのかなと思うのですが、大臣はどうお考えですか。
(答)当然のことではありますが、内々、予算が最重要だと言われていて、予算成立のめどがつくまでは審議入りはなかなか厳しいだろうなと思っていましたが、予算の方はある意味めどがついたのかなと受け止めて、衆議院の消費者問題に関する特別委員会を開いていただいて、審議入りをしていただきたいと思っています。
 私は、楽観的と言われるかもしれませんが、次なる重要法案はこの消費者庁関連3法案に他ならないと思っています。先日、福島みずほ党首始め社会民主党の皆さんがお見えになられ、社民党としても消費者庁はとても重要だと思っていると仰っていただきました。担当大臣の立場としては、早く委員会を開いて、審議をしてくださいということに尽きるわけですが、そういう意味では審議入りに向けた動きが高まってきたかなと思っています。
(問)先日、山岡民主党国会対策委員長を訪問されましたが、その際に消費者庁の話も出ましたか。
(答)あの時は、科学技術政策担当大臣として総合科学技術会議議員の国会同意人事のお礼に伺いました。消費者庁の話は特にありませんでした。ただ、私のもう一つの顔をよく御存じだと思いますので、言わずもがなで。私からはよろしくということは申し上げました。
(問)これまで、民主党側が国会対策上の理由でなかなかはっきり態度表明できない状況だったと思いますが、今後はどうでしょうか。
(答)あの当時も、やはり予算が優先されるという感じでしたから、その意味で、予算のめどがついたらという、その含みに期待をしているところです。
(問)定額給付金について、大臣御自身がもらうか、もらわないかという判断はどうされるお考えですか。
(答)消費刺激になるということで、かなり以前から頂きますと申し上げております。
(問)変わらないですか。
(答)もちろん変わらないです。

(以上)