野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年2月27日

(平成21年2月27日(金) 8:45~8:52  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 皆さん、おはようございます。
 本日の閣議について、特に御報告することはございません。
 私から、1件ございます。
 去る25日水曜日にJAXA(宇宙航空研究開発機構)が大西卓哉さん、油井亀美也さんの2名を宇宙飛行士候補者として決定し、発表しました。お二人とも候補者としては初のパイロット出身者ということであります。2名の候補者は、今後約2年間、宇宙飛行士になるべく訓練を受けていただくことになります。
 今回、新たに2名の候補者が決定されたことは、宇宙基本計画を作成し、宇宙開発利用を積極的に進めていこうとしている中、将来に向けた明るい話題であり、誠に喜ばしく思います。決定された2人の方が無事に訓練を終えられ、宇宙に羽ばたかれることを祈念しております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)昨日、社民党の福島党首から消費者庁法案の修正等について申入れがありましたが、どのように受け止めましたか。
(答)中身の話に入る前に、社民党にも御協力をいただいて一日も早く衆議院消費者問題に関する特別委員会での審議を始めていただかなければならないと強く願っておりますと申し上げました。委員会が始まらないことには、私にそういうことを仰っていただいても事は進まないわけですので、そういうお願いをさせていただきました。
(問)社民党の修正案そのものについては、ご覧になってどのように評価されましたか。
(答)修正を施す前提として、「消費者庁」という考え方は認めた上でというお話でしたから、一番の骨格部分は協調していただいておりますので、むしろ国会の審議の中でいろいろと議論していくことではないかと思っています。
(問)宇宙飛行士の選抜についてですが、今回の選抜について、宇宙開発戦略本部発足を受けて、あるいは今後新しくできる体制に向けての考え方といったものを反映させたということはありませんでしたか。
(答)今回の選抜に関しては全くありませんでした。私自身もこの人選は皆さんと同じぐらいに知ったくらいですから。ただ、油井さんでしたか、既に39歳であられるということで「中年の星」と言ってもいいぐらいで、私と同世代と言うには少々お若いですが、そういう意味でも良い人選だったなと思います。
(問)先日の週刊誌に掲載された大臣の記事につきまして、大臣、あるいはその記事に書かれた方の極めてプライバシーに係わることですので、無理であればコメントいただかなくても構いませんが、名誉にかかわることだと思いますので、もし仰りたいことがあれば、お聞かせください。
(答)本当にプライベートなことですので特にお答えすべきことはないわけですが、一点だけ、私には「婚約者」ですとか、「婚約者のような者」という人はいませんので、そもそも見出しから嘘があるなと思いました。言わずもがなですが、こういう記事が出ることは、寂しいことですね。もし私自身に何か不正があったりすれば、マスコミの方にいろいろと糾弾されても当然構わないわけですが、ただ、今回の記事については、私としても、何を仰りたいのかよくわからない報道であったなと、そういう思いをしています。
(問)宰相候補の一人というような形で取り上げられることの延長線上で、注目されていることの証左でもあるかと思うのですが、それについてはどう思われますか。
(答)そんな大層なことは、本人は考えたことがないのですが。ですから、何と申したらいいのか。
(問)女性であり、かつ若いということも、注目される所以だと思いますが。
(答)記事を書かれた方の本意が全くわかりませんし、社会正義の実現ですとか、正しい政治を作るためといった目的でマスメディアの力が発揮されることは望ましいことですが、全く関わりのない一般国民を、言わば公器でいじめるようなことをされて、果たして何が解決されるのかなと、非常に困惑していますし、残念な気持ちでいっぱいですね。

(以上)