野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年8月29日

(平成20年8月29日(火) 10:32~10:38  於:第4合同庁舎6階605号室)

1.発言要旨

 おはようございます
 本日の閣議は、一般案件が2件、政令が3件、配布が3件ありました。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今日の閣議で太田農水大臣の事務所費の問題に関して、発言などありましたでしょうか。
(答)ございません。
(問)昨日、外務省から、中国産冷凍ギョーザの問題について、また発表がありました。大臣に対して、御報告等はありましたでしょうか。
(答)今回はきちんと御報告をいただきました。
(問)御報告の内容を少し教えていただけますでしょうか。
(答)外務省からの発表について報道がありましたよね。まさにあのとおりです。消費者行政推進担当大臣としては、中国の国土に流通されていないということを再確認させていただきましたし、それは中国の皆さんはもちろん、日本の消費者の皆さんにも安全が確認されたということで了解しました。
(問)食品の偽装表示事件が本当に連日いろいろなところで発生していまして、大臣の地元の岐阜県でも飛騨牛の問題もありました。そんな中で、岐阜県知事が、先般、JAS法に関して、直罰規定を含めて現在のペナルティーを強化すべきではないかというような発言がありまして、その前段で、自民党でも強化すべきだという声が出ております。まずJAS法のあり方について、どんなお考えを持っていらっしゃるかが1つと、それから同時に、権限委譲を受けている首長の権限の強化、こういった声も出ております。この2点についてお願いします。
(答)最近、また立て続けに食品の偽装の問題が発覚しておりまして、これはもう申し上げるまでもなく、大変悪いことだと、いけないことだと、本当に事業者としての認識をしっかり持っていただきたいと、それが一番大切なことだと思います。皮肉なことに、これについては当局の監視体制が整備されているがゆえに、事案がどんどん発覚していることも事実であり、悪いものが確実に摘発されて、そして是正されるようなこの流れはしっかり守っていかなければいけないなと思っています。
 実は、この古田知事からのJAS法等についてのお話については、今日2時にお目にかかって、お考えを伺うことになっています。地方で権限を預かっている立場の、現場に近い知事さんたちがより動きやすく、そして消費者を速やかにきちんと支えられるようにするには、具体的にどういうことをしたらいいかということで、例えばの話で直罰という話があったわけですけれども、今日、全国知事会との会議がありまして、そこに古田知事も御出席されることになっているので、その話をお聞かせいただいて、もう少し深掘りをさせていただいた上で、機会がありましたらこの場でも、方向性についてお話をしたいなと思います。
(問)都道府県会館で会われるのですか。
(答)都道府県会館で今日2時から会議があります。まだ具体的な御提案をいただいておりませんし、今の段階でコメントができませんので、いろいろな御意見を総合的に聞いた上で、今後のJAS法のあり方について考えをお示ししたいなと思っています。少し待っていてください。
(問)中国のギョーザの件で、中国国内では流通していないということがわかったことで、ますますその原因は何なんだという話になると思うのですが、大臣の見解はどうでしょうか。
(答)情報を公表前に頂いたわけですが、あくまで途中経過なんですね。ですから、皆さんからすると、どうして途中経過なのだろうという思いがあるかもしれませんが、これは遡ると、かつて中国からそういう情報が来たにもかかわらず、公表せず留め置いたという批判を受けて、日本政府も反省し、かつ8月16日から18日でしたか、外務大臣が中国へ行かれた折に、情報をしっかり透明化させなければならないということを仰った成果が今回の途中報告になったわけです。そのときの約束が果たされたという証しだと思っています。先ほど申し上げたように、問題のギョーザは中国国内の市場では流通していないという事実は明らかになりましたけれども、いまだ捜査段階にあるわけで、これについてはやはりコメントは差し控えて、捜査の状況を見守っていきたいと、そういうふうに私は受け止めています。

(以上)