与謝野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年3月19日

(平成21年3月19日(木) 8:41~8:48  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 閣議は案件どおりでございました。

2.質疑応答

(問)アメリカのFRBが長期国債を3,000億ドル買い入れることを打ち出し、異例の対策かと思われますけれども、このことの受止めと、それから、こうした対策を打ち出すことになった米国経済の現状について、ご認識をお願いします。
(答)日本も、昨日日銀が買切りオペを月額にして4,000億円増やすということを決定したばかりでございまして、これも日本の長期資本市場にいい影響を与えると思います。また、アメリカも長期資本市場の安定ということを多分お考えになっているんだろうと。その中で、国債を3,000億ドル買うというのは、長期資本市場には大変いい影響を与えると私は思っております。
(問)政府の有識者会合は3日間終わりましたけれども、これまでの議論について大臣はどのように評価されていますでしょうか。
(答)分野は違うんですけれども、それぞれ示唆に富むご意見をいただけたと。こういうものは、政府の今後の予算や経済に対する考え方に活かしていかなければならない、というふうに考えております。
(問)アメリカの方でAIGの賞与問題が騒がしくなっていますけれども、中には日本的なけじめのつけ方を求める声も出ているのですけれども、その辺についてはご感想みたいなものありますか。
(答)分けた額が分けた額ですから、アメリカの議会がそれに対して批判的な立場をとられるというのは、日本の風土でもよく分かる事態だと思います。
(問)成長戦略なんですが、日程的に、4月2日のG20サミットより前にまとめるということはないんでしょうか。
(答)まだそこのところははっきりしていませんが、党の方でも月末を目処に作業しておられると思うので、これは4月2日に間に合うかどうか分かりませんけれども、それになるべく平仄を合わせてやっていかなければならないと思っております。
(問)先程、日銀の長期国債買切りで、日本の長期資本市場にいい影響を与えるとおっしゃられたんですが、これは具体的に金利上昇を抑える一定の効果があるとお考えでしょうか。
(答)もちろん金利上昇を抑える効果というのは、国債の金利だけではなくて社債等々の発行ということに関する金利を含めた長期資本市場に対していい影響を与える。金利上昇を抑えるという明白な効果はあると思っています。
(問)先程のAIGの話なんですが、巨額の報酬が今回の金融危機を生んだ一つの原因になったという見方もあるんですが、これについてはどのようにお考えになっていますか。
(答)これはヨーロッパでもアメリカでも言われていることなんですけれども、四半期ごとの決算、利益に結びついた報酬、こういうものが機関車を暴走させたという意見は当然あって、多分それも真実の一部だろうと私は思います。
(問)日銀の劣後ローン引受けについてのご意見はございますか。
(答)これも金融機関の自己資本の充実のためには有効な手段を1つ提供してくださったわけですから、金融機関としては金融機能強化法による資本注入という選択もあるし、あるいは劣後ローンという選択もあるわけですから、銀行を経営する経営者の経営判断にはオプションが広がった。大変いいことだと思っております。
(問)追加的な経済対策の検討ですけれども、内容についての頭の体操をしてこられましたけれども、与党と民主党の間で2009年度の本予算を年度内に成立させるということで合意に至りまして、これで一段落したのかなと。これで新しい経済対策に、その時期も含めて具体的な検討に入るお膳立てが大分整ってきたのかなと思われますけれども、その取りまとめのスケジュールについての頭の体操というのは、どの程度ウォーミングアップが進んでいるんでしょうか。
(答)全部教えて差し上げたいんですけれども、予算が通るまではお話ししてはいけないと言われていますので、すみません。

(以上)

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