与謝野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年3月13日

(平成21年3月13日(金) 8:52~9:02  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 閣議は案件どおりでございましたが、まず金融担当大臣として発言をさせていただきたいと思います。これは地域銀行3行に対する資本参加の決定についてでございますが、お手元に配付いたしております談話のとおり、本日、北洋銀行、福邦銀行及び南日本銀行に対し、改正金融機能強化法に基づく資本参加の決定を行いました。詳細については金融庁の事務方が必要に応じて説明をさせていただきます。
なお、この記者会見の後、ロンドンに私は出発いたします。

2.質疑応答

(問)今ご発表がありました資本参加の件ですけれども、今この場で具体的な額がお伺い出来ればお伺いしたいというのが1点と、12兆円の枠を用意して年度内、恐らくこの3行に止まるのかなというふうに思われますが、今後の活用に向けて積極的な呼びかけ等について大臣のお考えをお伺い出来ますか。
(答)額は一番大きいのが北洋銀行の1,000億、福邦銀行の60億、南日本銀行の150億でございまして、この結果、北洋銀行の自己資本比率は9.0%、福邦銀行は9.1%、南日本銀行は8.4%になります。この後は、資本注入枠は全部で12兆あったわけですが、資本を充実されたい金融機関は金融庁としては大歓迎でございまして、そのための準備として会社の定款等のご変更をしていただければと思っております。
(問)この後ロンドンへ向かわれるということですけれども、この経済危機を世界的に克服していく中で、G20、次の金融サミットも非常に重要になるかと思うんですが、この会議に臨む大臣のお考えと成果の期待、あるいはもう1点、ガイトナー長官がGDP比2%の財政出動をすべきだという話を会議でも打ち出したいというふうなことを言っていますが、それに対する大臣のお考えをお聞かせいただけますか。
(答)非常に抽象的な言い方なんですけれども、国際協調に満ちあふれた日本の行動というものが求められていると思っています。そういう意味では、先般のIMFに対する融資決定もその1つでございますし、今後とも色々な面で各国と協力をして、世界の経済金融の安定のために貢献していくことが出来ると思っております。
 昨日のガイトナー財務長官のご発言は、私共としてはもっともなご発言であると思います。これは、世界各国がそれぞれの国の経済を立て直す、そのことが世界経済全体の立ち直り、金融システムの安定につながるという思想の表明でございまして、我々はこのラインの考え方には大いに賛意を表したいと思っております。
 ただ、今までやってきた1次策、2次策、3次策が2%に相当するかどうかというのは計算の仕方にもよるのでございますが、大体今までの方向もそういう方向ですし、仮に年度の組み方によって2%に満たないということであれば、総理がロンドン・サミットに行かれるまでには、その答えを用意出来るようにすべきだろうと思っております。
(問)用意すべきだろうというその発言は、ロンドン・サミットは4月2日かと思いますけれども、それまでに何らかの対策についてパッケージをまとめなければいけないということですか。
(答)今日午前中に、総理から、特に両党の執行部に経済対策のご指示があると伺っていますので、それを皮切りに党内での経済対策の論議が、また金融対策の論議が相当深まっていくと思います。2日に総理が相当固まった考え方を持って行くことは、十分可能であると思っています。
(問)先程の財政出動の関連で、2%という数字については世界各国で置かれている状況も違いますし、もちろん財政事情も違うと、処方箋も違うという中で、一律にこういう数字を目標にしてやるということの妥当性はあるんでしょうか。
(答)各国それぞれの経済の状況、財政の状況ですから、他国に協力を呼びかけることがあっても、それぞれの国の国内政策は、あらゆる国が尊重していくというのが必要だと思っています。
(問)先程の公的資金の関係ですけれども、公的資金を受けた銀行ですが、年度末に企業の資金繰りが非常に大変だということですけれども、改めてこの公的資金を注入するということと、企業の資金繰りについての点について、改めてご所見をお伺い出来ればと思います。
(答)我々としては、中小企業金融については、20兆円の信用保証枠と政策公庫の10兆円ということで、相当な手当てをしたつもりでございます。問題は、中小企業の定義から外れている部分の企業の方々の資金繰りの問題。これも万全を期してまいりたいと思います。そのためには、やはり財務省、金融庁プラス日本銀行のご尽力が必要だろうと思っております。
(問)株価対策なんですが、一部でETFという上場投資信託を銀行等保有株式買取機構が買い取ったらどうかという話もあるんですが、そういったお考えについてはどのようなお考えでしょうか。
(答)これは私はまだ意見を申し上げていない、中立的な立場を取っておりますが、多分来週からは、党の方でこの特定の問題についても議論を深めようとされていると聞いております。党内においても積極的な方と、やや消極的な方と分かれていると聞いています。

(以上)

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