与謝野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年2月3日

(平成21年2月3日(火) 8:49~8:53  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 閣議は案件どおりでございまして、特にありません。

2.質疑応答

(問)今日から21年度の当初予算の本格審議が始まりますが、国会論戦に、大臣の期待するところについては。
(答)この21年度当初予算は、景気対策、経済対策がたくさん入っております。国民生活にとって極めて大きな意味を持っている予算でございますので、なるべく早い段階で結論を出していただいて、予算の執行ができるように、国会の御審議をぜひお願いしたい。そう思っております。
(問)今、自民党内で、景気対策として政府紙幣を発行してはどうかというような意見が出ております。これについて、効果も含めて大臣のお考えをお聞かせ願えますでしょうか。
(答)ある種のベースマネーを増やそうという考え方に基づいている、異説の類(たぐい)だと思っております。
(問)その効果については、大臣はどのようにお考えですか。景気浮揚効果が実際にあるとお考えになりますか。
(答)この話は、お金を刷って使うというだけの話で、仮に天からお金が降ってくるのであれば、それを使うということはあろうかと思いますけれども、やはりこれはもともとの財政とか、あるいは金融政策には全くなじみのない考え方である、というふうに思っております。必要であれば国債を出せば済む話であって、藩札を出すのとは話が違うと思っています。
(問)ということは、政策論議として真面目に議論する類の話ではないという理解でよろしいのでしょうか。
(答)傾聴には値するけれども、異説の類でしょう。

(以上)