与謝野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年9月24日

(平成20年9月24日(水) 9:31~9:42  於:記者会見室)

1.発言要旨

 9時からの閣議で、福田内閣は総辞職をいたし、私も総辞職の稟議書に署名をしてまいりました。
 大変短い期間でございましたが、皆様方に大変親切にしていただきまして、ありがとうございました。この間、緊急総合対策を総理が言われたとおり、8月内 にまとめられたこと、また9月に入りましてからアメリカ発の金融危機がありましたが、その不安の連鎖が大きく広がることなく現在おさまっているというの は、大変幸いなことだと思っております。
 これから諮問会議では、「経済財政諮問会議」の名前のとおり、経済を論じ、財政は社会保障と一体的に議論をしていくというテーマ設定ができ、また社会保 障国民会議も10月中旬には結論の報告書を出されるということでございます。福田総理は内々、私には、社会保障国民会議の報告書が出てきたならば、社会保 障制度と税制の抜本改革を一体的に議論しようということをおっしゃっておりました。この議論は政府にとっても、また与党にとっても避けてはいけない議論で あると思いますので、引き続き経済財政諮問会議、政府税調、党の税調等できちんと議論されることを私は期待をしております。
 以上です。

2.質疑応答

(問)2か月弱ということで、記者の方も大変密度の濃い2か月間を過ごさせていただきました。
 大臣御自身が、福田政権、第二次改造内閣のことをどう評価されているかということと、今、御自分のことを振り返られたのですが、また福田政権での御自身の役割も含めて、改めて御所見をお願いしたいと思います。
(答)福田内閣は、多くの方の御理解とは違って、福田さんというのは大変心優しい方であって、やはりサラリーマン経験も長かったので、働く方々の立場というのを極めてよく理解されていた方だと私は思っております。
 また、福田さんは、役人の家庭に育ったわけで、大変地味な方であったと。自分のスタイルとしてパフォーマンスは嫌いという方であったので、恐らく後になれば、福田さんのこのスタイルを懐かしむ方が必ずたくさん出てくると、私は確信をしております。
 また、私は去年の12月、C型肝炎について紙に書いた提言を持って総理官邸を訪ねました。これは大変画期的な内容であったのですが、福田さんは数分以内にこれを理解して決断をされたということで、決断も大変早かったと思いますが、やはり誰も傷をつけないで物事を進めていこうという、その配慮は頭の下がる思いをしておりました。
(問)大臣は麻生政権でも再任というお話もありますが、まずそれについてどうかということと、急遽、公明党と自民党の間で後期高齢者医療制度の見直しについて合意したということが報じられています。これについて内容の是非はともかく、評価する方もおれば、何でこのタイミングでこういったことを持ち出すのかと、ややおかしいのではないかということを感じる方もいらっしゃると思うのですが、これについてどう評価されていますでしょうか。
(答)最初の点は、一切そういう話は来ておりませんので、何ともコメントのしようがないと思いますけれども、やはり従来からの財政の健全化路線というものをすべての前提に物事を考えていただきたいものだと思っております。
 後期高齢者医療制度については、今、党の方でいろいろ検討されていますが、既に緊急総合対策の中でも負担増にならないように一定規模の予算は計上しているわけで、1年間は現状固定のまま進むわけですから、その1年の間に手直しをすべきところは手直しをしたらいいと思いますけれども、制度の根幹まで揺るがすことが賢明なことかどうかということは、もう一段の思慮深さが必要であると思っています。
(問)今日から国会が始まるわけですけれども、補正予算について、民主党が一部こちらの修正要求に応じるのであれば、早期に同意すると、応じるというような発言をしていますけれども、大臣はこの一部の修正ということについてはどうお考えですか。また、修正してでも早期に通すべきだとお考えになりますか。
(答)それは、すぐれて修正要求の中身によるのではないかと思っています。
 本体が1兆 8,000億の補正予算ですから、全体の規模と要請される修正の内容の規模と、そういう相対的なバランスというものも考えなければなりませんし、また、修正の内容自体、真に国民の生活、経済に資するものであるかということは、やはり与党はそういう御要請があった後、冷静に判断をしてやっていくべきものと思っております。
(問)大臣が再任されるかどうかは別として、麻生新政権に期待するところを、経済政策を中心に幾つか。
(答)経済というのは、気持ちの問題、姿勢の問題という部分も大事でございまして、麻生政権には国民が将来に対して自信を持てるように、明るく堂々と日本の未来を語っていただきたいと思っております。
 どうもお世話になりました。ありがとうございました。

(以上)

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