上川内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年3月18日

(平成20年3月18日(火) 9:36~9:44  於:合同庁舎4号館 6階605号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 3月18日火曜日の閣議でございますが、一般案件が4件、国会提出案件17件、政令8件、配布1件、計30件の案件がございました。このうち私の所管案件はございませんでした。
 報告を2件させていただきたいと思います。
 まず、昨日の夕方でございますが、産科医療の関係者を招いての懇談を行ったところでございます。懇談におきましては、昨今の医師不足を背景に、女性医師等が仕事と出産・子育てを両立することが極めて困難な状況があることなどを中心として、産科医療を取り巻く様々な問題について、大変有意義な御意見を伺うことができました。
 具体的には、医師の勤務環境は昼夜を分かたず長時間に及ぶものでございまして、業務量も著しく増加をしているなど、過重な負担がかかっている。産婦人科医のうち、20歳代は7割以上、また30歳代は過半数が女性でございまして、勤務のローテーションや保育支援等を含めた勤務環境の改善により、女性医師が働き続けられるようにしなければ、将来の産科医療は崩壊をしてしまう。また、医師の勤務環境を見直さない限り、出産や子育て等でやむなく離職をした女性医師は現場に戻ってこない。妊娠・出産のリスクにつきましては、医療現場における対応だけではなく、女性の体や健康についての教育や啓発によって、若いうちから理解を深めておくことが必要である。さらに、医療界におきましては、女性医師が活躍するためには、ロールモデルやメンターとなるような、責任ある立場に女性自身が置かれることが必要である、といったような御意見がございました。
 懇談によりまして、医療分野における医療従事者、特に女性医師の勤務環境等の問題が大変重要であるということを改めて認識したところでございます。いただきました御意見等は関係省庁にしっかりと伝え、連携をして取組を進めてまいります。
 また、本年4月上旬までに、女性の参画を加速するためのプログラムを策定するよう、総理から御指示をいただいているところでございますので、いただいた御意見やお知恵などをこのプログラム策定の参考にし、女性医師の問題につきましてもしっかりと検討してまいりたいと考えております。
 女性医師を始めとする医療関係者が充実して仕事に臨むとともに、だれもが安心して妊娠・出産を迎えることができるような環境づくりに向けまして、各方面と連携をして取り組んでまいりたいと思っております。懇談の詳細につきましては、男女共同参画局にお問い合わせいただきたいと思います。
 2点目でございますが、本日午後4時からお手元にお配りをしております資料のとおり、「企業分野等食育活動検討会議」を開催いたします。第3回の開催でございます。今回は体験活動の実践、健全な食生活の実践、食育に対する関心を高めるための効果的な手法につきまして、会議のメンバーから御説明をいただき、意見交換を行う予定といたしております。
 詳細につきましては、内閣府食育推進室にお問い合せいただきたいと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)日銀総裁人事をめぐって、総理が今日にも提示されるお考えを先ほど示されたんですが、当初予定されていたよりも大分遅れて、総理の調整能力が足りないのではないかという指摘も野党内からも上がっているんですが、結局決まるかもしれませんが、今の時点のそういう状況をどうお考えでしょうか。
(答)今回のねじれ国会、衆・参で多数を占める党が違うという状況の中で大変重要な意思決定をしていくということは、これは初めての経験でありますので、大いに試行錯誤をしていくことが予想される状況だと思います。どなたが総理になっても、大変厳しい状態であることは否めません。こういうことが起きたらこうなんだという形で決められない、全体の動き方とか、あるいは新しい事態に対してそれぞれがどう知恵を出していくのか大変苦心していただいているので、空白がないようにしていくことが非常に大事であり、やはり協調してやっていくことが日本全体の国益にもかなうと思います。そういう意味で、早く結論が出るようにということを切に願っているところでございます。

(以上)

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