上川内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年3月4日

(平成20年3月4日(火) 8:48~8:51  於:参議院議員食堂前ぶらさがり)

1.発言要旨

 3月4日でございます。
 本日の閣議は、一般案件が1件、国会提出案件12件、法律案が11件、政令2件、計26件の案件がございました。そのうち、私の所管案件はございませんでした。
 報告2件ございます。
 まず本日の午後5時半からでございますが、官邸におきまして男女共同参画会議が開催されます。会議におきましては、男女共同参画基本計画(第2次)のフォローアップの結果、また「高齢者の自立した生活に対する支援に関する監視・影響調査」の最終報告に向けた論点の取りまとめにつきまして、御報告をいただき、意見交換を行う予定でございます。特に基本計画のフォローアップの結果につきましては、これを受けまして、各府省において施策の一層の推進を図るよう、参画会議としての意見決定を行う予定でございます。会議後に会見を行いまして、私から結果についての御報告をさせていただきたいと存じます。
 詳細は男女共同参画局にお問い合わせいただきたいと思います。
 2点目でございますが、お手元にお配りしております資料を御覧いただきたいと思いますが、明日5日の午後6時から、青少年育成に関する有識者との第7回の懇談会を開催いたします。今回は、「要保護児童等の自立支援をめぐる現状と課題」というテーマで、若者の社会的自立支援をめぐる問題について議論を行っていただく予定でございます。3名の有識者に御出席のお願いをいたしております。
 詳細につきましては、共生社会政策統括官付の青少年育成第1担当にお問い合わせいただきたいと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)参の審議をめぐって国会が昨日から空転していますけれども、これを打開するためにはどういったことが必要だとお考えでしょうか。
(答)まず、国民の皆さんの生活に支障が出るということは、絶対に避けなければいけないと思います。通常のカレンダーでいきますとやはり3月末までにすべての予算案及び予算関連法案を通していくことが大変大事であり、その中で政治のスケジュールも動いておりますので、その日程どおりにしっかりと取り組んでいくことがすべての党、または国会議員の責任ではないかと思います。その責任に対する自覚というものをしっかり持っていただくことで、議論は必ずや起きると思っております。
(問)そうしますと、野党にそういった自覚を持ってほしいというようなことなのでしょうか。
(答)当然、そういう姿勢を持っていらっしゃると思うのですけれども、今ここで私は政局にしたり、いろいろな形でそうした真正面からの議論が回避されるようなことというのは、これから先のことを考えてみても、常にねじれの状態が続いているわけでありますので、大変問題だと思います。やはりこういう状況を知恵を出して乗り越えていくということに真摯に向き合っていかなければ、国民の皆さんに対しての責任を果たすことができないと思いますので、自覚をしっかりと持っていただくことが大事だと思うし、またそういう動きが出てくると思っております。

(以上)