上川内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年2月15日

(平成20年2月15日(金) 9:12~9:20  於:合同庁舎4号館 6階605号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 2月15日、金曜日でございますが、本日の閣議は一般案件が1件、法律案が2件、政令3件、計6件の案件がございました。このうち私の所管案件はございませんでした。
 また、私から報告事項が1件ございます。
 明日、2月16日、土曜日午後でございますが、「ワーク・ライフ・バランス シンポジウム」を学術総合センターにおきまして開催いたします。当シンポジウムの冒頭に私から御挨拶をさせていただく予定でございます。
 当シンポジウムは、「仕事と生活の調和元年」の取組の第1弾として、内閣府と男女共同参画推進連携会議の共催で開催するものでございます。このシンポジウムを通して、「今何が必要か」、また「企業とそこで働く人との関係が今後どうあるべきか」などの問題につきまして考える機会を設け、仕事と生活の調和の実現の社会づくりに向けて、国民の皆さんの一層の御理解と御協力が得られるよう期待しております。
 詳細は男女共同参画局にお問い合わせいただきたいと思います。
 加えて、今日、総理が資生堂のカンガルーム汐留を御視察の予定でございます。私も就任早々、カンガルームを視察いたしましたが、今回御一緒させていただく予定でございます。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)社会保障担当の首相補佐官が新設されました。舛添厚生労働大臣と上川大臣とのすみ分けについてどうなのかという声もありますけれども、置かれた感想と補佐官との関係についてどうお考えでしょうか。
(答)社会保障の国民会議そのものは、分野が雇用・年金、医療・介護・福祉そして少子化・仕事と生活の調和ということで、それぞれ大きな問題を社会保障という枠の中でしっかりと連携しながら、国民の皆さんにとって安心、安全のセーフティーネットの仕組みを整えていくというものです。大変大きな課題であり、難しさもあり、そしてそれに対して明確な結論を出さなければいけないという、そういう目標も持っていると思っております。
 そういう意味では、それぞれの分科会を3つ設けますけれども、それらを総合的に進めていくための、やはりまとめをする機能というのは大変重要だと思っています。それをどういう形で官邸がおやりになるのかということについて、いろいろ総理も考えられて、補佐官という制度の中で最大限の人選をし、そして任命をなさったことと思います。
 各分野におきましては、それぞれの所管があって、その中で既にいろいろな課題が明らかになっておりますし、また相互に関係があることについて、連携や関わりを持つことによって新たな課題も出てくると思います。そういう意味では、それぞれの大臣が担当するものを社会保障という枠の中でしっかりと取りまとめる、そのことについて今回の時期を逃してしまうならば、日本の将来にとっても大変厳しい状況になろうかと思いますので、私としては、人事の面で厚みを持った体制をつくることについては、大変前向きな、積極的な取組をなさるという意思を表したものと思っております。
(問)舛添大臣は、補佐官が就任する前にお話し合いをなさったようなんですけれども、大臣は補佐官とそういうことを考えられていますか。
(答)当然、分科会がもうスタートいたしますので、意見交換あるいは少子化及び男女共同参画の中で積み上げられてきたことについても、十分に御理解いただきたいと思っておりますので、そうした場も積極的に設けていただきたいと思っております。同時に、他の大臣との連携も図っていくことについては、これまでもそうですけれども、それぞれのお立場の中で必要に応じて意見交換をしていくことが、これからますます大事になってくると思っています。
(問)先ほどの閣議前に、総理とちょっとお話しされていたようですけれども、それはどのようなことをお話しされていたんでしょうか。
(答)今日のカンガルームの視察のことでございまして、私自身は前に行ったことがあるんですけれども、今回もまた御一緒させていただくということで、その話でございます。
(問)総理からは何かおっしゃっていたことはありますか。
(答)立ち話というよりも、もう本当に歩きながらの話でしたので、今日行ってきましょうということで、特にそれ以上のことはございません。

(以上)