上川内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年1月25日

(平成20年1月25日(金) 9:37~9:43  於:合同庁舎4号館 6階605号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 1月25日、金曜日の本日の閣議でございますが、一般案件が3件、国会提出案件2件、法律案が5件、配布1件で11件の案件がございました。このうち私の所管案件はございませんでした。
 私の方から報告事項1件ございます。
 お手元の資料にございますとおり、内閣府では、来週1月28日月曜日から2月29日金曜日まで、平成20年度の食育標語を全国の小・中・高校生などから幅広く募集をいたします。「楽しい食卓」、「食の豊かさ」及び「食を選ぶ力」の3つのテーマにつきまして、それぞれ食育の大切さなどを分かりやすく言い表したものをお寄せいただきたいと思っております。最優秀作品は、6月に開催されます予定の「食育推進全国大会」で表彰するとともに、ポスター、パンフレットなど食育関連事業で使用させていただきます。詳細は、食育推進室にお問い合わせいただきたいと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)来週、社会保障に関する国民会議が開催されますけれども、その親会議の下に少子化対策の分科会が設けられる予定なんですが、そちらでどのような議論を期待されるか、大臣の御見解をお伺いします。
(答)今回、社会保障国民会議が開催されるということで、本日の閣議で決定されたところでございます。
 テーマの中に、雇用・年金、それから医療・介護・福祉、そして少子化と、さらに仕事と生活の調和すなわちワーク・ライフ・バランスというようなテーマが入るということでございますので、分科会等、当日皆さんで御検討いただくということではございますけれども、大変しっかりと、この分科会の中で議論を煮詰めていただきたいと思っています。
 今年に入りまして「仕事と生活の調和元年」ということで、昨年の末に官民トップ会議で決定された「憲章」と「行動指針」の展開と、これと車の両輪として多様な働き方に応じた子育て支援の再構築を大きな柱に据えて今動いているところでございます。
 特に、女性が子育てしながら働く、また働きながら子育てをしていくところに、雇用の面でも参加をし、高齢者も参加していただくという社会像を展望しながら、施策の充実に当たるということでございますので、そういった将来展望も含めて、持続可能な社会が実現できるような方向に持っていくということも、この「仕事と生活の調和元年」の大変大きな目的になっているところであります。幅広い御議論をいただき、またその中で、特に財政的な部分についてはこれから大きな議論があろうかと思いますが、必要なものにつきましては十分に負担していただくということについても議論していただきたいと思っております。
(問)今の国民会議のことなんですけれども、財政的な議論というのは重点戦略を受けて厚生労働省に少子化の特別部会が立ち上がっていますけれども、それとのすみ分けはどのようにされていくお考えでしょうか。
(答)国民会議の進め方、そしてどういう内容について議論するかということについては、会合が開かれた後、委員により決定されることでございますので、御指摘のすみ分け等につきましても、その議論がどういうふうに重点を置いて進めていくかということとの関係の中で決められていくものと思います。
(問)政府としては、少子化だとかワーク・ライフ・バランスの分科会を、さらに国民会議でもって議論したいとか報告書に入れ込みたい具体的なテーマというのは、現時点ではお持ちではないんでしょうか。
(答)今回、総理が大変力を入れて、この会議の推進に取り組んでおりまして、第1回目がもう開かれるということでございます。そのメンバーにつきましても、その中で十分に御議論いただいた上で、対話や議論をしていく体制を尊重して、多分動かれると思います。
 私も、今申し上げたような車の両輪として進めていく施策が十分に成果が上がるようにということで、幅広い議論をしていただきたいと思っております。

(以上)