上川内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年10月30日

(平成19年10月30日(火) 9:24~9:33  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 10月30日、閣議は、一般案件3件、国会提出案件11件、政令が2件、配布2件、計18件の案件がございました。
 このうち私の所管案件としましては1件、平成19年版食育白書の閣議決定がございました。
 平成19年版の食育白書についてでございますが、この白書は、食育基本法に基づいて国会に提出するものでございます。今回の白書では、国民運動としての食育を一層推進する必要があるとの観点から、家庭等での食育の重要性を踏まえ、その現状を分析するとともに、平成18年度から19年度前半に政府が講じた食育推進施策の概況について記述しております。
 本日の閣議では、私から、お手元の資料にありますとおり、今後とも食育の推進を図るべく、閣僚各位に対しましても一層御尽力をいただきますようお願いを申し上げました。
 私といたしましては、食育を担当する大臣として、国民が健全な心身と豊かな人間性を育むための食育の推進に取り組むことが重要であると考えておりまして、関係者の御協力を得ながら、国民的広がりを持つ運動として食育の積極的な推進を図ってまいりたいと思っております。
 また、来月ですが、「全国青少年健全育成強調月間」ですので、閣議におきまして私から月間の趣旨等につきまして発言をいたしました。
 その内容はお手元に配付したとおりでございますが、青少年をめぐる状況が厳しい中、様々な課題に対処するためには、家庭、学校、職場などにおける取組が国民的な理解と広がりを持ったものとなるよう、青少年育成のための国民運動を強力に推進していく必要があります。
 このため、11月を「全国青少年健全育成強調月間」と定め、本年度は3つのテーマとして、まず、「青少年を非行や犯罪から守るための取組の推進」、2として、「児童虐待の予防と対応」、3として、「青少年の社会的自立支援の促進」を重点事項といたしまして、各省庁、地方公共団体、民間団体等との連携の下、青少年国民運動の一層の充実と定着を図っていくこととしております。
 なお、11月は「児童虐待防止推進月間」でもありまして、同じく本日の閣議におきまして厚生労働大臣からその趣旨等について発言がございました。
 既に申し上げましたとおり、児童虐待の予防と対応は、この青少年健全育成強調月間におきましても重点事項として取り上げておりまして、こうした関連する動きも踏まえながら国民運動を進めてまいりたいと考えております。詳細につきましては、共生社会政策担当統括官付の青少年啓発担当にお問い合わせいただきたいと思います。
 また、閣議後の閣僚懇におきまして、私から、去る27日にさいたま市において開催いたしました「上川大臣と語る希望と安心の国づくり」の結果について御報告をいたしました。
 閣議及び閣僚懇については以上でございますが、最後に1件報告事項がございます。
 本日17時30分より、官邸におきまして福田内閣として初めての男女共同参画会議が開催されます。
 会議におきましては、政策・方針決定課程の女性の参画の拡大に係る取組やワーク・ライフ・バランスの推進についての報告を受け、意見交換を行う予定でございます。
 男女共同参画は、福田内閣の基本理念の一つであります。関係府省が一丸となって、より一層の取組を進めるよい契機になると思っております。詳細は男女共同参画局にお問い合わせください。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)週末のその結果というのはどのように話されたんですか、27日の。
(答)今申し上げたように、さいたま市におきまして第1回目の「大臣と語る希望と安心の国づくり」ということで、109名の参加があって、16名の大変活発な御意見と、そして対話をさせていただきましたということで報告をいたしました。
(問)大臣はこういう感想を持ったというような報告とか、今後、どうしたらいいんだと、そういう話は。
(答)それに対して、総理からコメントがございまして、大変活発な議論をしたということで伺っていると。人数的には109名ということなので多くはないけれども、そうした人数の中にもかかわらず、大変活発に議論ができたということについては1回目としては大変よかったのではないかというコメントがございました。これからも、テーマは変わるけれども、そうしたいろいろな取組を福田内閣としても展開していくということで、関係の閣僚の皆さんにもぜひ御協力いただきたいというような御指示がございました。
(問)上川大臣に聞くのはあれかもしれないんですが、今日、この後、総理が小沢代表との党首会談に臨まれるわけですけれども、何かその思いみたいなものは総理は何かおっしゃっていましたでしょうか。
(答)その種の発言はございませんでした。私に関してのこのやりとりの中で、その種の発言はございませんでした。
(問)全体については。
(答)全体のことについては、私の関係のみということでございますので、申しわけございませんが。
(問)率直に、党首会談になって、何か感想としては。
(答)私自身の感想ですか。
(問)ええ。
(答)福田政権の基本的な姿勢は、国民の目線に立って、国民と接近するところできちんと議論をしていくということだと思います。その一環として、27日の会合についても、丁寧にやっていくということで私自身も頑張らせていただきました。そして、こうしたいろいろなチャネルというか、いろいろな場で率直に議論していくということ、これは立法府としても、議会の中で政府がしっかりと説明していくことは大事なことなので、いろいろな場という中の一つとして、当然党首討論も入るかと思いますが、御説明をしていただきたいと思っています。

(以上)