泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年6月10日

(平成20年6月10日(火) 9:51~10:01  於:警察庁18階第4会議室)

1.発言要旨

 本日は、「『防災に関してとった措置の概況』及び『平成20年度の防災に関する計画』」を閣議で決定をいただきました。これは従来から申し上げておりますように、防災意識を実際の防災行動に結びつけるためのこれからの自助の取組をより一層高める必要があること。また、地域の防災力を強化するという意味では、共助の考え方を皆さんに理解をしていただくことが必要であること。そして、適時適切に情報を提供していくということを述べたものでございます。行政による「公助」とともに、「自助」、「共助」という、こうした役割が極めて重要であることを述べさせていただいておりますし、NPOと民間の方々、自治体を始め、多くの国民に共に取り組んでいただくことをお願いしたところでございます。
 それから、渡辺金融政策担当大臣から「破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告」について、それから、経済産業大臣からフランス出張、G8中・印・韓エネルギー大臣会合についてのお話がございました。それから、経済産業大臣、厚生労働大臣、そして文部科学大臣から、「平成19年度ものづくり基盤技術の振興施策」について、お話がありました。国土交通大臣からは「平成19年度首都圏整備に関する年次報告」について、大田経済財政政策担当大臣からOECD閣僚理事会の出席報告、そして農林水産大臣から欧州訪問についての御報告がございました。
 閣僚懇に入りまして、上川少子化対策担当、男女共同参画担当大臣から仕事と生活の調和推進のための国民運動を展開したいというお話がございました。それから、国土交通大臣から、魚釣島周辺における漁船の事柄について、お話があったところでございます。
 G8司法・内務大臣会議が明日11日から13日までの間、都内目黒区において、G8財務大臣会議が13日から14日までの間、大阪市において、G8科学技術大臣会議が15日に沖縄県名護市で、それぞれ開催されます。会議の安全を確保いたしますので、多くの国民の方々に開催のお知らせをいただければと思います。
 残るのはあと京都での外務大臣会議だけになりまして、これが終わりますと、いよいよ来月のサミットということにつながっていくわけでございます。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問) 日曜日に秋葉原で発生した無差別殺人事件ではナイフが使用されましたが、ナイフの規制についてどのようにお考えですか。
(答) 銃刀法では、刃体の長さが6センチを超える刃物については、正当な理由なく携帯してはならないこととされており、前回の改正で、罰則が2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に引き上げられました。今後どのように対応するかは、今回の事件の実態解明を行った上で、他の事件も参考にしながら検討する必要があると思います。一般の家庭で利用される包丁等の取扱いもありますので、慎重に考えなければならないと思います。
(問) この事件について、総理から具体的な指示はありましたか。
(答) ネット上の犯行予告等を通報していただくよう警察庁から業界団体に要請したほか、繁華街等のパトロールや取締りを強化する局長通達を発出しましたので、それらについて私から総理に説明しました。総理からは「事件の社会的な背景についてどう考えるのか、よく研究してほしい」という旨の要望があり、これから取り組んでまいりたいと思っています。
(問) 若い人が、誰でもよかったというように無差別に殺人事件を起こすケースが目立つような気がしますが、大臣の考えを聞かせて下さい。
(答)犯罪を起こす者が最近そういう言葉を口にするケースが多いようですが、その生い立ちや家庭環境などは少しずつ違うのではないかと思っています。これは警察だけで取り組むべき問題ではなく、社会全体の問題点を分析し、対処していく必要があると思っています。白鳥を撲殺した事件、花を傘で打ち払った事件、また今回のような事件を見ますと、社会にかなり傷んだ点があるのではないかとも思います。以前、国家公安委員会においてもこのようなことを少し研究してみてはどうか、あるいは過去の研究成果があれば報告してほしいという議論がありましたので、そのようなことも総理に報告しております。

(以上)

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