泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年6月3日

(平成20年6月3日(火) 9:30~9:40  於:警察庁18階第4会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日の閣議は、全員クールビズで開催をさせていただきました。
 御報告申し上げますと、総務大臣、これは地方分権の担当大臣としてですが、「地方分権改革推進委員会第一次勧告を国会に報告すること」について。環境大臣からは「平成20年版環境・循環型社会白書」、さらに、生物多様性国際会議の出席報告について。それから、総務大臣、厚生労働大臣から、「労働力調査報告」、有効求人倍率についての御報告がございました。
 それから、文部科学大臣と岸田科学技術政策担当大臣から、ディスカバリーの打ち上げ成功の御報告がございました。外務大臣からは、中華人民共和国における地震災害に対する追加的支援について、さらに、第4回アフリカ開発会議の開催報告でございます。
 そして、防衛大臣から、アジア安全保障会議の御報告がございました。
 懇談会に入りまして、官房長官から、国民保護に係る国と地方公共団体の共同訓練を行うというお話がございました。
 今日の閣議は以上でございます。

2.質疑応答

(問) 本日、参議院法務委員会で、民主党提出の「捜査の全面可視化」法案が採決される予定ですが、どのようにお考えですか。
(答) 取調べの録音・録画については、警察庁において多面的に検討し、警視庁等いくつかの警察本部で試行されることになっています。民主党の法案は、取調べの全過程の録音・録画を求めるものと承知していますが、警察の捜査は、真実の究明に重きを置くべきものであり、第一線の担当者が本来の力を発揮できない状況に陥ることは避けなければなりません。したがってこの法案を受け入れることはできないと考えています。いずれにしても、警視庁等における試行を通して、問題点等を分析したいと考えています。
(問) 改正道路交通法が施行されましたが、後部座席のシートベルトの着用状況等については、どのようにみられていますか。
(答) 混乱が生じるのではないかという意見もありましたが、多くの国民の方々に後部座席のシートベルトの必要性を認識していただけたものと思います。また、タクシー会社等においても積極的に協力していただいていると認識しております。高速道路のみならず、一般道路においても、一層周知を図ってまいります。
 なお、高齢運転者標識についても、高齢者の方々にその必要性を認めていただいているものと思います。また、自転車については、小さいお子さんや高齢者の方は歩道で乗ることができますが、安全運転に心掛けていただきたいと思います。さらに、聴覚障害者の方には、安全な運転ができるようにミラー等を付けていただくことになりますので、御理解をいただきたいと思います。
 警察としては、今後とも丁寧に周知徹底を図ってまいります。

(以上)