泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年5月27日

(平成20年5月27日(火) 8:47~8:54  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日の閣議では、まず岸田国民生活担当大臣から「『平成19年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況』及び『平成20年度交通安全施策に関する計画』」についてお話がございました。その後、経済産業大臣から「平成19年度エネルギーに関する年次報告」について、さらに上川少子化対策担当大臣から食育月間について、続いて環境大臣からG8環境大臣会合の御報告がございました。それから、「経済上の連携に関する日本国とインドネシア共和国との間の協定の効力発生のための外交上の公文の交換」について決定がなされました。
 その後、懇談会に入りまして、官房長官からクールビズについてお話がございました。環境大臣からもクールビズの要請がございました。それから、経済産業大臣からは夏の省エネ対策ということでのお話、さらに岸田沖縄及び北方対策担当大臣から、かりゆしウエアの着用についてお話がございました。
 今月28日から30日までの間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜において「第4回アフリカ開発会議」が開催されます。多くの国から首脳が来日しますので、安全の確保を図ってまいります。国民の皆様にも是非御協力をいただきたいと思います。
 御報告は以上でございます。

2.質疑応答

(問)高齢運転者標識、いわゆる「もみじマーク」の表示を義務付ける制度が来月からスタートしますが、先日、警察庁は、当面取締りを見合わせるという方針を示しました。この方針について、大臣の考えを聞かせて下さい。
(答) 高齢運転者標識の表示については、国民の認識が必ずしも高くないという実態があるため、6月1日から直ちに取締りを始めるかどうかについてもう一度考えてみたいということを、衆議院の内閣委員会で答弁いたしました。その後、警察庁において検討を行った結果、まず1年間を目安として広報啓発活動を行い、1年後に改めて表示の状況を勘案した上で運用を検討することとして、全国警察にその旨を通知したところです。表示を義務付ける趣旨は、高齢運転者に対して、加齢に伴う身体的機能の低下を意識しながら安全運転を心掛けていただくとともに、周囲の運転者に対して、幅寄せや割り込みを禁止することにより、高齢運転者の交通事故防止を目的とするものです。この趣旨を十分に周知するためには一定の時間が必要であることから、今回の対応を取ることとなったものです。

(以上)