泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年5月20日
(平成20年5月20日(火) 9:26~9:32 於:警察庁18階第4会議室)
1.発言要旨
おはようございます。
閣議では、岸田国民生活担当大臣から「『平成19年度高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況』及び『平成20年高齢社会対策』」について報告されまして、決定をされました。それから、農林水産大臣から「『平成19年度水産の動向』及び『平成20年度水産施策』」についてお話がございました。
閣僚懇に入りまして、増田大臣と語る会ということで、高知県で行われた集会の模様が報告をされました。閣僚懇の中で、この高齢社会白書については、総理からお話がございました。
御報告は以上でございます。
2.質疑応答
- (問) 中国での国際緊急援助隊の活動について、何か所感はありますか。
- (答) 日本の国際緊急援助隊が、病院で2名、学校及び周辺家屋で14名の遺体を収容したことは、大きな成果であったと思います。ただ、日本の派遣隊は都市型災害での救助を専門としており、その能力を十二分に発揮できたのかという点で心残りはあります。しかし、隊員が高い使命感を持ち、懸命に努力をした結果が、中国国民の評価を受けているとの報道もあり、日中関係に一つの成果をもたらしたものと思っております。
- (問) 中国側からの要請が遅れた結果、生存者の救助に至らなかったという意見もありますが、どのように感じていますか。
- (答) 中国側からの要請が少し遅かったのではないかという思いは、前回の会見でも申し上げました。地震発生後72時間という救出の目安がある中で、一刻でも早く派遣できていれば、あるいは違った成果が出ていたかもしれません。しかし、被害が広範囲、かつ、大規模であったことを考えると、中国側としても、短時間で対処方針を決定することは難しかったのではないかと思っております。
(以上)