泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年3月21日

(平成20年3月21日(金) 8:48~8:54  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 本日の閣議では、衆議院の鉢呂吉雄議員提出の質問主意書に対する答弁書について、決定をいたしました。本件は、写真週刊誌に掲載された写真に関する事実関係及び警察における旅費の解釈・運用等について、答弁するものであります。
 また、もう1件、衆議院の鈴木宗男議員提出の質問主意書に対する答弁書について、決定をいたしました。本件は、いわゆる志布志事件の捜査に関して鹿児島県警察において授与した表彰に関する政府の見解等について、鹿児島県警察における対応に関し、事実関係等を答弁するものであります。
 そのほか、増田道州制担当大臣から「道州制特別区域基本方針の一部変更」について御発言がございました。このことについて総理から御発言がございました。
 その後、「平成19年版原子力白書」につきまして、岸田科学技術政策担当大臣、文部科学大臣、経済産業大臣から御発言がございました。増田地方分権改革担当大臣及び総理から地方分権改革の推進について御発言がございました。

2.質疑応答

(問)日銀総裁の任期なのですが、この現状について、御所感がございましたらお願いできますか。
(答)私の所管ではないので、余り踏み込んだお話をするのはどうかと思いますが、まず空席であるということは、アメリカを中心に発生しているサブプライムローンが世界に大きな影響を与えている中で、日本経済にとっては大変ゆゆしき問題であると思います。これは株価の下落あるいは円高というのは、日銀総裁の空席を予想されて生じている現象なのか、それ以外の今申し上げました諸外国の要因によって起きているかということについては、私自身にはわかりませんが、大変日本の経済にとって、また世界の経済にとっても日本銀行総裁の空席というのは、大きな影響があると思います。政治の場でのやりとりについては、皆様方御承知のとおりでありまして、二度にわたって総理が提示されました候補者に、また両院運営委員会での意見をお聞きになる前から、あるいは直後と申し上げたほうが正確かもしれませんが、反対という野党の皆様方のお考えについては、大変疑問を持たざるを得ない、このように思っております。

(以上)